アジアの手仕事~生活と祈り~

アジア手工藝品店を営む店主が諸国で出逢った、愛すべき”ヒト・モノ・コト”を写真を中心に綴らせていただきます

象と獅子の混交モチーフ”シーホー”

2014-05-27 06:20:00 | 技巧・意匠・素材








”象”の頭と”獅子”身体を持つ聖獣「シーホー」は神話に登場し、染織や絵画等に表わされてきたラオス固有の宗教的モチーフとなります。

力の強さを誇る二つの動物が合わさったものですが、その描かれ方はどこかおっとりとして愛らしさが感じられます。即物的な力の象徴でないことは確かなように思われます。



●シーホーが縫取織で表わされた作品(シーホーの背に精霊が乗る)


製作地 ラオス・フアパン県  
製作年代(推定) 20世紀前期
民族名 タイ・デーン族



●シーホーが絣で表わされた作品(シーホーの背に小さなシーホーが背中合わせに乗る)


製作地 ラオス・フアパン県  
製作年代(推定) 20世紀前期
民族名 タイ・モイ族





●本記事内容に関する参考(推奨)文献
 

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