MAKIKYUのページ

MAKIKYUの公共交通を主体とした気紛れなページ。
初めてアクセスされた方はまず「このページについて」をご覧下さい。

MAKIKYUが運転した事のある列車

2006-06-12 | 鉄道[北関東]
この記事のタイトルは「MAKIKYUが運転した事のある列車」とありますが、MAKIKYUは鉄道会社に勤務している訳ではなく、またかつて勤務していたという訳でもありません。

従って「動力車操縦免許」(鉄道車両の運転免許の事で、日本では電気・内燃<ディーゼルの事>・蒸気と動力別に資格が分れ、更に新幹線や道路交通法に基づいて運行される路面電車は別個。鉄道会社に在籍していないと試験を受験できません)は当然持っていませんが、鉄道車両の運転は1度だけあります。

その訳はと言いますと、勝手に何処かの路線を運転した訳ではなく、関東鉄道で毎月1回・日曜日に実施している「気動車体験運転」に1度参加しているからです。

この体験運転では、水海道[Mitsukaido]車両基地内の短い区間ですが、有料(5000円)で同社の営業線で活躍している新旧2種類のディーゼルカーを運転できます。

その内の1つが今日紹介したキハ2400形で午前中に、もう1つは旧国鉄キハ35形(関鉄での形式はキハ350)を午後に運転です。

中学生以上であれば余程の問題がない限り誰でも参加できますが、予約制で先着20名様限りで、早めに予約の必要があります。

この記事の公開段階ではまだ空きがある様ですので、興味のある方は同社HPへhttp://www.kantetsu.co.jp
参加費は5000円(昼食付)なので決して安い金額ではありませんが、自動車運転免許の教習でも1時間でそれに近い値段を払う事を考えると、鉄道車両に興味のある方や、変わった体験をしてみたい方には充分過ぎる価値があると思います。

ちなみに運転についてですが、体験運転では最高時速15㎞/hに限られるとはいえ、それでもブレーキが結構難しいです。(発進は割合容易です)

またこの様な体験運転は、首都圏では関東鉄道以外に鹿島鉄道や小湊鐵道でも時折実施される様ですので、興味のある方は如何でしょうか?

ちなみに写真は、今日もう1つの記事で紹介したキハ2401の運転台です。

関東鉄道 キハ2400形

2006-06-12 | 鉄道[北関東]
先月MAKIKYUは宇都宮へ(5月17日の記事を参照)出掛けましたが、その帰りには真岡鐵道~関東鉄道常総線という経路を利用しました。

関東鉄道は常総線(取手[Toride]~下館[Shimodate])と龍ヶ崎[Ryugasaki]線(佐貫[Sanuki]~龍ヶ崎)の2路線を運行し、常総線の南側は東京の通勤圏で複線にも関らず、全線が非電化という事でも有名です。

また茨城県南部一帯で路線バスを運行し、高速バスも多数運行している会社ですが、京成グループの一員である事から列車やバスの車体には東京でもお馴染みの「K'SEI GROUP」のマークも付いており、鉄道線の新型車両も、京成グループの貸切バスを意識した塗装が採用されています。
また余談ですが、「関東」と名の付く東京の「関東バス」や栃木の「関東自動車」は関係ない別会社です。

その関東鉄道常総線の最新型車両がキハ2400形で、この車両は主に常総線の水海道~下館[Shimodate]までの閑散区間で、1両ワンマン運転をメインに活躍しています。先月常総線を利用した際は2403に乗車、また2401はMAKIKYUが初めて運転した鉄道車両という記念すべき存在です。(写真は下妻[Shimotsuma]で列車交換時に撮影)

常総線水海道以北の閑散区間では、路線バスと同じ様な整理券方式(後乗り前降り)を行っており、この車両はそれに合わせて造られているので、側面のドア配置に特徴があります。また車内は通勤電車タイプのロングシートでトイレも設置されていませんが、居住性は決して悪くありません。

この他水海道以北の閑散区間では、このキハ2400とほぼ同様でブレーキ方式が異なるキハ2200形(こちらは自動空気ブレーキ)という車両も走っており、この区間を乗車すると大抵このどちらかがやって来ます。

この関東鉄道は地方私鉄という事もあって運賃があまり安くないのが欠点で、下館~守谷[Moriya](昨年開通したつくばエクスプレス<TX>の乗換駅)間で1210円、~取手(常総線の終点でJR乗換駅)間で1430円しますが、この路線と真岡鐵道を乗り継いでのローカル線の旅や、通勤電車にしては異例の高速運転が自慢のTXと乗り継ぎも面白く、これらの路線とセットの割引乗車券も何種類かありますので、これらを利用するのも手です。

またこの車両の運転に興味のある方には、別途記事を用意しましたのでそちらもご覧頂けると幸いです。