新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

我が国の政治屋とマスコミの愚かさ

2015-09-18 07:25:49 | コラム
安保法案成立阻止に努める野党とマスコミ:

昨17日は悪天候に阻まれて在宅せざるを得ず、つい徒然なるままにテレビの参議院の審議の状況を見るともなく見ていた。「私的に言えば」という産経が採り上げた流行り言葉で言えば、野党の「これが世界に流されれば国辱以下のものだ」の抵抗振りを見ていた。あの苔むした物理的審議阻止の有様を見て「おらが村の先生は、おらたちの為に身体を張ってやってくれている。素晴らしいことだ」と本気で思う選挙民がどれほどいるだろうかと考えていた。

これも産経の指摘だが、TBSの私が札をつける岸井は兎も角、各テレビ局の記者や解説者は挙って野党の奮闘振りを肯定し、自分たちが法案の内容を十分に報じていないことを綺麗サッパリ忘れて、何処に行っても「国民の理解が不十分なのに採決を強行する」という趣旨の発言を繰り返すのには、呆れる前に彼らこそがファッション的「反安倍内閣」のリーダーだったと再認識出来た。

私が最も不愉快だと思ったのが、公正中立だと聞いていたNHKで愚にもつかない山本太郎の鴻池委員長の問責?決議案の支持の演説を延々と流し続けるみっともなさ。更にテレ朝だったか今朝になって、1万5千人というデモの中に石田純一なる役者崩れが現れて安保法制案反対のアジ演説をする場面を見せてくれた。こいつは”womanizer”の悪名を返上すべ、くリベラル派に身を投じた愚かさだった。

マスコミ報道は「野党は法案成立を少しでも遅らせようと抵抗した」とあるが、私は彼らが自らの抵抗が国費の無駄遣いであり、自らを卑しめ貶める行動であると自覚していると信じたいのだ。更に彼らはあの醜態などという表現では到底間に合わない出鱈目振利が海外のメディアがそれぞれの国に報じるだろうことも承知していると思う。それをも厭わないあの抵抗は何の為だったかを、彼らが反省するとは思えないので、暗澹たる気分になる。

私はマスコミ報道と野党の無意味な逆宣伝に踊らされた普通の人たちだったはずの国会前に集まった方々があれだけいたのを見て、我が国の民度をつくづく考えさせられた。恐らくあの連中は来たるべき参院選挙や、もしも解散があった場合に反自民に転じるだろうが、それでも民主党の政権復帰の応援にはならないと思っている。兎に角野党に巣くう政治屋の愚劣さにはウンザリだった。