小雨が降り続く。
幕張本郷から京成大久保まで、白と渋い青に塗装された京成バスに乗る。 途中、屋敷のあたりが低くなっている。川が削ったのであろうか。高低差が激しいのはこのあたりの特徴的な地形と思われる。短い間ではあるが船橋市の中学校に通っていたことがある。はじめてそこに行くとき、くねくね曲がる田舎道や行く手を阻むガケでなかなかたどり着けなかった。
形だけで実力のない寿司店が海外にあるといったことを訴えるテレビ番組があったが、桂林の料理を食べると、実力の無い中華料理の店が日本に多数あることの方が問題のように思えてくる。
あんかけと言うと片栗粉でドロリとしたものがかかっていると想像するが、出された五目あんかけ焼きそばは、とろみでも油でも無い、汁のようなものでおおわれている。五目もしっかりとしたもので特に中国風(?)な味と香りの豚肉が良い感じだ。
肉焼売も 肉というだけあり、肉をどうすれば良いのかと考えて、たどり着いた一つの解答と感じる。
いま安いことだけを重視する傾向があるが、動物としての人間を幸福な気分にしてくれるような食べ物にも注目されるべきと思う。そのような食べ物は、生きていくこと、頑張ることへの強い後押しになると思う。