がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

イフォマイドの投与法について

2007年08月18日 | Weblog
2007年04月05日記載

恐らく日本の殆どの病院がそうであると思うが、イフォマイドを骨肉腫の治療に使う際の投与法は以下の通りである。

まず、前流しの点滴(生理食塩水)を24時間流す。その後または同時に制吐剤を投与し、続いてイフォマイドを連続投与する。術後に投与する場合は減量して5日間とされる場合があるが、術前に使われる場合や、術後であっても術前の抗がん剤治療があまり奏功しなかった場合には、7日間、時間にして168時間投与されることになる。時間もさることながら、量もまた尋常ではない。私の体重・体表面積を前提にすると、7日間で28g(=28000mg)が投与されることになる。超大量イフォマイドと言われる所以である。その後で後流しの点滴(生理食塩水)を24時間流すので、点滴に繋がれている期間は9日間、時間にして実に216時間である。

私がイフォマイドを忌避していたのは、副作用もさることながら、この時間の長さにうんざりしていたからである。216時間3リットルの点滴袋に繋がれて、かつ、副作用に悩まされ続けるということを考えただけでうんざりしていた。投与前から気持ちで負けていた。下手に知識が身に付いているので、事態を予見してうんざりしてしまうのである。この辺が私のウイークポイントである。

ここで1つ医師に提案があるのだが、私が調べた範囲ではイフォマイドを間欠的に投与する方法もあるようである。効果も連続投与と遜色ないようである。であれば、間欠的に投与する方法も選択肢の1つとして頂けないであろうか。連続投与に耐えられる強い精神の持ち主は連続投与でもいいだろうが、私のようなへこたれてしまう患者もいるので、是非検討してもらいたい。

ちなみに、イフォマイドの副作用はアドリアマイシンより強め、シスプラチンよりはやや楽といったところであろうか。個人的には吐き気が一番辛かった。白血球もガクンと下がり、髪も抜けた。


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