販売する駅弁は5種で、助六寿司(8ユーロ)や幕の内弁当(15ユーロ)、ご当地食材のシャロレー牛をすき焼き風に味付けした「パリ・リヨン弁当」(15ユーロ)など。フランスの日本食専門業者から食材を調達し、現地のレストランで調理する。

 また、売店に隣接するイベントブースでパネル展示を行い、130年以上の歴史を持つ日本の駅弁文化を紹介する。

 NREは昨年来、シンガポールや台湾でのイベント販売などを通じて海外展開を模索している。今回の出店について「和食人気の高いフランスに駅弁文化を伝え、訪日客の誘致にも貢献したい」(広報)としている。

パリで駅弁召し上がれ JR東グループがリヨン駅に出店  
〈添付画像の説明文〉パリ・リヨン駅に出店する駅弁売店のイメージ。助六寿司や、フランス牛をすき焼き風に味付けした弁当など5種を販売する



「記事抜粋は以上」


日本国内で発売される駅弁も、品質はスーパーやコンビニなどで販売される弁当よりも高級で、土地柄を表した特色あるモノが多いものの、販売価格も割高な印象があり、個人的には駅弁を堪能するのは一種の「プチ贅沢」と感じる事も少なくないです。

ましてや物価が割高と言われるヨーロッパ・フランス(MAKIKYUは未訪ですが…)での販売、日本食専門業者から食材を調達という事もあり、ただでさえ割高感のある駅弁価格が更に高騰する状況です。

幕の内弁当程度で15ユーロ(今日のレートでは2000円強)、助六寿司でも8ユーロ(今日のレートではこれも4桁円到達)というのは余りに凄まじい価格と感じ、余程高級な食材を用いているか、さもなければ3~4人前程度のボリュームを誇る弁当でない限り、半額の値引きシールが貼られていたとしても、とても買う気にはなれないというのが本音です。

こんな事を感じてしまうのは、日頃1人分の幕の内弁当や助六寿司程度なら、その気になれば何時でも3桁円で調達できる環境に身を置いている事も影響しているかもしれませんが、彼の地で高額な幕の内弁当を見た現地人や、出張や観光などで足を運んだ日本人がどれだけ購入し、繁盛するのかも気になる所です。

個人的には旅行ではるばる海外まで足を運んだ際には、国外滞在期間が最高でも1カ月強という事もあってか、幕の内弁当や助六寿司をはじめ、海外の旅先各地でそれ以外の和食各種も食べたいと思った事はありません。
(たまたま手頃な値段で手早く食べれるメニューが和食だったという事で、海外でうどんやラーメンを食べた事は何度かあるのですが、業務などで数カ月~1年以上の海外滞在を求められる駐在員などの方は、印象が異なるかもしれません)



パリ・リヨン駅を頻繁に発着する高速列車(TGV)のカスタマイズ版とも言える車両の一つ(この車両には何度も乗車しています)が頻繁に発着し、何度も利用した事がある駅構内で営業している弁当チェーン店の商品を見た際にも、記事で取り上げられている幕の内弁当や助六寿司などに比べると遥かに割安ながら、それでも内容や価格を見ると、とても買う気にはなれないと感じた程ですので…