鬱陶しい梅雨空のある日の朝、テレビの画面に老婆の人形がリアルな格好で映っていました。表情が豊かで思わず微笑みたくなってしまいました。
「母の思い出」 「寒さが友達」 「スケボー婆ちゃん」
【〝人形が語る母の姿”がテーマーで、横浜人形の家F3企画展示室にて
6/1~7/13まで行われているとの説明がされました。】
以前にもTVで日常な生活ぶりの人形の紹介を目にした事がありましたが、今回の人形はいずれ己の姿もこの様になって行く事なのでとても興味が湧き、その人形達に会いに行きたくなりました。1人で見に行くのももったいないと思ったので、友達を誘って日程を調節して6月18日に決定しました。
横浜には何度も行った事がありますが〝人形の家”があるとは知りませんでした。昔のお話で童謡にもなった「赤い靴」もこの港の見える丘、山下公園が発祥の地であることも記憶にありました。
♪♬♪
〝赤い靴履いてた女の子、偉人さんに連れられて行っちゃた~!”
とよく歌いました。懐かしく思い出しました。 ♪♬♪
JR京浜東北・根岸線→石川町 で下車。この場所を調べた時、石川町駅より1分と有りましたが何故か1分ではそれらしき建物は出てこず、降り出した雨で折りたたみ傘を開いて横浜のブテックを冷かしながら人形の家を探しました。
蛇足ながら不動産会社の広告には実質時間よりも少なめの時間、徒歩何分とチラシ広告に提示してあることがあった事を思い出しました。
〒231‐0023 横浜市中区山下町18 10分程歩いてやっと探し当てました。
世界の人形達が集まるエントランス
入場料¥400を支払って館内に入りました。知っている人形、知っていない人形と様々なお人形が所狭しと陳列されていました。流石人形の家です。
いよいよ本命 「福田朝子」先生作品の部屋
子育てはかあさん(ちょっと昔は子沢山) 桃栗三年柿八年
母の姿ばかりではない子供もテーマーになった作品もありました。微笑ましいどこにでもある母の姿は偉大だと思いました。誰にでもいる母親その存在は大きくその懐は安心できる場所だと思います。自分の今はいない母親を懐かしくその匂いまで思い起こしました。
福田朝子先生
なんと!なんと!偶然にも当のご本人がいらっしゃいました。 ラッキーでした。私と一つ違いの年齢で急に親近感を覚えて取材中にもかかわらずあつかましくも声をかけてしまいました。
快く「どうぞご一緒に」と言われ、オバタリアンの図々しさ丸出しで友達と共にその席に留まってしまいました。
どういったプロセスで今日に至ったかをお話をされていました。お人形を如何にリアルに表情を出すか❓や展示する時の苦労 etc. とにかくお裁縫が好きである事、制作時間は家庭のリズムをくずさずに行いPM9:00から約4時間を使われるそうです。
好きこそものの上手なれとは良く言ったものだと思いました。 いくらお好きでも根が詰まるお仕事ですがもう400体も制作されたとの事で、只々感心するのみでした。活躍の場も海外にも進出されているとか・・・
関心のしっぱなしで、それに比べて私は…"(-""-)" なんて比べること自体があつかましくありますが趣味を多く持ちながら何をやってもいい加減で中途半端何一つ目が出ていません
深いため息をついて先生とお別れしました。
夢中で観賞をしていたのでお昼もとっくに過ぎ、お腹が減っているのも忘れていて・・・( ^)o(^ )外に出ると急に空腹を覚え、どこでお昼にしようかと思いあぐね標識で何方に行くかを相談しましたが横浜っ子は中華街にはゆかず他の美味しい所のアンテナを張るようですが、我々では心当たりはありません。
仕方なく人形の家の近隣にを見つけ、手っ取り早くそのレストランになだれ込みました。
山下公園
それぞれのお腹を満たした私達は山下公園でまだバラが咲いているのを見つけ腹ごなしに公園を見て歩こうと思いましたが、丁度、遊覧船が出るアナウンスを聞き、それも良かろうと、横浜駅まで\700のクルーズを楽しみました。
お天気がもう少し晴れていたなら良かったのですがこの様な薄曇りで今一でした。人形の家さがしの時は雨に降られて携帯用傘を広げましたがその時のみの雨で助かりました。入梅時期で致し方ないです。
絵手紙を趣味とする者達が集まって見分を広めました。私は刺激が有りすぎたようです。人は人!と思いながらもその人は出来る腕を持っている。私にも何か出来る腕がないものかと思う一日になりました。
あ・・あ・・!
このブログに母のお人形の写真を添付致しましたがこれは 福田朝子先生のHPからのお写真を使わせて頂きました。 自己承諾で使用させて頂きました。失礼いたしました。悪しからずお許し下さい
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます