おはようございます。今朝の散歩で、また、びくっり。黒トンボ一匹、同じ場所に4日連続!死んでるのかと思って、しばらく見ていたら、優雅に羽根を拡げて、生きてるよ、だって。もうひとつ、びっくりしたのは、野原(とはいっても更地だけどね)の赤クローバがすっかり刈られてしまったこと。毎日、お花見を楽しみにしていたのに。さて、今日はシネマ美術のこと。
先日のシネマ歌舞伎が気に入って、今度はシネマ美術館をみてきた。ウフィツィ美術館の名品を3D・4K画像でみるというもので、期待した通り、楽しい映画だった。
IMAX画像だから特製めがねをかけてみる。いきなり、ぼくらがセスナ機にでも乗っているような気にさせてくれる。緑の山が眼下にみえてきて、そしてすぐ、あの見覚えのあるドーム型のサンタ・マリア聖堂を中心としたフィレンツェの町が見えてくる。ヴェッキオ宮殿も洗礼堂もみえる。そして、アルル川に架かる橋、ポンテ・ヴェッキオのたもとからつづくアーケード。その向こうがウフィツィ美術館。
美術館の中には一人の男が待っている。メディチ家の当主、ロレンツォ豪華王だ。彼が、案内役となり、自分たちのコレクションの数々を紹介してくれる。この建物は、先々代の当主、コジモ1世のとき、事務所としてつくられたもので、ウフィツィというのは英語のオッフィスのことだという。そして、ときどきメディチ家の歴史も語りながら、当家の至宝を次々と紹介していく。以下、多少、順不同になりますが、映画に現れた作品のいくつかをご覧いただきます。みなさんご存知の名品ばかりですがね。
レオナルド・ダ・ヴィンチの受胎告知。焦点はマリア様ではなく、背景の山にあるとの解説。
レオナルド未完の傑作”東方三博士の礼拝”が、修復後、映像で初公開される。
レオナルドとミケランジェロの未完の市庁舎の壁画。カッシーナの戦い(ミケ)とアンギアーリの戦い(レオ)
ミケランジェロは、”聖家族”と”ダヴィデ像”。
そして、ウフィツィといえば、ボッティチェリ。もちろん、”ヴィーナスの誕生”と”春”
春
ティツィアーノのウルビーノのヴィーナス
さらに、ラファエロのびわの聖母、カラヴァッジョのメデューサも。
もういちどみてみたい、楽しい映画であった。
(なお、文中の写真の多くは、世界美術紀行3ウフィツィ美術館(NHK出版)から引用しました。)
では、みなさん、今日も一日、お元気で。
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