ポンポンダリアの独り言

毎日、何気なく生活する中で感じた事を気の向くまま、思うがままに投稿して見ようと思いました。

ミューズパーク (秩父)

2012年11月24日 | Weblog

11月8日

新聞にミューズパークの銀杏が見頃と紹介されているのを見て、去年はミューズパークへ折角行ったのにもかかわらず銀杏の葉っぱが殆ど落ちてしまっていて、非常に残念に思った事を思い出しました。

        

友達に声を掛けて誘ってみると二つ返事でOKが取れ、6時に家を出発しました。秩父までは約3時間の道のりです。運良くお天気も上々で“ピーカン”という晴れでした。トロリーバスも運行されていて、メルヘンの中にいる様な光景を提供してくれている様でした

        

様々な人達がこの銀杏並木の下をそぞろ歩きをして満喫していました。私達シニア組も若い気持ちで 自然の美しさを楽しみました
暑くもなく寒くもなく良いあんばいな気温でした。

         
            あれあれ??これはな~に!

               

     多くのスタッフたちがはしごの様な機械の操作に余念がありません。 

          

そしてスタッフたちは落ち葉を拾い集めせっせとある地点へ運んではばら撒いていました。何でも聞く所によりますと、NHKの番組「SONGS」17日土曜日の撮影の準備のようでした。歌手は“槇原敬之”どんな時でも・・・を歌われるようでした。 

               
              これは何をしているのでしょうか?

珍しい光景を見ているうちにお昼になり撮影をするのもいろんな準備があるものですね。丁度スタッフのお弁当らしき包が合ってビニール袋1袋には5個のお弁当が見えます。7袋が並んでいました。見えているだけでも35人分。区切りでお弁当を取りに来るスタッフに係りの人は一人850円の請求をしていました。
アレェ!自分持ちなんだ!NHKはコマーシャルがない分スポンサーとやらがいないので自前になるのでしょうね。と言う解釈を自分達でしましたが、そういったことなのでしょうかね??

どの様な放送なのかが楽しみです。11月17日をしっかりと覚えておく必要があります。落ち葉拾いを手伝ってスタッフに協力したものですから一応気にしているのです。

              

撮影が迫ってくると関係者以外は立ち入り禁止となり、見物客はその近辺から追い出されて、遠くの方から撮影の状況を見るようになりました。いろんな珍しい道具を近くで見ることが出来て良かったと思いました。
撮影現場を去るとますます行楽客が多くなってきました。もうPM2時です。
駐車場の側で絵を書いている方に会いました。絵の年期が入っていると思われる方がキャンバスに紅葉を描いていらっしゃいました。写真を撮らせてくださいとお願いをしましたならOKを頂きパチリ
いい雰囲気に写せました。まさしく芸術の秋
今日は思いがけないものに出会ったりして、
散り行く落ち葉を踏みしめて心行くまで秋を楽しみました。

                                   

              11月17日 NHK “SONGS”
                 TVの場面をパチリ

      

      あの長い私が見たはしごはこのために合ったのよね。なるほど
      しかし集めて撒いた銀杏の葉っぱが良く見えません

      

        このような見事なセッティングで歌が進んでいくのですね

      

       自分が見てきた景色がTVに写ってるなんて・・・とても
       親近感にあふれ、一人つい「ニタニタ」している自分がいました。
       やはりプロはその景色をうまく使うのだと思いました。

     

 

 

 


      


秋を求めて栗駒へ Ⅲ

2012年11月04日 | Weblog

昨日の疲れはなくすっきりした気分で3日目を迎えました。サァ今日は秋田県湯沢市のドライブです R398にのって一路「小安峡」へ8時30分出発

          

9時20分「小安峡温泉」到着です。ここは大噴湯があるのです。
ここから階段を使ってかわべりへと降りてゆきます。かなり下の方です.何段あるのでしょうか

           

写真の右中央で噴湯しているのが見えます。モク々と湯煙が上がっています。下の写真の赤い渡り橋から眺めた景色です。

           

1814年(文化11年)江戸時代の紀行家「菅江真澄」64歳が小安温泉を訪れ地元ではか・ら・ふ・けと呼ぶ大噴湯の事を“雪の出羽路”“勝地臨豪”に克明に記録していると説明がありました。

[湯が3.4丈(9m~12m)も吹き上がり、滝の落ちる川を越えて向う岸の岩に当たり、霧となって散ってゆく。噴湯が岩の裂け目ごとに湯気の雲を沸き起こして雷神の様な響きを立てて吹き上げるように湯が出ている〕
(泉温91,3度  湧出量毎分 223㍑ 平成17年地熱開発促進調査より)

この湯気に当たるとお肌つるつる・・・なんてことがあるといいのになぁ~とふと思いました。 駐車場にある売店を見て周りこれといったものはありませんでしたが南瓜のジェラードを売るおばあさんがいました。お茶や、ラベンダーと様々なソフトクリームがあるので南瓜もしかりです。南瓜好きの私は財布の紐を解きました。
しかし身なりから判断をしてはいけないのですが食べ物を売っているのだからもう少し清潔感が欲しいと内心思いました。他の人も持っていたので買う気になってしまいました。

        

10時50分
R398号線沿いに今度は「稲庭城」東北最大級のスロープカー、最大勾配33度の山道を登るのでいってみる事になりました。
殿様が乗るようなお籠の形をした珍しいケーブルカー・・・じゃなくスロープカーです。平成元年に完成したと記してありました。

          
         この勾配をスロープカーはコトコトと登っていきます。

           
                    “稲庭城”

1F・・・川連こけし、川連塗り、屏風,漆芸作家の作品
2F・・・稲庭うどん、川連漆器、秋田仏殿等の秋田県を代表する伝統産業
3F・・・県南地方を支配した小野寺氏の興亡とゆかりの品々を展示
4F・・・展望部屋

        

標高300メートルにある稲庭城からの展望は横手、平鹿地方まで見渡せる事が出来る。11時20分駐車場へ。お腹も減った事だし稲庭と言えば“稲庭うどん”が有名だって

万延元年(1860年)佐藤養助が受け継いで稲庭うどんの元祖を作ってきたそうで佐藤養助の暖簾がある所が有名となっている様ですのでそこをめざして車を走らせました。

     

“お~~あった”11時25分到着です。お昼に少し時間的に早かったので待たずに館内に入れました。あ!調子いいと思いきや、中では既にお客がひしめいていて名前を記入して順番待ちとなっていました。
待つ間は稲庭うどんの作り方の行程を見学出来るように工場がありました。

                

手綯い:ふたつの棒に綾掛けしながら綯う。太さが均一になる様に手もみする。その後時間を置いて熟成させ、延ばしに入る。

           

延ばし:うどんに強い腰があるから手延べが出来る。生地の熟成度,乾燥度を見ながら一気に引き伸ばす。延ばしの作業が見られました。

         
         細いうどんに腰があって美味しい\1,100

稲庭うどんのお土産が飛ぶように売れていました。はじめは買うつもりはなかったのですが連れ達は土産として買て家に送るような気配なので便乗する事にしました。これで孫達のお土産が出来ました。

帰りの電車の時間までにまだ余裕があるので何かないかと秋田県生まれの知人に電話で聞いてみたのですが、いい結果を得られず、誰かがラーメンの美味しい所があることを思い出し、それではそこへ・・・と気が動いたのですが場所が分からず、最寄のスタンドに入って聞いてましたが残念ながらその人も良く分かりませんでした。 
しかし思いがけずそのスタンドの人が蔵の中が見られる日である事を教えてくれました。

         
       増田町 中七日町 商店街・くらしっくロードの見学証

増田町の蔵の町の特徴である『鞘(さや)』に覆われた内蔵(うちぐら)は普段目に触れる事が出来ませんが蔵を守り続けている所有者の皆さんのご厚意によって一般公開されているということです。早速“増田蔵の日共通見学証なるものを500円で購入しました。

国登録有形文化財が19件36棟、横手市指定文化財が7件10棟の指定を受けているようです.今回は歴史的建造物を含め22棟が公開されていました。

            
                      旧石田理吉家

石田理吉が「金星(かねぼし)」で知られる石理酒造を創業していた。しかし戦前まで醸造していたが廃業後は病院が営まれた.木造三階建ての主屋は県内でも数少ない貴重な建物であると記されていました。

時間の都合で全部ゆっくりと見ている暇はなく無作為にピックアップして蔵をみて回りました。

      

この頑丈な何重にもかっさなって出来ている蔵の扉は圧巻でした。故にもしも母屋が火に包まれても蔵の中の物は焼けないそうです。

       

そして蔵の中で冠婚葬祭も行われたようです。写真の着物は花嫁の衣装で前にあるものはその時に使用される器や調度品などが置いてありました。

 

       

昔の人はすごい物を作ったものですねこれに掛かる費用も半端じゃない事と思われます何でも当時は株で儲かったとか・・・
感心のしっぱなしでした。管理するのも大変だろうな~~とも思いました。
3時を回ってしまいました。これからは東北自動車道にて一関へ戻ります。

レンタカーを最後に運転です。17時06分発の東北新幹線に間に合うように一ノ関にて給油をし精算をしてレンタカーを戻しました。それからは時間までお土産の追加です。大宮18時58分着まで列車内で夕食を済ませこの2日間の思い出を語り合いました。

旅は恥の掻き捨て・・・とはよく言いますがこれといった問題もなく楽しく過ごせた事に感謝でした。“旅は道ずれ世は情け”良い言葉です。
又来て見たいと思うような栗駒国定公園の旅となりました。

 

 


秋を求めて栗駒へ Ⅱ

2012年11月02日 | Weblog

10月6日(2日目)

5時30分起床、一晩中気になっていた・・・と言っても眠り際のことで、誰よりもお先に床に付き誰かが温泉にもう一度浸かって来ますといった様な声を最後に聞き朝を迎えました。
窓越しに見る空は少し雲が厚いようでしたが雨の気配はなく、6時朝食です。
外では既に支度をした人達が早くも右往左往していてはやる心を抑えて身支度をしました。

    

登り口は旅館の裏にあるのです。8時15分時登り口前にして軽いストレッチそして出発です。

    

いよいよ栗駒山に続く木道が見えてきました。この場所は、「名残りケ原」で春にはお花畑だそうです。しかし今は草紅葉が一面でそれが目に飛び込んで来ました。以前に見た同じ景色に感無量です。須川コースで進みます。
(8時35分)

     

前方の山が栗駒全体の様子で頂上の方も色付いているのが見えています。これからが本等の登坂に入ります。写真の右下に見える白いのは温泉の湯気ではなく山肌が削り取られたものです。 (8時45分)

     

まだ軽い足取りで景色を楽しんでルンルン気分です。削り取られた山肌が近付いてきましたススキがいらっしゃいませ~~!と言っているようです。

             

この辺は有毒ガス噴出する様で立ち入り禁止になっています。(9時)私たちを追い越して行くグループが次から々と後に押し寄せて来ます若い人にはかないません。

      

9時33分“昭和湖”に付きました。何故か以前より水量が減っていました。そしてここにWCが設置されていました。大いに助かります。大勢の人たちに混じって小休止です。ここのWCは大いに歓迎です。しかし水がふんだんに使えないので少々汚れていますが致し方ないことです。ないよりましといった感じでした。

      

それからはだんだんと急な坂道が続きました。夜に雨が少し降ったのか山道はグショ々で滑りやすく肩に力が入りました。

            
            リンドウはところどころにみられ、今にも咲く気配です。

だんだんと息使いも荒く、何度となく小休止しながら足を進めました。頭から流れ出る汗をふき、水分の補給を怠らず一歩一歩と牛歩の如くに進みました。

       

変わった植物です。友達もこの植物の名前を知る人はいませんでした。珍しい花があると足を休め観察です。

      

        とうとう期待した紅葉が目の前に現れてきました。 
        申し分のない色合いまさしく“山のふもとの裾模様”

      
               10時50分天狗平に到着
            
                後800mで栗駒山頂です。

             
              11時30分栗駒国定公園到着

あたり一面登山者でごった返していて、一斉にお昼ご飯を思い思いの場所で広げているので私達は他の静かな場所を探す為その場を離れました。
丁度居合わせていていた山に詳しい方に下山ルートを聞いてみました。私達の容姿をチラッとみてお勧めはしませんが“疾駆八苦”のコースがあると教えていただきました。好奇心が沸き、下山は須川コースを戻らないで今回は“疾駆八苦”のコースを冒険する事にしました。教えてくれた方は、気をつけていけばきっと大丈夫だと思います・・・・

  
   

そうと決まれば腹ごしらえです。“疾駆八苦”のコースへと向かい適当な石ころを見つけ腰掛けて、宿で作ってもらったおにぎりをこの雄大な景色を愛でながら味わいました。そして冒険の始まりです。12時40分

足元に笹の葉が覆いかぶさり道が良く見えませんが前方を歩く人を目当てに進んでゆきました。なんだかあまり人は通らないので一寸心細く思いながら下りてゆきましたが・・・だんだんと下り坂が急勾配になり、ましてぬかるみが多くなり、段差が長くて短い足が下に届かず足が中に浮き股が裂けると思わんばかりに伸ばし降りることに成功 まったくコンパスの短い事を憎らしく思いました。
あ~~これが疾駆八苦なんだと思いました。

     

下ばかり見つめていてふと振り返るとまだ綺麗な景色が見えているのですが足元が不安定なのでそれを横目で見て足元に注意でした。時折川をわたる羽目になりせせらぐ川に転がっている石に足を置き、綱渡りの様な感じで石づたいに川を渡ったり、足元に気を取られて出っ張っている木の枝に頭をぶつけたりして散々でした。
この険しい道を登ってくる人にも逢って感心してしまいました。
降りるのも私たちには大変なのに登るとなるともっと骨だと痛感しました。とにかく石ころが多く急な坂道が延々と続いて肩に力が入り早く分岐点に着かないかと思いながらの下山でした。

15時05分にとうとうもとの須川温泉に到着でした。靴はドロドロ坐骨神経痛がヒク々と感じてきて二度と歩きたくないと思うほどの“疾駆八苦”の下山道でした。しかしやり遂げたという気持ちが起き良い記念になったとも思いました。なせばなる何事も・・・・・

                    つづく