おはようございます。今日は絶好の行楽日和となりましたね。さて、今朝の話題は、昨日、出掛けた歌舞伎座の四代目中村鴈治郎襲名披露公演のこと。
歌舞伎座に到着すると、まず迎えてくれるのが四代目中村鴈治郎のご挨拶大看板。
急に思いついて、歌舞伎座にやってきたので、4階の幕見席のつもりだったが、3階席に空席があるというのでそちらへ。花道も一部だけど見えるし、全体が見渡せて、役者の顔は、ときどきオペラグラスで覗けば十分!
玩辞楼十二曲の内 碁盤太平記
大石内蔵助 扇雀
岡平実は高村逸平太 染五郎
大石主税 壱太郎
山科の大石家。内蔵助の本心を探ろうと吉良方の間者が下僕(岡平)として入り込んでいる。大石は祇園の茶屋で遊びつづけ、本心を隠し通し、妻(孝太郎)や母(東蔵)にまで見放されるというお馴染みのストーりー。しかし、最後は”嫌疑”が晴れ、涙の旅立ちのシーンとなる。
ここの演目では、小道具の碁盤が”名脇役”となっている。碁打ちから物語がはじまり、終盤では、正体がばれ、主税に斬られた岡平が内蔵助の優しい言葉に改心し、その碁盤で吉良邸の屋敷の配置を教える。
舞台と同じ碁盤が、地下の広場に展示されている。小道具屋さん提供。
六歌仙容彩(ろっかせんすがたのいろどり)
僧正遍照 左團次
文屋康秀 仁左衛門
在原業平 梅 玉
小野小町 魁 春
喜撰法師 菊五郎
大伴黒主 吉右衛門
六歌仙の一人、美人の小野小町を巡る、他の五人の歌人の色恋物語を変化(へんげ)舞踊で表現する。喜撰だけが祇園のお梶(芝雀)に熱をあげる。五つの場があるので、踊りだけでなく、それぞれの舞台美術も楽しめる。喜撰の場面では一面の桜の里だったし、業平のところでは桜の襖絵が。桜好きなのでつい桜に目がいく(汗)。豪華な配役による名作舞踊、筋書に目を通しながら、楽しくみることができた。下の看板は、六歌仙とお梶か。
そして、いよいよ、三つ目の演目は・・・というところで、あまりのいい天気。外に出たくなりましたので(汗)、ここで一旦、休止といたしまする。次回は、”劇中にて襲名口上を申し上げ候”のございまする、廓文章(くるわぶんしょう)のご紹介、それと、あっとおどろく祝い幕の紹介などをいたすつもりでございまする。夕刊の予定にしておりまするので、いずれの皆様にも相変わらぬご購読のほど、隅から隅までずず、 ずいーっと請い願い奉りまする。
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