湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

キャラメル観劇

2008-06-23 | お芝居のこと
日曜日にシアターアプルへ行ってきました。
今回の観劇にてラストになってしまうアプル、私にとっては
初めて、当日券で芝居を見た懐かしの場所です。
同じくキャラメルボックスの「銀河旋律」2002年かな?
サルマルの日替わりキャストも良かったけど、W柿本のキャストどっちも好きで。
もういっかい見たい、と。
なんかこう、突き動かされたお芝居でした。
初めて並んで、どきどきしながら発売を待って、初の座布団席。
1時間ものならではの冒険でした。
おかげで今ではフツーに当日券に並べます。

さて、今回。
「ハックルベリーにさよならを」と「水平線の歩き方」の二本立て。
「ハック」はビデオでは見ているけれど生でみるのは初めてで。
やっぱり好きだなーとかなり泣きながら見てました。
水と砂は生でみると、やはり生なんですよ。音がすごい。
あと、實川さんがもうホントに、ふてくされた小学生の男の子にしか見えなくて、
ケンジがほんとにいとおしい。そんな気になります。
西川さんの演じていた役を他の人がやると、妙にかっこよくなりすぎて。
西川さんのそう見えないところが、すごくよいんですが。
今回の大内さんはかっこよくてよかったです。

「水平線」は新作ですが、ワタクシ的には最近読んだ本と
すこうし、かぶるところがあって、(複数の本と、ですが)
携帯電話が掛かって来たあたりで置かれている状況が見えるところ、
岡田達也さんの台詞やらが、知ってる感が強く。
ちょい自分的に残念でしたが、お母さんの言葉と、
周りの人の柔らかなまなざしがすばらしく。
そして、役者さんのそれぞれの演技が楽しく。
特に前田さんのアベチカコの「ちっちゃくなーい」がサイコーに素敵でした。
(「ハック」のアベチカコはやりたい放題な暴れっぷりも素敵でした。)
岡田さつきさんの食べっぷりもすばらしく、
珈琲の香りや柿の種の香ばしいのが客席にまでやってきて、
胃に刺激的でした。

今回どちらも「もう一回見たい」と思う作品なのですが、
いかんせん、日が合わず。見送りです。
もう一回見たい、そう思う作品を見られるのは
幸福なことです。楽しい時間でした。