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安芸津フェリー~大崎上島へ向かう短距離航路

2012-01-31 | 船舶[日本国内]

今月MAKIKYUが新幹線で広島へ出向き、終焉近い呉市営バスに乗車した後は、四国方面へ足を運んだものでした。

呉からは以前よりも航路数が減少しているものの、現在でも広島~呉~松山間の高速船やフェリーが運航しており、以前MAKIKYUはこの航路を利用して呉から松山(観光港)へ向かった事もあります。

しかしながら今月の旅行では、今まで足を運んだ事がないエリアへ足を運び、未乗車のローカル交通機関にも…という事で、以前JR呉線の観光列車「瀬戸内マリンビュー」号に乗車した際に姿を眺め、気になっていた瀬戸内海に浮かぶ島の幾つかをを経て今治へ向かったものでした。

呉からはまずJR呉線(広乗り換え)で安芸津(Akitsu)まで乗車し、そこから大崎上島へ向かうフェリーに乗船したものでしたが、このフェリーが山陽商船系の安芸津フェリーです。

 
安芸津フェリーは安芸津港から大崎上島の大西(Onishi)港間を、片道約35分・370円で結んでおり、安芸津港の窓口で乗船券を買い求めると、色つきの紙に印刷しただけの簡素な乗船券に、日付入りの領収印を押した乗船券が出てきました。


ちなみに今回安芸津フェリーを利用したのは、丁度列車やバスとの接続が良かった事に加え、安芸津港はJR駅から徒歩でも5分程度と至近な事(駅構内にも大崎行きフェリー乗り場案内と運航時刻が掲げられていますので、初めての訪問でもまず迷う事はないと思います)も、このルートを選んだ要因となっており、呉線沿線(呉方面)~大崎上島間を専ら公共交通機関利用で移動する場合、最も至便なルートかと思います。
(広島市内~大崎上島間を移動する場合は、竹原港が駅とは離れているものの、広島~竹原間高速バス「かぐや姫」号も発着していますので、竹原港発着航路の方が便利かもしれません)


この安芸津フェリーでは通常2隻の船が運航していますが、MAKIKYUが乗船したのは「第12やえしま」という船で、やって来たこの船に乗船すると、船の1階部分は車載スペースで、空洞の様になっているのが特徴的です。


下船時には乗船時と反対側から下船する事で、車利用の場合でもバックせずにそのまま進行方向へ向かうだけで済む構造になっているのは、短距離航路のフェリーならではです。

客室は基本的に階段を上がった2階部分になるのですが、階段の昇降が不自由な旅客向けに1階部分にも小さな客室が設けられており、MAKIKYUは2階客室を利用したものでした。


客室は比較的乗船時間や距離が短い事もあって座席主体になっているものの、僅かにカーペット敷きの区画も設けられており、ゆっくりと港を離れての出航や到着時の接岸と共に、ゆったりとした空間が広がるのは船の良い所です。

MAKIKYUの船利用頻度は鉄道や路線バス程ではなく、大荒れの外海航海などは好きではない(それでも空を飛ぶよりはずっと良いですが…)ですが、内海を航行する短距離航路や夕発朝着の貨客船、福岡~釜山間の高速船など、時折乗船機会があり、たまに船に乗るのも良いものと感じます。

 
そして安芸津を出航し、瀬戸内海に浮かぶ島々を眺めながら30分程すると、到着地となる大西港で、大崎上島には初上陸となりましたが、港のバス乗り場でバスを待っていると、見知らぬ人から「何処へ行くの?」と声がかかる辺りは、本土や橋などで繋がる島ではなく、本当の離島ならではと感じさせられます。

本土から何時間もかかる離島はともかく、船で比較的容易に足を運べる離島でも、MAKIKYUは足を運んだ事がない島ばかりですので、機会があれば大崎上島に限らず、色々足を運んでみたいと感じたものでした。

この大崎上島では滞在時間が1時間ほどしかなく、その間に島内を路線バスで移動して更に他の島へと移動したのですが、島内を走る路線バスに関しても、近日中に別記事で取り上げたいと思います。

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JTBキャンブックス「韓国鉄道の旅」絶版・在庫回収に

2012-01-29 | 鉄道[大韓民国・KORAIL列車]

つい最近、ネット上でニュース記事を見ていた所、2005年1月に刊行されたJTBキャンブックス「韓国鉄道の旅」が絶版になる事を記した記事を目撃し、気になって発行元のJTBキャンブックスHPにアクセスした所、こちらにもこの本を絶版・在庫回収にする旨が公表されていました。

絶版になった理由としては、日本では「日本海」と称している海洋名を、韓国で称している「東海」と記し、(日本海)と記した事で、日本政府の見解に照らすと適切な表記でないというのが絶版の理由として挙げられています。


韓国鉄道(KORAIL)ファンの一人でもあるMAKIKYUも、この本が手元にあり、韓国旅行の際には参考にしていますが、良く見ると109ページの列車撮影地ガイド地図(江原道江陵市の正東津駅周辺を示している地図)で、「 東 海(日本海) 」と記している箇所が見当たりました。
(上画像では少々分かり難いですが赤枠部分が該当・赤枠はMAKIKYUが画像加工で追加したものです)

この様な表記となったのは、韓国鉄道(KORAIL)側から提供された資料等を基にして図の作成を行った事に起因している様で、特段の意図は無かった様ですが、日本国内で日本人旅行者や鉄道ファン向けに、韓国鉄道の魅力を紹介する希少な良書であっただけに、絶版・在庫回収になってしまうのは非常に惜しい限りです。

絶版・在庫回収は教科書や政府刊行物などであればともかく、民間レベルの出版物にしては、対応が過剰過ぎるのでは…とも感じてしまったものです。
(在庫残数などを考えると、シール等での修正対応の方がかえって厄介で、致し方ないのかもしれませんが…)

【以下に記すMAKIKYUの個人的見解に関しては、「MAKIKYUのページ」は国家・地域間の地名呼称を議論するサイトではありませんので、恐れ入りますがこの件に関して、「日本海/東海」「北朝鮮/北韓/朝鮮」「台湾省/台湾」など、地名の特定呼称の是非を主張するコメントはご遠慮下さい。】
(「韓国鉄道の旅」の内容などに関してのコメントはOKです)

ただ東海(East Sea)という呼称は、MAKIKYUの個人的見解としては、朝鮮半島(韓半島)から見て東の海という事で、韓国内でローカルな呼称として使うには良いかもしれませんが、MAKIKYUの手元にある中国の地図では、日本では「東シナ海」と称している海を「東海」として記している程ですので、韓国の一部で主張している韓半島東側の海を「東海」として世界的呼称に…という話が出てくると、無理があり過ぎると感じてなりません。

ちなみに「東シナ海」を「東海」として記している中国の地図では、朝鮮半島東側の海は「日本海」と記していますが、日本では「朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)」、韓国では「北韓」(自国領土扱い)となっている土地を「朝鮮」と記し、福建省の東に浮かぶ島は「台湾省」と記しています。

国毎に色分けした世界地図でも、「台湾省」は大陸本土と同色で扱っている上に、「台湾島是我国第一大島…」などと説明していますが、これも色々議論になりそうな表現で、お国柄が表れていると言えばそれまでですが、「MAKIKYUのページ」の様な気まぐれな個人サイトはともかく、市場に流通する刊行物となると、地名等の表記にも…と感じてしまったものでした。

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広島電鉄バス・熊野線~呉市営バス乗り継ぎにも便利な長大路線

2012-01-28 | バス[中国]

今月MAKIKYUが広島県内へ足を運び、終焉迫る呉市交通局の路線バス(呉市営バス)に乗車した際には、日頃の疲労が影響してか、宿泊していた広島市内のホテルで寝坊してしまい、幾つか候補を考えていた呉市営バス乗車計画も、バス時刻の関係で実現できない案が幾つか生じる有様でした。

しかしながら広島や呉は、予定していた列車やバスを一本逃がしたら…という土地柄ではありませんので、色々候補を考えていれば何とかなるのは有り難いもので、宿泊していたホテルから徒歩で移動可能な範囲にある広島バスセンターへ出向いた後、結局広島電鉄が運行する熊野線の一般路線バスに乗車したものでした。

熊野線は広島市内や近郊を走る広島電鉄郊外バスの1路線で、広島バスセンターのある中心部の紙屋町などと、広島市東郊に位置する熊野町内を結んでおり、一般道路経由の便でも矢野までの間は、広島駅・向洋・海田などJR線沿いを経由するルートと、大学病院・仁保などの海沿いを経由する2ルートに分かれ、更にラッシュ時間帯などには広島高速2号線を経由する系統も存在しています。


MAKIKYUが乗車したのは広島駅・向洋・海田経由の便で、広島市内中心部と熊野町内をダイレクトに結ぶのがウリの路線ですが、JR線とほぼ並行する矢野(矢野駅前)までだけでも、結構な時間と運賃を要します。

矢野駅前からは熊野線の一部便以外に、矢野駅前~熊野町内間を結ぶ矢野ニュータウン線なども運行していますので、もし広島駅周辺に宿泊していたなら、矢野までJR線を利用してバスに乗り換えても…と感じたものでした。

ちなみにMAKIKYUが乗車した熊野線のバスは、MAKIKYUが身を置く首都圏では数少ない西日本車体工業製の58MCボディを採用した車両で、それも排ガス規制対象地域ではまず見られない平成3年式のいすゞ大型路線車でした。

 
おまけに郊外路線向けの高出力・着席重視仕様、引き違い窓を装備した非常に特徴的な車両(U-LV218M)で、古参大型車というだけでも歓迎のMAKIKYUとしては、この様な車両に当たって非常に嬉しいと感じたものでした。
(MAKIKYUが熊野線で乗車した車両は、登録番号がもう少し新しい車両で、写真は熊野営業所内で撮影した同形車です)

また路線的にも矢野までは市街地を走るものの、矢野~熊野町内へ至る道はかなりアップダウンのある山道で、運転するのは結構気を使いそうと感じた反面、高出力車の威力発揮といった雰囲気のルートは乗り応え充分で、広島バスセンター~熊野営業所間の乗車時間は1時間強に及びましたが、もっと乗っていても…と感じたものでした。


熊野営業所では市営バス乗継まで少々時間が空き、営業所内に停車している広島電鉄バスの姿を10台程度目撃できましたが、その間には熊野町内や矢野駅方面へ向かうバスも何台か発着していました。

見かけるバスはMAKIKYUが乗車した西工58MCボディの大型路線車や、日野純正のブルーリボンばかりで、それも大都市圏の排ガス規制対象地域では車検が通らない古参年式の大型車ばかりが目に付いたものでした。

広島電鉄では広島市内などで結構新しい車両(専らエルガか、ほぼ同型のブルーリボンⅡですが…)を良く見かけますので、全体的には古参車ばかりではないのですが、熊野は旧年式の車両ばかりが集まっている様で、古参車狙いであれば絶好のエリアと感じたものでした。

ちなみに熊野線の運賃は、広島バスセンター~熊野営業所間で620円(PASPY割引適用時560円)、その後呉市営バスに乗り継いで呉へ抜ける場合は熊野団地(広島電鉄熊野営業所内にあるバス停ですが、名称が広電とは異なります)~呉駅前間470円(PASPY割引適用時430円)となっています。

PASPY(広島地区の路面電車・バス・アストラムライン共通ICカード)利用で両者を乗り継ぐ場合は、更に20円の乗継割引も適用されますので、PASPY利用の場合は広島市内~呉間を一般道路経由の路線バスで乗り継いでも、1000円以内に収まります。
(広島バスセンター~呉駅前間を高速バス・クレアライナー利用で700円(PASPY割引適用時630円)、JR呉線利用は更に安くなりますので、広島~呉間をダイレクトに移動する手段とは言い難いですが…)

ただ終焉迫る呉市営バスを組み合わせ、比較的手頃に路線バスの小旅行を楽しむには悪くないルートと感じたもので、4月の呉市営バス→広島電鉄移管後も、現状の路線形態のまま暫く推移するのか気になる所です。

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JR東日本・ホリデーパス改編に~利用範囲拡張と共に値上げへ

2012-01-27 | Weblog

今日JR東日本HPを見たら、昨日付けで「休日おでかけパス」発売に関する告知が出ており、その内容が気になってニュースリリースを見ると…

・通用期間は3月17日以降の土休日とゴールデンウィーク・夏休み・年末年始期間

・通用範囲
既存ホリデーパスの有効区間全線(東京モノレール・りんかい線を含む)
内房線 木更津~君津間
久留里線 全線
東海道線 平塚~小田原間
八高線 高麗川~寄居間
高崎線 熊谷~神保原間
上越新幹線 熊谷~本庄早稲田間
東北本線(宇都宮線) 小山~自治医大間
水戸線 小山~下館間
両毛線 小山~足利間

発売額は2600円となっており、既存ホリデーパスに比べて通用範囲が拡がる分、発売額も300円値上げとなっています。

新たな通用範囲(東海道線小田原周辺など)の沿線に居る方や、今回新たに通用範囲に加わった路線の沿線へ良く出向く方には朗報かと思いますが、「休日おでかけパス」発売に伴い、既存の「ホリデーパス」は発売終了となりますので、賛否両論が分かれる所です。

個人的には青春18きっぷが通用しない時期の土休日に、概ねJR線で片道1210円以上の区間を往復する際に利用し、MAKIKYUの最寄り駅は横浜市内某駅で既存ホリデーパスの有効範囲ですので、新たに通用範囲となった区間へ足を伸ばさない限りは「値上げ」となってしまいます。

おまけに青春18きっぷの1回分単価(2300円)を上回ってしまい、つい最近も所用で市原市内へ足を運ぶ際にホリデーパスを利用したものでしたが、個人的には改編による恩恵よりは弊害の方が…という所です。

また新たな通用範囲となった区間も、小山周辺の通用範囲拡大が目立ちますが、両毛線沿線などは東武線利用の方が至便な気がしますし、真岡鉄道のSL乗車などを考慮した水戸線下館へも、個人的にはつくばエクスプレス~関東鉄道ルートの方が…という事で、あまり利用する機会はなさそうです。

その割には小山からさほどの距離はなく、所用・観光共に結構需要の多そうな宇都宮は相変わらず通用範囲外で、自治医大まで通用範囲が延長されているだけなのは中途半端な印象が否めません。

千葉方面も久留里線全線が通用範囲になったのは意外で、これから新車が入る路線だけにJR側も集客に力を入れたいという現われかと思いますが、その割には上総一ノ宮や佐原などは相変わらずエリア外で、久留里線を対象エリアに含めるのなら、こちらも対象区間に含めて欲しかったのが本音です。

それ以外の区間も高崎線熊谷~神保原間や東海道線平塚~小田原間(この区間は今まで通用対象外だったのが不思議な位)など、通用範囲を概ね東京60km圏内→80km圏内に拡張した印象を受けますが、個人的には値上げするなら石岡辺りまで通用範囲を伸ばして欲しい常磐線は、めぼしい競合相手が存在しないからなのか、通用範囲が従来通り土浦までに留まっているのも惜しい限りです。

ホリデーパスに代わり新たに設定される「休日おでかけパス」で、先日の市原市内日帰り程度の利用をした場合でも、往復普通乗車券購入よりは得になりますので、今後時折利用機会はありそうな気がしますが、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方は、今回のホリデーパス改編を如何感じられているでしょうか?

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民営移管を控えた呉市営バス(2)~古参車両編

2012-01-25 | バス[中国]

先日「MAKIKYUのページ」で取り上げた呉市交通局の路線バス(呉市営バス)ですが、今日は続編として、今月中頃にMAKIKYUが呉を訪問した際に見かけた市営バス車両の中で、比較的古参の部類に入る車両に関して取り上げたいと思います。

呉市は県庁所在地の広島市などと同様に、大都市圏の排ガス規制区域には入らない事もあってか、広島県内の同業他者と同様に大都市圏中古車の導入も行われているほか、新車として呉市交通局で導入して長年使い続けている車両も多数走り回っています。

今日の呉市営バスでは、大都市圏では排ガス規制の規制対象になってしまう比較的古参の部類に入る車両が主力となっており、それも大型路線車が主体を占めていますので、MAKIKYUの個人的趣味としては非常に嬉しい状況となっています。

大型路線車は瀬戸内海のすぐ近くまで山が迫り、道路は坂やカーブの多い呉の路線条件を反映してか、ホイールベースがやや短い車両(大型短尺)が主体を占めており、メーカーも三菱ふそうと日野が勢力を2分する状況になっています。

MAKIKYUが随分前に一度呉市営バスに乗車した際には、三菱ふそうのエアロスターKに乗車し、この車両はデザインや走行音など、様々な面で個人的に非常にお気に入りの車両で、先日呉駅前で市営バスを視察していた際にも、複数の車両が活躍する様を見る事が出来ました。

 
呉市営バスのエアロスターKは、エアロスターシリーズでは標準装備となっているセーフティウィンドウ(死角確認窓)が装備されている車両と、敢えてセーフティウィンドウを装備していない車両の双方が存在しているのも特徴ですが、車齢は概ね20年程度かそれ以上と古い車両だけあり、老朽取替えによって徐々に数を減らしている様です。

エアロスターKの製造中止後は、三菱大型路線車の現行モデルでもあるニューエアロスター登場までの間、エアロスターMの導入も行われており、この車両も既に大都市圏では見納めになっていますが、呉ではこちらも複数台が活躍する姿を目撃できたものでした。


MAKIKYUが先日乗車した熊野団地~呉駅前間の路線でも、すれ違う便で充当されている姿を見かけた程で、乗り心地や走行音などはエアロスターKと大差ない車両ですので、この車両に乗れたら…とも感じてしまったものですが、広島電鉄移管後も取替えはエアロスターKが先になるかと思いますし、広電自体も古参車を多数抱えていますので、まだ暫くの活躍が期待できそうです。


そして三菱車と並び、2大勢力として活躍する日野車も、大都市圏では姿を見る機会が少なくなった大型路線車・ブルーリボンが主力を占めており、写真の様にセーフティウィンドウを装備し、側面窓が引き違い式になっているなど、やや高級な印象を受ける車両も見受けられ、これも是非乗車したい車両と感じたものでした。


日野車ではブルーリボンの他に、中型車レインボーも目撃しており、こちらは呉市営バスが中乗り整理券方式にも関わらず、側面の行先表示器が前扉直後にあるなど、見るからに不自然な雰囲気ですが、比較的最近転入した元名古屋市営バス車両の様です。

またいすゞや日産ディーゼル(現UDトラックス)製の車両は、元々の在籍数が少ない事もあってか、見かける機会も…という状況でしたが、いすゞキュービックは一台だけ目撃しています。


こちらはつばき号と称されるワンステップ車で、4枚折戸となった中扉や、逆T字窓など比較的洗練された印象の車両ながらも、バリアフリー対応車ではないのか、前面に車椅子マークが見当たらず、塗装も低床車が纏う新塗装ではなく、従来塗装となっているのが特徴です。

ここで取り上げた車両以外にも、呉市営バスではまだまだ様々な車両が活躍しており、以前西日本車体工業製の車体を装備した車両なども目撃した事があり、機会があればこれらの車両に関しても取り上げたいと思います。

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民営移管を控えた呉市営バス(1)~低床車両編

2012-01-21 | バス[中国]


先週末に少し遅めの冬休み(?)で西の方へ出向いたMAKIKYUですが、その最大の目的は4月からの民営移管(広島電鉄)を控えた呉市交通局(呉市交通局)のバスに乗車すると共に、終焉を迎える市営バスの最後の活躍を撮影してくる事で、車両前面に掲げられた告知などはいよいよ終焉と感じさせるものでした。

呉市交通局は過去に路面電車を運行していた事もあり、現在も呉市内や呉市と近隣の町を結ぶ路線を幅広く運行しており、使用車両も大型路線車主体で160台以上の規模を誇ります。

一般路線以外にクレアライナー(広島行高速バス)の一部便運行や、希少なボンネットバスを保有している事でも知られており、地方都市の公営バスにしては大規模な部類に入ります。

路線も瀬戸内海のすぐそばに山が迫る呉の地形も影響し、市街地や海沿いを走る路線から、橋を介して繋がる離島への路線、そして内陸部へ向かう路線など多岐に跨り、車両の種類や年式も多彩な事から、趣味的にも非常に面白い存在と言えます。

しかしながら呉市は、中国地方一の大都市で個人的も訪問機会はさほど多くない広島市に近く、広島市内だけでも路線バスの面白さは尋常でない(個人的には国内で5本の指に入ると思います)上に、日頃首都圏に居るMAKIKYUとしては決して訪問しやすい土地ではないだけに、過去には一度乗車しただけと言う有様でした。

また全線やエリア・曜日限定の一日乗車券なども発売されており、機会があれば一度これらの乗車券を利用し、観光も兼ねて呉の路線バスを存分に堪能したい程ですが、先日の訪問でも他の予定との兼ね合いに加え、宿泊先の広島市内ホテルで予定外の寝坊をした事もあり、1路線の乗車に留まったのは惜しい限りでした。

今回の呉訪問では、乗車候補となる路線を幾つか考えており、結局熊野団地~北原~昭和支所~呉駅間の路線に乗車したのですが、呉市営バスでは古参車両も多数活躍しているものの、乗車時間のダイヤはスロープ付き低床バス運行ダイヤとなっていました。


熊野団地でやって来たバスは、大都市圏でもありふれた存在と言えるいすゞERGAノンステップ車で、古参車でなかったのは少々残念でした。

それでもERGAの中では比較的初期のV8エンジン装備車で、MAKIKYUとしては結構好みとも言える走行音を聞きながら、終焉迫る呉市営バスでカーブの続く山道を走るトリップを堪能できたのは喜ばしく、広島電鉄移管後も暫くは現行の路線形態で、現行車両が活躍する事に期待したいものです。


ちなみに呉市営バスではERGAもV8エンジン装備車だけでなく、比較的新しい日野製エンジンを搭載した車両(同型の日野ブルーリボンⅡも含めて)も活躍しており、こちらの姿も見る事ができました。


ERGA/ブルーリボンⅡ以外にも低床車は幾つかのバリエーションが存在しており、中には屋根上のガスタンクが特徴的な天然ガス車も存在していますが、スロープ付き低床バスは色彩こそ従来車と同等ながら、塗り分けを変える事で差別化を図っているのが特徴です。

低床車は新車で導入された車両だけでなく、最近になって大都市圏で排ガス規制により代替を迫られた中古車両も登場しており、MAKIKYUが呉駅前で市営バスの観察・撮影を行っている間にも、横浜市営や高槻市営からの移籍車が稼動する姿を目撃できたものでした。


横浜市営からの移籍車(ワンステップ)は、ベイブリッジなどが描かれた独特な座席モケットなどがそのままで、バス事情に精通した人間が見れば一目で元横浜市営バスと分かる程です。

おまけに中乗り後払い(整理券方式)の呉市営バスにおいて、前扉直後にLEDの行先・経由表示装置が設置されており、見るからに不自然な印象を受けますが、三菱NEW AEROSTARは元々の完成度が高く、見た目も現行モデルと大差ない車両ですので、サイドブレーキや走行音などは新車とは随分差があるものの、素人目には新車と錯覚させる車両かもしれません。

また写真の元横浜市営バスは、横浜市営バスで低床車が本格導入され始めた頃の車両で、スロープ付き低床車である事が評価され、同形車をはじめとする同世代車が地方で再活躍する事例が急増していますが、横浜で塗り分けを変えた低床車として登場した車両が、第2の活躍舞台でも新塗装の低床車として活躍するのは奇遇と感じます。

呉市営バスではスロープ付き低床バス充当便も、新型ノンステップ車限定ではない事もあり、できればこのバスに当たった方が…とも感じたものでしたが、広電移管後の活躍にも期待すると共に、民営移管後にも再度呉を訪問し、路線バスで市内巡りをしたいと感じたものでした。

呉市営バスに関しては、近日中に主力の古参車両に関して取り上げた記事も公開したいと思います。

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フリーゲージトレイン・試験車両に遭遇

2012-01-17 | 鉄道[四国]

今年の冬は青春18きっぷも利用せず、世間で一般に「冬休み」と言われる期間は専ら仕事、MAKIKYUは新年早々元旦から仕事に追われていましたが、数日前ようやく遅めの冬休み(?)で往復新幹線利用+αで西の方へ出向いていました。

その際には現在日本では実用化に向けた走行試験を行っており、線路幅の異なる新幹線~在来線間を、改軌せずに直通運転可能なフリーゲージトレイン(軌道可変電車)の試験車両にも遭遇したものでした。


フリーゲージトレインの存在自体は、MAKIKYUも既に知っていましたが、現段階における走行試験対象区間などは把握しておらず、多度津でいきなり姿を目撃しただけあって、その姿を一目見た際には随分驚いたものでした。
(以前は九州などで試験走行を行っていた様ですが、現在は主に予讃線で試験に供されている様です)

たまたまフリーゲージトレインを目撃した際、MAKIKYUが乗車していた普通列車は、多度津駅で若干の停車時間があり、反対側ホームに出向いてその姿を観察すると共に、手持ちのデジカメで姿を記録する事もできたものでした。


このフリーゲージトレイン試験車両は、目玉とも言える軌道可変台車が一番の特徴で、最近の車両は軽快な雰囲気の台車を装備している車両が大半を占める中で、特殊な機構を備えた重装備が影響してか、台車は見るからに物々しい雰囲気を感じたものでした。

また車体も前面形状や、青を基調とした装いなどは日本の営業用鉄道車両とはかけ離れた雰囲気を感じ、MAKIKYUの職場内で鉄道事情に比較的詳しい人物に写真を見せても、海外の車両と勘違いされる程でしたが、その一方で車体側面を見ると、何となく新在直通用のミニ新幹線車両を連想させる雰囲気が漂っている様にも感じたものでした。

ちなみにフリーゲージトレイン自体は、スペインなどで既に実用化されており、それも客車だけでなく動力を持つEMU(電車)でも営業に供されている車両が存在しています。

ただスペインの場合は在来線に広軌を採用しているのに対し、JRの場合は在来線が狭軌となっている事や、新幹線区間走行時における運行速度や騒音面などでの制約が大きく、特殊装備で重量が嵩み、軌道への負荷が大きいなど、スペインなどでフリーゲージトレインの運行実績があるから日本でも…という訳には行かない様で、現段階ではまだ余り芳しい試験実績は残せていない様です。

現在予讃線で行われている走行試験の実績次第で、今後営業用車両として日本でフリーゲージトレインを実用化するか否かが決まる事になるかと思いますが、技術的にも非常に特色があり、趣味的にも非常に興味深い車両ですので、今後の動向にも注目していきたいものです。

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JR日光線で活躍する107系電車~近年改められた装いは…

2012-01-10 | 鉄道[北関東]

昨年末MAKIKYUは、12月限りで有効期限満了となる東武鉄道の株主優待乗車証(東武全線が1乗車限り有効で途中下車不可)が手元に残っていた事もあり、使い残さずにこの乗車券を消化する事も兼ねて、日帰りで栃木県内へ出向いたものでした。

その際には往復こそ東武線を利用したものの、栃木県内では別途運賃を支払い、JR日光線を利用する機会もあり、その際には日光線の主力(というよりも、殆どこの電車しか来ないのですが…)である107系電車にも乗車したものでした。

107系電車は国鉄時代に製造された急行形電車の下回りなどを活用しつつ、近郊輸送用に最適化した車体を載せたローカル用電車で、一応近郊型車両に分類される様ですが、国鉄時代の形式分類では通勤型に分類される形式付番となっています。

車内設備もオールロングシートとなっていますので、今日のJR東日本における通勤・近郊型の識別をなくした「一般型車両」のはじまりと言っても良く、編成は1編成2両と言う短編成になっています。

短い編成を2~3編成組み合わせた編成で運用される事も多く、MAKIKYUが日光線に乗車した際も2編成併結の4両編成で運用していましたが、JR化後に製造された短編成ローカル用車両にしては珍しく、今日に至るまでワンマン運転対応となった車両が全く存在しないのも大きな特徴です。

 
また日光線で活躍する107系電車は、以前は「Nikko」の「N」をデザインした白と緑の装いでしたが、近年は栃木県随一の観光地でもあり、東照宮などがある日光の古風な印象をイメージした茶色系のややレトロ調の装いに改められおり、現在「N」をデザインした装いの車両は見られなくなっています。

日光線車両の塗装変更後、レトロ調の新塗装車は宇都宮駅で何度か姿を見た事はあったものの、なかなか乗車機会がなく、昨年末にようやく鹿沼→宇都宮間で乗車したものでしたが、この車両は単に塗装をレトロ調にするだけでなく、行先表示の字幕もレトロ調に改めており、日光をイメージしたロゴマークなどが幾つも車体に貼られているのも特徴的です。

 
MAKIKYUが乗車した列車のロゴマークを見ると、客ドアと戸袋窓の間に貼られている、キャラクター(?)をイメージしたロゴが、編成毎に異なっています。
(前面貫通路のロゴも、下の方はこのキャラクターのデザインになっており、2編成の画像を地比すればその違いが識別できます)

途中駅(宇都宮~鹿沼間では鶴田しかありませんが…)ですれ違った列車も、また異なるロゴマークを貼り付けているなど、パッと見るとどの編成も同じ様に見えるレトロ調塗装の日光線車両も、良く見ると近隣の烏山線で運行している七福神列車の如く、車両毎に違いを持たせているのが特徴で、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方もJR日光線を利用する機会がありましたら、この点も注目されると面白いかと思います。

ただ車内は日光の観光地を宣伝する広告類や、外国語併記の路線図を除くと相変わらずで、製造からそこそこの年数を経た車両だけあって、やや草臥れている様に感じたのは少々残念な限りでした。

またJR日光線の運行本数も、東北新幹線から乗り継いで日光へ向かう観光客向けには、北関東では当り前とも言える「昼間時間帯は概ね30分以上1時間以内の不均等間隔運転」でもさほど支障がないかもしれませんが、鹿沼駅で宇都宮方面へ向かう際に、一本逃がすと最大1時間程度の待ち時間が発生する上に、ダイヤがパターン化されておらず分かり難いというのは、都市近郊線区としては余り芳しくないと感じたものです。

JR日光線の設備や沿線人口、それに並行交通機関(鶴田駅は経由しませんが…)とも言える宇都宮~鹿沼間の路線バス(関東自動車)が昼間でも毎時3本以上と頻発している事(運賃が割高になるのは難点ですが…)などを考えると、短編成運行が可能な107系電車の特性を生かし、2両編成でのワンマン運転を行う代わりに、宇都宮~鹿沼間では昼間時間帯に区間列車(現在でも朝夕などに走っています)を設定し、最低30分ヘッド化&等間隔ダイヤが実現できないものかと感じたものですが、こんな事を感じてしまうのはMAKIKYUだけでしょうか?

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「開発を止めた某鉄道」のマインドはこんなモノ?~呆れる限りの不快な告知

2012-01-06 | 北総監獄

MAKIKYUは今年に入ってから、所用で首都圏の辺境・北総監獄(千葉ニュータウン)を訪問する機会があり、その際には余りに高額な運賃で悪評名高い「開発を止めた某鉄道」(元○○開発鉄道)を利用したものでした。
(個人的には余り利用したくない路線ですが、他の交通機関も限られる公共交通不毛の地ですので、有力な交通手段が限られてしまい、彼の地へ足を運ぶ際には利用せざるを得ないのが実情です)

この「開発を止めた某鉄道」では以前、如何にもサービスに努めている事を強調している様に錯覚させ、見るからに安っぽい白黒印刷の不快な広告が時折見られたものでした。
(中には乗務員室の暗幕撤廃宣言の様に、多少実効性のある告知もありましたが…)

先日「開発を止めた某鉄道」を利用した際には、北総監獄中央駅(最近は千叶新城中央という呼び方もしている様ですが…)でこの不快な広告を少しグレードアップさせた雰囲気の掲出が見受けられたもので、白黒ではなくカラー印刷になると共に、写真も印刷されるなど、告知の製作費用は以前より少し上がっていそうな雰囲気を感じたものでした。


しかしながら告知の内容は、「すべてのサービスが北総マインド」と謳い、「線路編 電車を安全に走らせ、お客様に快適な乗り心地を提供するため゛線路゛はいつも良好な状態にしております。」と記しているものの、保線の徹底は鉄道事業者としては当り前過ぎる事です。

こんな事でわざわざ「北総マインド」などと謳い、大々的に宣伝するのは呆れる限りで、こんなモノを見ただけでも「開発を止めた某鉄道」のサービスレベルがどの程度なのかを容易に推測する事ができるかと思います。

敢えて「北総マインド」などと謳う程の宣伝を出すのであれば、「車両編」や「運賃編」といった広告を作成し、特別料金不要の特急列車で似たような規格の車両を使いながらも、サービス合戦を繰り広げている京阪間の大手私鉄などと対比し、「開発を止めた某鉄道」が如何に接客サービス面で優れているかを強調すると共に、その告知以上の旅客サービス実践に努めて頂きたいものです。

それ位の心意気がないのであれば、「北総マインド」などと記した告知は見ていて不快なだけですので、こんな告知は早く取り止めると共に、兵庫県神戸市内やその周辺を運行し、都市型鉄道ながらも登山電車並みの過酷な路線条件で有名な中小私鉄の様に、運賃面で割高な理由などをHPなどできちんと公表(該当告知はこちらをクリック)して理解を求めるなど、旅客に対して誠意ある対応を期待したいものです。(「開発を止めた某鉄道」に誠意ある対応を期待するだけ無駄かもしれませんが…)


また先日北総監獄中央駅から「開発を止めた某鉄道」に乗車した際には、一部で「悪徳」と称されている速達列車にも時折充当される大手私鉄車両(着席箇所によって座席の格差が非常に大きいです)に当たったのですが、その際には以前は見かけなかった新種のドアステッカーが貼られているのも目撃したものでした。


この車両によく乗る知人によると、昨年秋頃から姿を現しているとの事でしたが、デザイン的には最近可愛らしいステッカーへの張替えが進む小田急線などには遠く及ばない実用本位の印象ながらも、日本語や英語だけでなく、韓国語や中国語の表記も合わせた4ヶ国語表記となっているのが印象的で、従来のドアステッカーを残したまま新たにステッカーを追加しているのも大きな特徴と言えます。

海外に近い九州の大手私鉄や地下鉄などでは、既に4ヶ国語表記のドアステッカーは見慣れたものですが、海外からは程遠い首都圏でも遂にこの様なステッカーが出てきた事で、同様の動きが首都圏他事業者でも今後広がるのか気になる所で、この様なドアステッカーが首都圏でいち早く導入されたのは、○田空港へ乗り入れる機会が多く、従って外国人利用が多い事を想定しているのかもしれません。

ただ今年も機会があれば韓国などに足を運べれば…と思っているMAMIKYUとしては、いくら首都圏在住とは言っても、このドアステッカーの貼られた電車が走る所から海外に出国するのは御免蒙りたいもので、アクセスに大手私鉄直営の路線バスを利用し、使い慣れたJR利用で出国するに越した事はないのですが…

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2012年も宜しくお願い致します

2012-01-01 | Weblog

新年あけましておめでとうございます。

昨年は未曾有の津波被害が発生した東日本大震災や、震災の影響による原子力発電所事故をはじめ、災いの多い年になってしまい、震災等で被災された方にはこの場より見舞い申し上げる次第です。

今年はMAKIKYUが長年慣れ親しんだ写真の姿が、遂に見られなくなってしまうといった残念な話もありますが、大きな災いのない平穏な年になる事を願いたいものです。

2012年も「MAKIKYUのページ」を宜しくお願い致します。

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