ポンポンダリアの独り言

毎日、何気なく生活する中で感じた事を気の向くまま、思うがままに投稿して見ようと思いました。

郷土芸能 

2013年03月25日 | Weblog

平成25年1月7日、春日部文化会館にて「未来に伝えよう、ふるさとの芸能」というタイトルで芸能公演がありました。私もやったり踊りには関心があって、今年こそは見に行こうと思って居ながらつい忘れてしまい、行きそびれている状態でしたが、今回は丁度見る機会がやって来ましたので、文化会館に足を運びました。

「やったり踊」 春日部市       “埼玉県指定無形民俗文化財”

   

大畑に伝わる念仏踊りの一種で大畑と隣村との間で押し付けあっていた不毛の荒れ地について、決着をつけるため相撲をとったところ大畑が勝ったため、隣接地方に土地を「やった」という意味で「ヤッタリ、ヤッタリ」とはやして喜び踊ったことに始まるとも言われています。

                    

   

                 

祭礼では、そろいの浴衣に赤い上げ鉢巻姿の若衆が、万灯を中心に輪になって踊るのです。 毎年7月の香取神社の祭礼で奉納されている扇子を持って踊る“扇子踊り” と 頭上に上げた手で蓮の花が咲く様子を表すなどの所作が特徴的な“手踊り”の2種類に分かれています。
〈埼玉県指定無形民俗文化財〉 となっています。

                    

「下間久里の獅子舞」 越谷市   “埼玉県指定無形民俗文化財”

 

        

下間久里地区を代表する行事で、太夫獅子・中獅子・女獅の三頭が一組となって舞います。

                  

                                     

毎年7月15日、下間久里、香取神社に舞を奉納した後、1日かけて氏子地区を1軒ずつ回り、病虫害退散、五穀豊穣を祈願して舞う「村回り」が行われます。
午後10時過ぎ、地区境で“辻切り” 行って締めくくられるそうです。

今回は、継承されている舞の中から “神社奉納の舞” “道中トンビの舞” “辻斬りの舞”
が披露されました。

                    

「潤井戸(うるいど)の式三番」   蓮田市大字潤井戸  “埼玉県指定無形民俗文化財”

毎年10月第2週の土曜日の夜、上潤井戸・愛宕神社の祭礼に奉納される。
式三番とは、能楽の“式三番 (翁)」から起こった芸能で、天下泰平と五穀豊穣を祝うめでたい舞です。村の神事芸として継承される式三番は、全国的にも珍しいと言われ、埼玉県で継承されている唯一の式三番となっているようです。

        

 

面をつけない千歳(せんざい)…若々しい魂を象徴・・・が登場して舞台を清め、続いて白い面をつけた翁・・・延命長寿を象徴する神・・・が登場してゆったりと儀礼的な舞を舞う。

 

        

最後に黒い面をつけた三番叟・・・翁の舞を解説する神様・・・が躍動的な舞を披露する。

        

 

                    

特別出演として「小学生による 囃子神楽」

        

春日部市北東部の榎地区には、祭り囃子と神楽が伝承されていて、合わせて「囃子神楽」と
呼ばれているようです。その由来には諸説あるようですが、おそらく 江戸時代から継承され
明治時代に演目を増やしていったものと思われるようです。

        

        

市立富田小学校では、地区の伝統文化の継承と郷土学習の為、平成14年から3~4年生を対象に総合的な学習の時間で囃子や神楽の学習を取り入れているようです。

緊張した面持ちで懸命に神楽を待っている姿は可愛いです。まさか自分達から神楽を希望する生徒はいないでしょうね!?と私は思うのですが。
いやいや乍らも先生に言われて又地区の人達からのお願いも・・・?あって伝統を継承していくうちになんとなく気が乗っていって大きくなっても引き続き民俗芸能を志す人として成長していくのかもわかりませんね

素朴な踊りがいつまでもなくならないように引き継がれていって欲しいものだと思いました。
今日のこれらのふるさと芸能を未来に伝えていってくださいね~~ よろしくお願いいたします。