がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

年金は2020年代に破綻、国庫負担率引き上げなければ

2009年02月22日 | Weblog
2009年02月22日 20時13分記載

URL http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090219-OYT1T00148.htm



「厚生労働省は、基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げが実現しなければ、2020年代に年金積立金が枯渇して基礎年金が給付できなくなるとする試算をまとめた。

 試算には現在の世界的な金融危機の影響を織り込んだため、年金財政の破綻(はたん)が20年程度、早まった。こうした内容を盛り込んだ公的年金の財政検証を月内にも公表するとともに、今国会に提出している国庫負担割合を引き上げる国民年金法改正案の早期成立を目指す方針だ。

 試算ではまた、3分の1から2分の1への引き上げが実現すれば、夫が平均収入の会社員、妻が専業主婦というモデル世帯の給付水準(所得代替率)が将来にわたり、現役世代の平均収入の50%台を維持できるとした。04年の年金改革の際、政府・与党は「50%」以上の水準確保を約束している。ただ、2055年の合計特殊出生率は1・26、年金積立金の運用利回りは名目で4・1%を試算の前提としており、楽観的という指摘もある。

 厚生年金と国民年金は04年の年金改革で、5年に1度、財政検証を行うことになっている。09年の財政検証では、15年度以降のおおむね100年間の財政状況の見通しを示す。

(2009年2月19日05時07分 読売新聞)」


まあたくだらない記事書いてる。煽り記事担当部署とかあんのかね、政府にも読売にも。

こういうくだらねえ試算にも税金が使われてると思うと、納税意識がぐんと減退するね。こういうくだらねえ情報を、検証することなく右から左へ流す会社を独禁法の適用除外にして救済してやる必要があんのかね。


よく、こういうくだらねえ真似に自分の貴重な人生の一部を使えるよな。時間が勿体無いとか思わないのかな。お金が入るからいいか。お金のためなら、プライドも公正な報道もドブに捨てちゃえばいいよね。

まあ、わかってやってんだと思うけど、年金「だけ」が破綻するなんてことは起こりえないよ。実現可能性は0%だよ。変な煽り方やめてもらえる。ナチスドイツのゲッペルスかと思うよ。


仮にね、厚生労働省が言うように、基礎年金の国庫負担割合の2分の1への引き上げが実現しなくて、2020年代に年金積立金が枯渇したとするよ(そんなことにはならないんだけど、実際は)。そしたらどうなる・どうすると思う?年金受給者数千万人を見殺しにして年金給付を停止すると思う?実際にそんなことが出来ると思う?

その時に日本が民主主義国家であればそんなことは出来ないよね。そんなことしたら、選挙でみんな落選しちゃうから。じゃあどうするか。社会保険料徴収・課税を強化するだけ。強化した社会保険料徴収・課税で得られた社会保険料・税収で年金給付を賄うのよ。ただ、それだけのこと。破綻なんて有り得ない。(国家財政が破綻するってことは有り得る話だけど、その時は膨大な国の債務もチャラだから。年金「だけ」が破綻するなんてことは有り得ない。)


読売も、いくら消費税増税したいからって、年金の破綻なんておどし文句は使わない方がいいよ。お里が知れちゃうよ。



年金積立金は年金給付のために積み立てているものだから、年金給付がピークとなる時期に使い切ってなくなってしまうことは憂うことでもなんでもない。制度の目的に沿った適切な使い方。そのことを理解したうえで、年金積立金がなくなった後は、社会保険料で賄うのか、税金で賄うのか、両者ミックスで賄うとしたらその割合は何:何なのか。税金は何税で賄うのか。そういう議論を煽りなしでするべきで、年金を質に取った、煽り記事で消費税率引き上げを画策するのは卑怯千万。


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