がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

頂いたコメントについて19

2007年10月23日 | Weblog
2007年10月23日記載

頂いたコメントについて言及する。頂いたコメントは以下の通り。

「全く同感です。
最近は食品だって安全とは思えなくなってるし、厚生省も民間だったらこれくらいじゃすまないでしょうね。
厚生省がこんなだから、医療も食品も問題が多くなってきてるのかも。
きっちりとした対応をお願いしたいものです。」



全くもってその通りだと思う。

雪印やミートホープ社を見れば明らかなように、民間の会社であれば国民の健康を害する行為を行えば潰れてしまう。「白い恋人」を販売している会社や「赤福」を販売している会社のように、経営に大きな打撃が与えられる。しかし、行政府にはこのような「罰」が与えられないのが一番の問題である。だから平気で人の命を蔑ろにできる。

ここで更に罪深いのは、小役人どもはこれをわかってやっているということである。

過日述べた通り、行政府の不作為を犯罪と立証して刑事責任を問うことは極めて困難なことである。それでは、ということで損害賠償請求を行うと、小役人どもは公務員なので被告は「国」となり個別の小役人どもは損害賠償責任を負わない。ここが民間の会社との大きな、そして一番の違いである。

民間の会社に対しては、不買運動を起こして経営に打撃を加えることが可能である。民事で損害賠償請求を行うことも可能である。株主が代表訴訟で経営陣の責任追及をすることも可能である。これらが不正行為・違法行為の抑止力になってもいる。しかし、これらの抑止力を小役人どもに働かせることは不可能である。それをわかって小役人どもはやりたい放題である。



以下に薬害肝炎訴訟原告団の声を一部紹介する。

・「『新しい資料が発見されました』と笑いながら言いました。『ファイルが雑然と積まれていた』とも。人の命がかかっている資料なのに、よく平気でそんな言葉を発せられますね」

・「自分のお産が悪いから院内感染にあったんだと、ずっと自分を責め続けてきた」

・「418人よりもっと多くの方たちが(感染原因を知らされずに)苦しんでいるのではないか。知らない人たちが次々亡くなっている。もっと真剣に調査してください」


これらの声を聞いて小役人どもは薄ら笑いを浮かべてこう言っているだろう。

「馬鹿な大衆が感情垂れ流しで見苦しいったらないね」と。


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