きょう10月8日の読売新聞朝刊社会面(大阪本社発行)に、JR西日本が来年3月のダイヤ改正で北近畿ビッグXネットワークの基幹特急である「北近畿」号を特急「こうのとり」に改称する方針である、との記事が掲載されました。あわせて「文殊」と「タンゴエクスプローラー」も廃止される見通しとのことです。
「北近畿」は新大阪・大阪と城崎温泉を福知山線、山陰本線経由で結ぶ主要特急で、福知山電車区の183系電車が使われています。同社は183系の置き換え用として287系電車を新製しており、これの登場に合わせて愛称を変え、イメージを一新するのが狙いのようです。「こうのとり」は地域のシンボルの鳥で、以前から地元が列車名にと要望していたとか。183系から287系に置き換えが進むだけでなく、「北近畿」の名前まで消えることになります。
「文殊」は新大阪・大阪と天橋立を、「タンゴエクスプローラー」は北近畿タンゴ鉄道の車両で新大阪・大阪と天橋立経由で豊岡を結んでいます。
北近畿ビッグXネットワークは、新大阪・大阪と京都を起点に福知山、綾部を交点として京都府、兵庫県の丹波、丹後、但馬の主要都市をアルファベットのXのように結ぶ鉄道網を指します。しかし、「文殊」「タンゴエクスプローラー」が廃止されると新大阪・大阪から北近畿タンゴ鉄道宮福線を通って宮津や天橋立に直通する電車がなくなります。Xの一角を崩れるわけで、京都府丹後地方の観光などに影響が懸念されます。
おそらくJRは福知山で「こうのとり」と京都発の特急「はしだて」の乗り継ぎ、あるいは北近畿タンゴ鉄道線内の列車との接続利便性向上を考えているのでしょうが、京都府民としては丹後と大阪を結ぶ直通列車は残してほしいと希望します。
にほんブログ村
にほんブログ村
正直、最初「北近畿」という名称はなじめませんでした。同じ地名でも普通は「きのさき」「はしだて」「丹後」「だいせん」などとイメージしやすいものですよね。
「北近畿」って、えらい漠然とした名前だなあと思ったものです。
JR西日本はなんか国鉄色の払しょくに躍起なのかと思いますね。
タンゴエクスプローラーが無くなる、寝耳に水です…
昔話になりますが、
自分が1歳ちょっとの頃から、
両親が広田尚敬先生の“のりもの100点”というシリーズの本を買ってくれていました。
その中の“JR特急・急行100点”の北近畿の写真を見ながら、
“きっきっき!”と言っていたらしく、
これが生まれて初めて覚えた言葉(Word?)・列車名なんだそうですww
つまり、今の鉄道ファンの自分があるきっかけの一つ、
字や言葉を覚えるきっかけの一つが、この北近畿号なんです。
また一つ、
自分の特別な存在である列車が姿を消してしまう。
本当に寂しい限りです…
最後の日まで頑張って欲しいものです。
普段、貨物ばかりを狙って見落としがちな車両となっていますので、しっかり記録しておかないといけませんね…キハ181はまかぜ、雷鳥など、風前の灯火状態の特急が関西には今現在、多すぎますねぇ。
またまた馴染みのある列車が消えるんですね‥
思うんですが大阪から丹後への需要ってそんなに無いのでしょうか?
それに赤字路線のKTRがまた一段と赤字になるような気がしてなりません‥
それから北近畿を改めこうのとりにするならサンダーバード改め雷鳥にするべきではないかと思います‥
ちょっとJR西日本の考えがよう分かりませんね
それからこの前、吹田工場を321の中から見ましたが485と183の先頭が連結されてましたがあれは23日の展示車両なんでしょうか‥?
えーーー、タンゴエクスプローラー廃止ですか。
失礼しました。私団塊の現在埼玉在住のものですが、
生まれ育ちは大阪市内です。
昨年11月、周遊きっぷ北近畿ゾーン券で特急三昧
豊岡から同4号15:31発に大阪までのってきました。
うえをみるとそらが見えるんですよね。空を飛んでるみたいでした。
丹後ちりめんの座席カバー素敵なので写真に収めてあります。
年配の運転手さん、雰囲気があったなあ~。
豊岡発車時は観光客らしき人たち(同類項ですが)のみでしたが。
一時間まえからずーと停車していたので乗車のタイミングがわからず
ホームの駅員のひとに声をかけると乗車しても大丈夫とのこと
その駅員さん(車掌さんかなあ?JR風でないのでわかりません^^;)
途中(途中駅)から混んできますよといっておられましたが
その通りになり、座れない人も多くおられました。
ちなみに、首都圏版(埼玉版?)社会面(13版)には記事掲載されて
いませんでした。貴重な情報ありがとうございました。
地元最終調整の結果タンゴなんとかに新名称にしましたなんて
おちを期待しています。
ええっ、生まれて初めて覚えた言葉が「きっきっき」ですか。普通は「あーちゃん」とか「まんま」とかでは。さすが、鉄ちゃんですね(笑)
でも、まじめな話、そんな貴重な思い出を持っておられる列車が消えてなくなる。私なんかとは比べ物にならないほど、北近畿号への思いがあるのでしょう。
消えていくのを止めることはできないと思いますが、快速急行さんなりにしっかり思い出を記録に残してください。きれいな形で!
ほんと、北近畿の愛称がなくなるとは思いもよりませんでした。びっくりですね。
エクスプローラーや文殊は車両の特殊性や乗車率などからわからなくもないのですが、絶対残ると思っていた列車が。まあ、愛称変更だけとはいえ、一気に波が来てしまって戸惑いますね。
大阪から宮津、天橋立へは日常的に移動する人はそんなに多くないのかも知れませんね。しかし、おっしゃるように、廃止されるとますます不便ということで北近畿タンゴ鉄道は苦しくなるのではないかと心配です。
雷鳥とサンダーバードは車両も違うし、無理ですねえ。北近畿とこうのとりも車両が変ることを機会にしているので、その点は一貫して同じ発想ではないでしょうか。
コメントありがとうございます。大阪ご出身なんですね。北近畿やタンゴエクスプローラーなどの話題は、関東の一般の方々にはほとんど無関係なので、掲載されなかったのでしょう。
エクスプローラーも車両そのものが廃車になるわけではなく、大阪までのJR直通乗り入れがなくなるということですね。
私もずいぶん前に乗りましたが、KTRの皆さんの思いがこもった車両だと思います。また、乗ってみたいなあと思います。