おなじみの週刊モーニング・読み切りシリーズ「カレチ」第5話が、6月11日発売の28号に掲載されました。ほぼ、月1掲載の感じですね。
今回のタイトルは車掌弁。緊急時に車掌が引く非常ブレーキのことです。今回、新米車掌の荻野が乗車しているのは、昭和40年代後半、大阪から富山へとひた走る481系ボンネット型特急の「雷鳥」です。物語はこの下り雷鳥と数日後の上り富山発大阪行き「雷鳥」で展開していきます。
新米車掌の荻野は金沢を富山に向けて発車中、女性が首に巻いた赤いマフラーを駅員の赤旗と間違って車掌弁を引いてしまいます。遅れていた列車を富山到着時には定時に戻そうとしていたベテラン運転士の武藤は、軽率な荻野カレチに怒りを向けます。
数日後、今度は上り「雷鳥」で再び、武藤と荻野が乗務することになり・・・。そして事件は起きます。小さな子供の生命を救おうとする荻野と、それに応えるべく懸命に運転する武藤。しかし、荻野はとっさの判断でまたも車掌弁を引き、列車を停車させてしまいます。
運転席でがっくりする武藤。ですが、がっくりした理由は荻野の正しさを証明するものでもあったのです。
定時運転に誇りを抱く運転士。それは乗客の安全のため。一方、車掌も安全第一で乗務しています。列車の運行に職務を賭す人々の姿を見事に描いた秀作。まだ、お読みでないかたは、ぜひお求めください。
写真は489系の下り「ふるさと雷鳥」です。夏場に冬の写真かと思われるかもしれませんが、モーニングの「カレチ」の舞台が冬でしたので、それに合わせてみました。
2008-12-30 JR西日本湖西線 近江舞子-北小松
Nikon D300,AF-S Nikkor 24-70mm F2.8G ED,28mm,ISO 200
1/500秒,f7.1,-0.3段,WB:晴天
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まだ今回のは読んでませんがブルトレ以外の列車の中では一番好きな列車である雷鳥が舞台なんですんごい楽しみですね!!