新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

東京都民の民度が気懸かりな都知事選挙

2013-12-20 13:15:26 | コラム
願い下げにしたい候補者が出てきそうで怖い:

テレビでは「早くも候補者が取り沙汰されている」などと言っているが、決して早くはあるまい。しかし、あの「取り沙汰されている」と報じられている一連の候補者は誰が選んでいるのだろう。まさか、出たい者が「取り沙汰願いたい」と運動をしているのではあるまいな。

私が最も見当違いだと思う「取り沙汰候補者」の1人に橋本聖子参議院議員がいる。マスコミの触れ込みは「元冬季オリンピックのメダリストだから」だが、政治評論家・伊藤敦夫氏の言葉を借りるまでもなく「都知事の仕事はオリンピックだけではない」のである。橋本議員のその気がないのだったら、とんだ迷惑ではないのかな。

見当違いではなく「出て欲しくないな候補者候補」のリスト上位に入るのが、先手を打って衆議院議員を辞職していたかの感すらあるH原氏だろう。彼には既に160数万票を得ている東京の民度を象徴しているかの如き実績がある。彼と並んで私のリストの上位に来るのが民主党の誇る「2位じゃ駄目なんですか」のレンホー参議院議員である。彼女の場合は1人でも議員を減らしたくない民主党が出してくるか否かの疑問が残るが。

猪瀬氏は自らをアマチュアと謙遜したか、それともプロ?の政治家を皮肉ったのか不明だが、彼も含めて近年の都知事にはその「プロ」の政治家が当選していない。その顔ぶれを見ても如何にもアマチュアの人気投票の如くに推移してきた。それは都民には無党派層が多いからだとの説があるが、数少ない東京生まれの都民である私に言わせて貰えば「東京に故郷としての愛着を持つ有権者が少ないからだ」となる。

また、論より証拠で上記の候補者候補に東京出身者がいない。更に考えていないと否定した舛添要一しても九州出身である。アジアの諸国からも「日本、それも東京に行けば何とかなる」と思って流入してくる連中が相変わらず増加傾向にあるのだから、東京都民の民度がフレるのも無理からぬ事であり、小説家、作家、タレントの知名度に依存しようとする傾向が出てくるのも仕方がないかと、私は諦めている。

では、「プロの政治家」諸君にどれほど期待して良いかとなると、これまた疑問が残る。先ほどまで見ていたテレ朝では候補者の顔写真の最も外れに某議員の長男が載っていた。案外この辺りに落ち着くのかも知れないのかなと、秘かに感じていた。