新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

優勝を逃した横浜Fマリノス

2013-12-08 10:25:53 | コラム
不運の名手・中村俊輔:

昨7日は中村俊輔という人は「何処まで行っても、あれほど腕(足?)があっても、運に恵まれない人だなー」と痛感させられた敗戦を見ていた。記憶に誤りがなければマリノスがJリーグで優勝した時には中村は外国に行ってはずだし、あれだけの独特の技術があっても故障があってW杯では何の役にも立たない選手だったのだ。

その中村が30歳(35歳だったか)を超えた今年にはあれだけの技術を見せてマリノスの首位確保に貢献し、一部には「日本代表に戻しても良いのでは」という意見まであった。だが、残念ながらサッカーという球技では彼一人だけの力では何ともならない面があり、肝心の最後の最後で二連敗して優勝を逃してしまった。優勝を意識して固くなったという擁護の仕方もあるだろうが、それ即ち力不足の証拠である。

元々それほどJリーグのゲームを熱心にテレビ観戦する方ではないが、昨日は読売カントリーでやっていたゴルフと半々に見ていた。何故半々かと言えば「あのサッカーでは川崎に勝てる確率が低い」と閃いたからである。そのように読んだ理由は「所詮は我が国のサッカーで、A代表と同様に「キープして抜いて出てやろうではなく、後ろと横へのパスが多く守りが堅い川崎を崩す力がない」と見たと言うこと。

それにアナウンサーが興奮したかのようで「全日本に選ばれた斉藤学」を強調したが、彼には優勝を賭けたゲームで決定するだけの力量がなくチャンスを逃すだけだった。本当にそこまでの力があれば、ザケローニ監督が補欠扱いせずに本気で使ったのではないのか。アナウンサーは視聴者を惑わすような無駄はことを言わないものだ。

これは後期高齢者の呟きだが、日頃批判している「我々が育った頃との基本技の違い」を。、この試合でも「左側から来たパスは左足でシュートする」即ち、「右からだったら右足」が完全に過去のものと化してのミス・キックが圧倒的に多く、依然としてトラッピングとストッピングの不正確さが目立っていた。これが時代の変化か教え方の違い(悪さ?)かどうかは、私には判断出来ない。しかし、川崎の決勝点となったレナトのシュートは左から来たパスを見事に左足で蹴っていて。

横浜には可哀想だが、あそこまでのサッカーだったということだ。しかし、中村俊輔君には気の毒な結果で同情したくなった。同時に追い込まれてから二連覇を成し遂げた広島を褒めて良いと思う。

我が国には暗黒時代が来るのか?

2013-12-08 09:46:40 | コラム
特定秘密保護法案の成立は安倍政権の暴挙だそうで:

ここ一週間ほどは右傾化した安倍内閣が我が国を戦前の特高警察が取り締まったような暗黒時代に引き戻す「特定秘密保護法案」を強行採決の暴挙で国会を通過させようとし、政権政党の幹事長石破茂は法案に反対するデモを「テロに等しい」などとほざいている度しがたい政治家であると、マスコミが比較的穏やかな姿勢の一紙を除いて繰り返し繰り返し論じている。

我々も暗黒時代を如何に生き抜くかの備えが必要であるから、十分に言論に注意せねばならないかと思わせてくれる。イヤハヤ大変な政権を選び、途方もない時代が到来しかと思っている国民の方が多いかも知れない。

テレビの報道を見ている限り、時代を憂う心ある政治家の民主党参議院議員・福山哲郎氏などは民主党が政権に在りし頃には一度も強行採決という手段に訴えなかったかのように「国政に歴史になかった暴挙」だと喚き且つ騒ぎ立て安倍政権を批判する場面を見せてくれる。有り難いことだ。

私は「安保反対」で「岸を倒せ」のデモを何度か都内で見ていた世代だが、当時でもデモに参加した国を憂う人たちというか学生たちの中に「安保条約を読んだ者が極めて少ない」と聞かされていたのを思い出した。特定秘密保持法案に反対するデモ隊は法案の内容を熟知しているのだろうか。

私はこの法案も国家にとって重要だろうとは思うが、現実の問題としてアベノミクスにしたところで円安と株高を持たしただけの段階で景気を完全に立て直すのはこれから先の課題だし、TPPを年内に纏めると力説されてもこれが景気回復に即効的な影響を与えてくれるとは到底考えられない。

中国の天上天下唯我独尊的な「防空識別圏」問題への対処と対応も、アメリカのバイデン副大統領が習近平に面会し説得したただけでは中国が撤回することはないだろうし、これからの重要課題であることは何ら変わっていない。

我が国が内外に抱えている課題は多く、それらへの対応は古き悪しき表現だが「一億総決起して打って一丸なり戦っていくべき」案件であろう。とても安倍内閣を無闇に批判していて良い場合ではない。朝日を始めとするマスコミは自虐的報道姿勢の成果にさぞかし満足しているかと思うと、彼等もたらすだろう暗闇とミスリードされる国民の方が増えるだろうことの方が余程心配である。