新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

10月1日 その2 本日も不愉快な高湿度に苛まれた

2016-10-01 16:48:54 | コラム
全く以て不愉快な天候と不安だらけのこの界隈:

朝4時頃は道路が濡れていたように見えたので「またか。月が変わってもこれか」と思った瞬間に気力も意欲も失せた。結局のところ日中は外出を妨げられるような降りはなかったとは言え、高湿度を毛嫌いする当方にとっては何らの意欲が湧かない一日となってしまった。もう好い加減にして貰いたいと思うのだが、台風18号が発生したと報じられている。ウンザリである。

そこで仕方がなくテレビの前に座って、午後にはNHKで日本女子オープンのゴルフをボンヤリと観戦するだけだった。本日が3日目で運良く韓国勢ではなくアマチュアの長野という15歳の少女とはとても思えない堂々としたゴルフをする高校生が、史上初のアマチュアが首位で最終日に入ることになって終わったのは大変結構だった。何が結構だったのかと言って、勿論韓国勢に蹂躙されていなかったことを指すのだが、何分にも僅差で実力者の申智愛と李知姫が迫ってきているから安心は禁物だ。

兎に角、高湿度というか、こういう不順な天候に弱いと思い込んでいるので、先月は全く意気上がらなかった。それでも、昨日は廃業されてしまった吉田クリニックで頂戴したプラセンタエキスの注射をして頂ける医院のリストにあった、大久保通り沿いの新宿ヒロクリニックに思いきって行ってみて首尾良く注射を受けることが出来た。このクリニックは今年になってからだったかと思うが、廃業した韓国産の物品を売っていた名店街のような3階建てのビルを改装して開業されたものだった。

入って見て綺麗な内装になっていたのも心地良い驚きだったが、それ以上に脅威だったのは、お馴染みの国立国際医療研究センター病院以上にアジア系とイスラム教圏の者たちと覚しき患者が殺到していた事だった。しかも、ほとんどの新規の外国人患者が健康保険証乃至は生命保険証の如きものを提出していたのも「まさか」と思わせてくれた。この界隈ほどにアジア系とイスラム教系の者たちが増えれば、かかる需要(?)が発生するだろう事は想像は出来たが、目の前で見せつけられると、ある意味で何か脅威のようなものを感じたのだった。

今年前半に家内がお世話になった東京山手メデイカルセンターでも、あらゆる科にアジアとイスラム教圏の患者が来ているのを見ていた。私が思うことと恐れることは、こういう外国人の保険外の医療費や薬品代は何処の誰の負担になっているのかということだ。 一寸観察した限りでは、彼らは皆結構な金額を現金払いしているようだ。しかも、日本語が通じている。どう考えても彼らの母国よりも物価が高く生活費も嵩んでいるだろう我が国に住んで、事も無げにスマートフォンなどで声高にしゃべりまくっている連中は、一体どうやって生活費を稼ぐのかと、彼らをこの界隈で見かける度に不思議に思っている。

いや、真っ正面から言えば「我が国は良い食い物にされていやしないか」と疑っているのだ。安倍総理は外国人労働者の導入を言われ始めて久しいが、彼らは我が国に来てみれば「こんなに素晴らしい国はない。安全も何もタダだし」と喜び勇んで居着いているとしか思えないのだ。豊洲問題もオリンピックの経費の膨張問題の追及も結構だが、政治家さんもマスコミも、都庁の職員も一度お膝元の新宿区の負の国際化を観察するべきだ。余りにも我が国は外国人に甘過ぎないか。


9月30日のBSフジのPrime News

2016-10-01 08:14:08 | コラム
五輪費用「3兆円超」誰が負担?どう削減?:

昨夜のPrime Newsはこういう題だったと思う。その辺りを慶大教授にして小池都知事の参謀役である上山信一氏と順天堂大の鈴木知幸氏が、手厳しく都庁とオリンピック組織委員会とその会長の実態を批判してくれるのを興味深く且つ面白く聞いていた。ゲストにはもう一人片山さつき参議院議員がいてその某会長を「何と言っても元総理ですから」と言葉少なに穏やかに斬っていたのも印象的だった。

この番組をご覧になった方もおられると思うので詳細は避けるが、お二方の言うことを聞いていると「マスコミが如何に事の実態を正しく伝えていないか」という例によって例の如きインチキ振りが非常に良く解ったのも収穫だった。例えば、森会長は「3会場の変更はIOCの決定事項で今更変更は難しい」などと如何にも権威者の如く偉そうに言っていたが、鈴木氏は「全くそんなことはなく、事はIOCではなく各競技団体、即ちIFの管轄でありその承認があれば可能である」と指摘したし、上山氏も「ロンドンでは2年前にへ口になった例もある」と続けられた。

上山氏は更に「東京オリンピックは復興を売り物にして勝ち取ったものだったのが何時の間にか等閑になってしまっている。その点から見れば、ボート会場だったか(?)を東北に移すのは何の矛盾もない」と言われた。同氏は「組織委員会は”アスリート・ファースト”を標榜して選手にとってやりやすい競技場を作ると言うがこれも誤りで、選手たちに聞けば我が国の設備は世界一流であり、今更大型の箱物の新設や観客席を大きくすることなど不要と言っている」と実態を指摘された。マスコミって何をやっているのかな。

私はこの調査結果には大いなる興味を感じたし、組織委員会だか何処だか知らないが、選手の為の施設などと言っているのはおかしな事であると指摘してきた。即ち、選手たちは自分たちが試合をしているのを見る為に試合をしているのではないのだ。考えるべきは観客にとってどれほど見やすい客席を設計するかだと思っている。何度も指摘してきたが「我が国の観客席の勾配はなだらかすぎで観客からすれば、遙か彼方で試合が進んでいるので天体望遠鏡でも持ち込まない限り試合の進行状態が良く見えないという欠陥があるのだ。そういう問題点を組織委員会のお偉方は考えたことがあるのかと言いたい。

オリンピックについては一事が万事こんな具合で、何も実態がお解りでない高齢者が寄って集って税金の無駄遣いになってしまいかねない計画をいじり回していることが良く解った。では、会長様以下が誰と入れ替われば良いかは別の問題だろうが、彼らはもっと真剣にIOCなり、各競技団体のIFなりと真剣且つ密接に連絡し合って、冗費を省き国民と都民が納得できる範囲内に予算を纏める努力をすべきだと敢えて指摘したい。それが出来なければ、潔く退陣すべきではないのか。

上山教授は東京都庁の体たらくも普通に指摘された。私はあの有様では地方の市役所や町役場と何ら変わるところがない能力の低さと、如何にして組織を管理し運営するかが解っていない者たちの集団であると解った。小池都知事がこの状態を如何にして改革するかは容易ではないとも痛感した。私はここでも「懸命に努力して利益を挙げて、その中から自分たちへの言わば分け前である給料を貰うこと」を知らぬ者たちだから、営業面での冗費を省く事の大切さがまるで解っていないのだと思って、上山教授の批判を聞いていた。

私が不思議に思うことは、何故この教授にしても「ガバナンス」だの何のとカタカナ語を乱発される点だ。それも皆非常に難しい日常的な話の中には滅多に出てこない専門語が多すぎる。もっと誰にでも解りやすいように日本語で言って貰いたい。だが、もしかすると「統治」だの「制御」だのという漢字の熟語を使えば、理解出来ない輩が多いと危惧されている配慮かななどと、つい考えてしまった。そういう難点があっても、とても良い企画だった。