先日、33巻が発売されたことを知り書店に行ったのだけど、32巻も買っていなかったことが判明。
ただ・・・33巻は平積みされてどの書店にもいっぱいあるのに、32巻はないのです。
5件目にようやく1冊だけ発見!
新刊の前の巻って案外どこの書店にも置いてないものなんですね。
相変わらず、中身の深い話ばかりです。
こういう話をずっと描き続けていける作者の脳の中をのぞいてみたいって思います。(笑)
今回、32巻に収録されている第221話が特に印象に残りました。
柳沢教授の血の繋がっていない弟、次郎の話です。
次郎に異母兄弟がいることがわかり、会うか会わないか5年悩んだ挙句会いに行くのだけど、
実際、腹違いの兄に会っても過去の父のことがわからない。
なーんにもわからない。
それを聞いた次郎は、ぷっとふきだす。
「ははっ そうですよね
わかりませんよね」
腹違いの兄も笑いながら答える。
「そうなんですよ
わかんないんですよ
あはは」
そして、二人とも大きな声で笑いあうのです。
その後、柳沢教授に
「何か わかりましたか」
と、尋ねられて
「なーんにも
わからなかったよ」
と、にこやかに答える次郎。
こういう話の展開は、たぶん若い作者だと出来ないのではないかと思うのです。
どうしても、次郎の父はこうだった、母はこうだったと話をもっていきたいのではないかと。
こんな風に、「わかんないですよ あはははは・・・」
と、笑って終わりには出来ない。
若い読者にも、この話の深さが理解できない者もいるかもしれない。
私自身、もし10代でこの話を読んだなら、何故何にもわからないのに笑っていられるのか納得がいかないかもしれません。
この話のタイトルは「悩み上手」です。
とってもいいタイトルだと思います。
ただ・・・33巻は平積みされてどの書店にもいっぱいあるのに、32巻はないのです。
5件目にようやく1冊だけ発見!
新刊の前の巻って案外どこの書店にも置いてないものなんですね。
相変わらず、中身の深い話ばかりです。
こういう話をずっと描き続けていける作者の脳の中をのぞいてみたいって思います。(笑)
今回、32巻に収録されている第221話が特に印象に残りました。
柳沢教授の血の繋がっていない弟、次郎の話です。
次郎に異母兄弟がいることがわかり、会うか会わないか5年悩んだ挙句会いに行くのだけど、
実際、腹違いの兄に会っても過去の父のことがわからない。
なーんにもわからない。
それを聞いた次郎は、ぷっとふきだす。
「ははっ そうですよね
わかりませんよね」
腹違いの兄も笑いながら答える。
「そうなんですよ
わかんないんですよ
あはは」
そして、二人とも大きな声で笑いあうのです。
その後、柳沢教授に
「何か わかりましたか」
と、尋ねられて
「なーんにも
わからなかったよ」
と、にこやかに答える次郎。
こういう話の展開は、たぶん若い作者だと出来ないのではないかと思うのです。
どうしても、次郎の父はこうだった、母はこうだったと話をもっていきたいのではないかと。
こんな風に、「わかんないですよ あはははは・・・」
と、笑って終わりには出来ない。
若い読者にも、この話の深さが理解できない者もいるかもしれない。
私自身、もし10代でこの話を読んだなら、何故何にもわからないのに笑っていられるのか納得がいかないかもしれません。
この話のタイトルは「悩み上手」です。
とってもいいタイトルだと思います。