ポンポンダリアの独り言

毎日、何気なく生活する中で感じた事を気の向くまま、思うがままに投稿して見ようと思いました。

惜しまれる桜

2011年04月19日 | Weblog

私が所属するフォトクラブ「輝」では宿題に「桜の花」を写して来る事とお達しが出ました。桜なら何でも良く、写した桜の写真をA4サイズで印刷をし、他のクラブと合同の会場にて写真の品評会が行われるのです。さぁ~頑張って写そうという気合で出かけました。

      

もうすでに満開の状態の桜は風に乗って散り始めているのも見られました。話はそれますが3月11日に強度の地震が発生し、予想外の津波が押し寄せて東北地方、関東地方の壊滅的な被害をこうむってしまったニュースで身が震えるくらいの衝撃を感じましたが、それから1ヶ月が経ち、その被災地にも季節は巡り、桜の木々も塩水に浸かってしまいあきらめていた桜の木に花が開花した!

と明るいニュースが報じられました。なんだか心の中にポット暖かい和んだ気持ちを味わいました。自然の恐ろしさを知り又反対に自然の素晴らしさも感じました。

誰がこの様に自然を操っているのでしょうか?自然の力の偉大さを又、割り切れない何かを感じざるを得ません。

      

              〔行田〕 古墳塚の 桜  4月15日

埼玉県行田市にある“丸墓山古墳”日本最大の円墓山古墳です。「さきたま古墳群」は5世紀末から7世紀初にかけて築造された9基の大型古墳塚が集積しています。 わが国有数の古墳塚郡で昭和13年3月8日に国指定史跡となったと記されています。

その古墳塚の天辺には見事な桜の木があり、毎年見事な花を楽しませてくれます。

     

市民の憩いの場でしょうか何時来ても犬の散歩や歩く人、私のように写真を撮る人とにぎわいます。去年来た時には、大きなシャボン玉を作る人がいて楽しんだ事を思い出しました。今日は平日なので出てきてくれないのでしょうか?

先ほどはその人の自転車をみかけたのですが・・・?人の出が少ないとパフォーマンスはしてくれないのでしょうかね~~?見たいのにな~~! 残念です。

     

今日は幼稚園児が桜を見に来ていました。古墳塚に登れるように階段があります。反対の側にも階段があります。無邪気にはしゃぐ声が楽しそうです。何段あるのか数えていませんが子供達はとても早く駆け上がりました。私なんかは頂上まで行くのにゆっくりと登っても息が切れてしまいます。

この写真を撮る前には一寸したトラブルがありました。それは私が上の写真を撮る時に其のベンチのそばに三脚とカメラ用のバッグが置かれていて、その物が被写体に入ってしまうので、持ち主を探して“すみません!お宅の持ち物が写ってしまうのでどかしてもらえないでしょうか?”とお願いしたのですが・・・

“そう言うあんたも邪魔だよ!俺はあんたがいる所を撮りたいんだ!”?急にカメラを私の立っているほうに向けてそう言う風に言われてしまいました。なんて意地悪な人なのでしょう。今までその場にいなかったのに・・・言われると言い返すわがままなカメラマンです。マナー違反だと思いました。わからずやに何を言っても無駄だと思いましたので悔しい思いをかみ締めてその場を立ち去り、そのわからずやが荷物をどかすまで他の場所に移動した時にこの幼稚園児に会ったのでした。

気持ちが和らぎました。あのようなわからずやの人にはなりたくないと思いました。歳を重ねるほど物事を冷静に判断し、我を通さないようにしたいとも思いました。

   

            〔岩槻市〕 城址公園跡 の桜

古墳塚の桜を思う存分カメラに収めましたので、出て来たついでに今度は岩槻市にある城址公園跡の桜を見に行きました。写真にある赤い橋はいつもは池の鯉や亀を見ながら通れるのですがこの時は地震で亀裂が出来ているようなので、通行禁止になっていました。

  

毎年4月29日頃にこの池に於いて「流し雛」のセレモニーが行われるのですが、今年は中止のようです。「流し雛」では十二単を着た人が神主さんの祝詞のもとで厳かに藁に紙で作ったお雛様を乗せて、この池に流すものです。優雅なセレモニーなのですが残念乍見られません。

お雛様の代わりに桜の花びらが池にびっちりと落ちていて桜の時期も終わりを告げているようでした。今年は近辺のあちこちに桜を撮りに行きました。どこの桜を見てもため息が出るほど美しく、なぜか桜は日本人の心をくすぐります。そして愛する花の様です。いいですね~~!又来年も綺麗に咲かせてね!よろしくね!(^^♪

 


Cherry Blossom

2011年04月13日 | Weblog

           〔 幸手 〕 権現堂の桜と菜の花

3月11日私は車を運転していました。急にハンドルが取られ車が揺れて・・・あれ?ふと電線を見ると縄跳びの大波小波のように揺れているのが目に入りました。木々も左右に揺れていました。丁度消防署の車庫前でした。車庫から消防車を外に出し、消防車のタイヤに歯止めをかけて、停車をさせていました。

これはただ事ではないと思い、あわてて車を左に寄せて止めて、車の外に出ました。足元がゆらゆらとしていて、大揺れの地震だと気がつきました。地震が治まるのを待って慎重に運転を始めました。この様な揺れは今まで経験した事のない揺れだったので、ひょっとして家が壊れてしまっているのではないか?・・・とはやる心を抑えて恐る々帰宅しました。

幸いに家はそのままにありました。やれやれ!すぐに家の中をチェックしました。少したんすの引き出しが飛び出したりはしていたものの、家の中は壊れ物もなく一安心しました。その日のニュースでは東北地方や関東に、思いもよらぬ「津波」が押し寄せて、町ごと丸呑みされたと報道され、新聞紙面一面、二面、三面・・・と悲しい出来事が報道されてしまいました。私の中では、前代未聞の地震であったようです。

              

       

         〔 行田 〕 古墳塚の桜

それからは生活用品、食料品、電池、ガソリンが品薄になり、買占めにスーパーは行列、スタンドは一人ガソリンは2千円までと制限されながらもこれまた長蛇の列となりました。灯油も手に入らず、不便なことになりました。知人はガソリンを買う為夜中から並びました。私はこの際車は出来るだけ使わず自転車に乗り換えました。

  

                [行田] 古墳塚の上からの景色

久しぶりに乗る自転車は外気が冷たいでしたが、今まで気づかない景色に出会い車ではいけない道路を散策をして結構楽しみました。学生時代(中学)自転車通学を3年間しましたが、学校への行きは坂道でぺたるをこがなくても転げ落ちるように自転車は走りましたが逆に帰りは上り坂になってふ~ふ~した記憶がありました。その時に足が鍛えられた事が今になっても通用するかのように一寸の坂でも自転車を降りて押さなくっても漕いで登れる事は自分でもびっくりでした。

   

            [幸手] 権現堂の桜Ⅱ

しかし自然界の恐ろしさを目の前にしてただ事ではないように感じました。何でも都知事が「罰が当たった」と発言してひんしゅくを買ったようですが、私も天は何かを戒めているのではにかと感じました。

昔は今のような便利さはなかったですが自然がそのままにあって何もひずみは感じませんでした。今では人間が自然を破壊して人間が便利なように作り変えられそのために動物、植物が犠牲になそれり、ぞれの生態系を壊してしまっている様です。今までいた動物、植物が姿を消し始めてあわてて絶滅を防ぐ取り組みをしているなんて人間の勝手さで、彼らにとってはえらい迷惑な事だと思います。

   

         [奥秩父] 青雲寺 枝垂桜

この災害で交通機関が遮断されライフラインがみだれ実際に災害に会わなくとも生活用品がなくなって、一種の災害だと思いました。どのマーケットにも陳列台の空きが目立ってしまいました。買いだめをする人達がいました。私が見て驚いたのは・・・納豆を買い物籠にいっぱいにして2籠も買っている人がいました。あんなに買って保存もあまり出来ないのに何故に買う?と不思議でした。そういうのを見るとやはり買いだめしておいたほうがいいのかな??とも思いましたが、じじばばのみの生活なので何とかなるだろうと安易な気持ちも動いて買いませんでした。

以前オイルショックの時は子供も小さかったのでトイレットペーパーは買いだめした事を思い出しました。群集心理なのでしょうか一人が何かをすると便乗して何かをしなくてはならないような気持ちが起来てしまいます。こういう時は正確な情報を知らされると買いだめの行動がなくなるのではないかと思います。

        

          青雲寺 樹齢600年 メイン枝垂桜           

災害が起きてその後頻繁に感じる地震で落ち着きのない日々が続いています。

この春休みに孫を連れて我が故郷の“京都”に連れてゆくはずだったのですが、気分的に旅行の気分ではなくなり仕方なくキャンセルをしました。2週間前なのでキャンセル料をしっかり取られてしまい、泣きっ面に蜂・・・と言った感じです。災害に逢っている人達のことを思うと辛くて悲しくて遊べる気分でもないので取りやめて正解だったと思いました。 災害から1ヶ月が過ぎ少しずつ復興に向けて動いて行っている様です。自然界ではちゃんと誰が教える訳ではないのに季節を感じて桜の花を咲かせているので気晴らしに桜を追っかけてみました。

        

岩松山(がんしょうざん)青雲寺には30本の桜の木が植えられています。

応永(1420年)青雲寺創建所、棒峯香禅氏 樹齢600年横幅15m、枝幅10数m、目通り2.72m 根廻4.25mS27年3月31日県の天然記念物に指定された。・・・場所は秩父市荒川上田野690

我が家から車で3時間です。日曜日なので人が来る事を予想して5時に出発。到着するとやはりもう人は来ていてカメラを片手にしている人が多くいました。生憎と曇り空で桜がうまく撮れませんでした。雰囲気だけでも味わってください。