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小豆島内を走るオリーブバス~離島の割にバリアフリー率も…

2013-05-05 | バス[四国]

MAKIKYUが2月に香川県の小豆島を初訪問した際には、島内を路線バスで廻ったものでした。

かつて小豆島内の路線バスは小豆島バスが運行しており、2010年に路線バスの運行は小豆島オリーブバスに移管、そして現在島内の路線バスは専らこの小豆島オリーブバスが担っています。

同社は島内全路線が乗り放題になるフリー乗車券を設定している他、オリーブバス移管後にICカード(香川県本土側のことでんなどと同一のIruca:小豆島オリジナルデザインのオリーブIruca発売もあり)も導入されています。

北廻り(大部経由)・南廻り(草壁経由)の土庄~福田間2路線を利用して島内一周すると、フリー乗車券(1日用)とICカード利用時の割引運賃適用で同程度、それ以上の乗車や路線途中での途中下車などをした場合、フリー乗車券を利用した方が割安になり、フリー乗車券は使い方次第では数時間程度の滞在でも威力を発揮します。

MAKIKYUは一応Iruca(ことでん発売のカードですが…)も所持していますが、北廻り・南廻りの土庄~福田間2路線途中での途中下車や、他に西浦線と呼ばれる支線に乗車する事もあり、1日フリー乗車券(土庄港ではオリーブバス事務所で購入可能です)を利用し、島内を動き回ったものでした。


車両面では以前の小豆島バス時代から専ら日野製中型車を導入、メーカーが日野に限定される上に、大都市圏移籍車両なども見かけない状況ですので、車種のバリエーションは限られています。


四国では本土側でも最もありふれた車種の一つと言って過言ではない、日野レインボーHR(ノンステップ)が主力を占めており、中にはラッピング車も存在します。

日野ユーザーで新しい車両…という事で、レインボーHRの他にレインボーⅡ(エルガミオのOEM車)も活躍しており、離島ながらも割合新しいバリアフリー対応車が多いのが特徴で、他にICカード(Iruca)導入やLCD運賃表示器、音声読み上げソフトを用いていると思われる車内放送など、全般的に近代的な印象を受けたものです。

ただ中には2段ステップの中型前後扉車(残念ながら巡り合せが悪く、乗車や撮影は出来ませんでしたが…)の活躍も見受けられ、淡路島の様に大都市圏排ガス規制区域事業者も真っ青になる程の状況(既にエルガミオ・エルガを多数放出しており、中には島流しならぬ「島上り」で排ガス規制区域の路線バスとして活躍する車両まで存在していますので…)と比べると、小規模ながらもまだバリエーションは…と言った所です。

そのため余り離島のバスらしくない印象が強い小豆島オリーブバスですが、中には2段ステップのトップドア車(レインボーRR)も存在しており、この車両には乗車する機会もありました。


旧小豆島バスオリジナルカラー+側面にイラストのラッピングが施されたトップドア車は、拡大型の前面窓や引き違い式となった側面窓など、自家用バスなどで良く見られる仕様となっており、同程度の年式で前後扉の車両とは様相が大きく異なります。

貸切兼用といった雰囲気の車両は、車内も2人がけのリクライニングシートが並ぶなど、路線バスにしてはグレードは高く、乗車したのは支線の西浦線でしたが、できれば北廻りか南廻りの島内1周線で乗車できれば…と感じた車両でした。
(基本的に北廻りで福田港へ到着したバスはその後南廻り、逆に南廻りで福田港へ到着したバスはその後北廻りになりますので、名目上は福田港で系統分断していますが、実質的に朝晩を除く北廻り・南廻りの大半は、土庄発着の循環系統と言っても過言ではない状況です)

小豆島の路線バスは事業者移管などもあり決して芳しい状況では…と言う話も聞きますが、車両面では大都市圏を除くとそこそこのレベルで、観光でも予め時刻を調べておけば、フリー乗車券の設定と合わせ、運行本数などの面でも、離島のバスにしては割合使い勝手が良いのでは…と感じたものでした。

今後も現状の日野中型車ばかりが活躍と言う傾向が続くのか、それとも車両のダウンサイズ化(マイクロバス導入など)や中古車導入などの動きが出てくるのかも気になる所ですが、また小豆島を再訪する機会があれば、島内観光と合わせて未乗路線乗車も…と感じたものでした。

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愛媛県・上島町有バス~離島内を走る自治体運営バスではポンチョが活躍

2013-02-25 | バス[四国]

先日「MAKIKYUのページ」では、因島~愛媛県上島町間を結ぶ旅客航路に関して取り上げましたが、その際には上島町内を路線バスで移動した事にも触れており、どんなバスが走っているか気になる方も居られるかと思います。
(MAKIKYUが生名島へ足を運んだのは、因島から対岸で路線バスが走っている姿を目撃した事も一因です)

MAKIKYUが乗車した路線バスは、生名島(立石港)から佐島を経由し、弓削島の上弓削港を経て久司浦へ至る、2つの橋を渡る路線バスの「幹線」で、初乗り運賃は100円・生名島内から弓削島内まで乗車する場合は150円となっており、上島町内では他に生名島内や弓削島内などを運行する路線もあります。

これらの路線バスは、長崎桟橋~立石港間のフェリーと同様に上島町が運行を行い、過疎地の自治体バスではよくある白ナンバー(自家用登録)による有償輸送で、上島町有バスと名乗っており、車内で「往復分まとめての支払いは…」などという掲示が見受けられたのは、如何にも離島のバスならではと感じたものでした。


乗車した車両は、近年コミュニティバスや都市圏での狭路運行路線、そして地方閑散路線での導入も多く、MAKIKYUの知人の中には大絶賛している者もいる日野製ノンステップのマイクロバス・ポンチョでした。


離島となると路線バス自体の運行がないか、ワゴン車クラスでの運行事例も存在する事を考えると、年式も新しくそこそこの車と言う印象を受けたものです。


ドアは前輪後側に1箇所のみ、座席配列は2+1列で着席定員確保を重視した仕様となっており、都市圏の路線ではポンチョの2ドア車などもよく走っていますが、収容力の小ささや、車両特性上2ドアでは前ドアと後ドアの間隔がかなり接近する事などを考えると、ポンチョは1ドア車の方が…と個人的には感じます。


また乗車したポンチョの運賃箱は、両替機能などのない簡素な箱で、如何にも過疎地域の自治体バスらしい装備と感じた反面、音声合成による車内放送が流れ、バス停のみでの旅客扱い(自由乗降扱いなし)となっているなど、離島を走る小規模な町営バスにしては…と感じる面も見受けられたものでした。

ただ上島町は全国的な知名度こそ低いものの、実質的に本土と陸続きになっている因島から非常に近い土地柄も影響してか、全島合わせた人口は7600人超(2012年末統計)と意外と多く、首都圏では比較的知名度の高い伊豆七島の三宅島や神津島などの倍以上の人口を誇る事なども踏まえると、意外と路線バスの便数などは…と感じたものでした。
(因島などとのフェリーでのアクセスが比較的容易な事や、フェリー発着地周辺に人口が集積している事等も、人口の割に路線バスが…と感じる要因かもしれませんが…)

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方の中で、上島町へ足を運ぶ機会のある方は余り多くないと思いますが、もし訪問機会がありましたら、是非上島町有バスへの乗車も検討してみては如何でしょうか?

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終焉迫る鳴門市営バス

2013-01-12 | バス[四国]

数日前MAKIKYUは広島・岡山~香川・徳島県方面へ足を運ぶ機会がありました。

その際には3月末で事業廃止・民営移管(徳島バス)が確定しており、終焉迫る徳島県の鳴門市営バス(鳴門市企業局運輸事業課)にも初めて乗車する機会がありました。

鳴門市営バスは鳴門市内で完結する路線だけでなく、県境を跨いで香川県東かがわ市(‪JR引田駅)方面への路線も運行しているのが大きな特徴ですが、県都・徳島市への路線は徳島バスによる運行となっています。
(徳島県で他に市営バスを運行しているのは徳島市と小松島市で、小松島市営バスは徳島市へ越境して徳島駅まで足を伸ばす路線も存在し、2市の市営バスが並ぶ事も日常茶飯事です)

MAKIKYUが乗車したのは県境を越える引田線(JR鳴門駅~JR引田駅・翼山温泉)で、昼間時間帯でも概ね1~2時間に1本程度は運行していますので、土地柄の割には至便と感じたものです。

香川県内(高松方面)と鳴門市内の間を公共交通機関を利用して移動する場合、JR鳴門線の運行本数が決して多いとは言い難い上に、経路的には大回りになる事も踏まえると、接続次第ではかなり利用価値のある路線です。


余所者が鳴門市営バスを利用するとすれば、引田線が一番利用し易いのでは…と感じ、途中で瀬戸内海に沿って走る区間が続く車窓も魅力的と感じたものです。

鳴門市営バスの一般路線車は大型車・中型車双方が存在していますが、MAKIKYUが引田線に乗車した際には三菱製の古参大型車・エアロスターKが充当され、途中ですれ違った車両も富士重工製の大型車(日産ディーゼルといすゞの2種類が存在している様です)が充当されていました。


鳴門市内では最も至便な路線と言え、運行頻度や利用客数が最も多い徳島市内との間を結ぶ路線(徳島バス)でも、大半が中型車による運行となっている事を踏まえると、随分贅沢な印象を受けたものです。

乗車した前後扉のエアロスターKは貸切兼用なのか、片側2人がけの座席がずらりと並び、補助席まで設けられていたのも特徴的でしたが、平成2年式と古い事もあり、鳴門市営バスの事業終焉と共に運用離脱となる公算が高そうに感じたものです。
(民営移管後の路線引き受け先となる徳島バスは、吊り橋の対岸にある島を走る事業者の如く新しい車ばかりではないものの、地方バス事業者にしては比較的車齢が低い車両が多く活躍しています)

MAKIKYUが鳴門駅前で引田行のバスを待っている間には、板野方面からの路線(大麻線)で鳴門駅に到着する市営バスの姿も目撃し、こちらは日野製中型車が充当されていました。


この車両は地方の路線バス車両にしてはそこそこの車両とはいえ、民営移管後に徳島バスへ引き継がれるのか否か気になる所です。

また鳴門市営バスの引田線は、引田駅でJR(高徳本線)に乗り継ぎ可能なだけでなく、ダイヤ上は特に接続を意識している様ではないものの、高松~引田間を走る大川自動車の路線バスと乗り継ぐ事も出来ます。

先述の徳島バスと合わせると、徳島~高松間を鳴門・引田乗り継ぎで鉄道や高速バスを利用せずに、路線バスのみの乗り継ぎで移動する事も比較的容易で、MAKIKYUが数日前に鳴門市営バスに乗車した際にも、徳島バス・大川バスと乗り継いで高徳間を移動したものでした。

引田線の運賃は初乗り110円、全線で620円と比較的割安な印象があり、回数乗車券が徳島バスなどと共通利用できるのも有り難く感じます。

運賃面でもさすがに大回りになってしまう徳島からでは厳しいものの、鳴門から引田(~高松)では回数券の割引も踏まえると、JR(普通列車)と遜色ないレベルとなり、結構健闘していると感じたものでした。
(大川バスでは徳島バスなどの回数券は利用できないものの、最近になって琴電(電車)やことでんバスなどで利用可能なICカード「IruCa」の利用が可能になっており、普通運賃ではJRより僅かに高くなる高松~引田間も、カード利用による割引適用でJRより少し安くなります)

「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も鳴門市内へ足を運ぶ機会がありましたら、是非鳴門市営バスへの乗車を検討してみては如何でしょうか?

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高知市内を走る「MY遊バス」~割安運賃も魅力の観光周遊バス

2012-04-16 | バス[四国]

1月にMAKIKYUが四国へ足を運んだ際には、高知市内で「MY遊バス」と呼ばれる観光周遊バスにも乗車する機会がありました。

このバスはJR高知駅を起点に、五台山を経て桂浜に向かうルートを往復運行しており、高知市内を走る土佐電鉄グループの土佐電ドリームサービスと、高知県交通の2社共同運行となっています。

全区間乗り放題で車内発売もあり、沿線観光施設の割引特典などもある1日乗車券が1000円となっており、特典として土電市内電車の市内均一区間も乗り放題になっていますが、単純に市内中心部のはりまや橋~桂浜間を一般路線バスで往復するだけでも1000円を超える事を考えると、割安でお得感のある価格設定と言えます。

この「MY遊バス」一日乗車券は、「MY遊バス」や市内電車への乗車だけでなく、桂浜方面の高知県交通一般路線バスも、片道1回だけ利用可能になっており、桂浜への往復で「MY遊バス」と一般路線バスを乗り比べ、往復で異なるルートを利用できるのも魅力です。

ただ一般路線バスは乗降停留所が限定されており、高知市内側は南はりまや橋までとなっていますので、「MY遊バス」一日乗車券で高知駅まで行きたい場合は、はりまや橋~高知駅間の運賃を別途現金等で支払うか、並行する市内電車に乗り換えないといけないのは少々難点で、遠方からの旅行者は高知駅で列車やバスに乗り換える事も多い事を考えると、桂浜方面一般路線バスの通用範囲を、せめて高知駅まで拡大してくれれば…と感じる所です。


ちなみに「MY遊バス」の充当車両は、運行2社の一般路線車が用いられ、MAKIKYUが目撃した限りではどちらも日野製、五台山周辺の道路条件の関係(写真は五台山周辺を走行中の様子です)もあってか、高知では主力となっている中型車が用いられていますが、「MY遊バス」専用にラッピングが施され、運賃箱も撤去されるなど、充当車両は基本的に限定されています。

 
遠方から訪問する観光客が利用する事が多い観光循環バスとなると、観光タイプや比較的新しい車両を使う事例も多い中、土佐電ドリームサービスの車両は高知ではまだまだ走っているとはいえ、全国的には今や少数派となったライト片側1灯のRainbowを用い、昭和製の床が板張りの車両に乗車できるのも、古参路線車が好きなMAKIKYUにとっては嬉しい限りで、観光循環バスとしての利便性だけでなく、車両面での楽しみもあります。


もう一方の高知県交通は、乗車した車両こそ一応平成製の車両で、土佐電ドリームサービスに比べれば新しい車両とはいえ、MAKIKYUがこちらに乗車した時も、既に大都市圏の排ガス規制区域では車検更新が叶わない年式の2段ステップ車が充当され、個人的にはこれでも充分「当たり」の部類に入るほか、土佐電ドリームサービスの車両と乗り比べる楽しみもあります。

 
また「MY遊バス」は一般路線とは異なり、停留所のポールも専用のモノが用いられ、不慣れな遠方の観光客が利用する場合にも、他のバス停と容易に識別できる様になっていますが、バスの時間表に通過案内が設けられているのもユニークで、手動式故に乗務員の方がわざわざ札を付け替えているのも大きな特徴と言えます。

この「MY遊バス」は公共交通のアクセス手段が限られ、牧野植物園などもある五台山へのアクセスには必須と言える他、桂浜周辺へのアクセスにも有用で、比較的割安に高知観光を楽しむにも絶好かと思いますし、バスと市内電車への乗車だけでも充分楽しめるかと思いますので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様方も高知を訪問する機会がありましたら、是非利用を検討してみては如何でしょうか?

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黒岩観光 佐川・大崎・落出線~休日運休の廃止代替路線

2012-04-03 | バス[四国]

数日前に「MAKIKYUのページ」では、JR四国バスの松山高知急行線に関して取り上げましたが、同線の終点・落出から先はかつて高知まで都市間急行バス(途中乗降可)の「なんごく号」が走っていたものの、現在久万高原町と高知県を跨ぐJR四国バス路線は消滅しています。

ただJR四国バスの路線は廃止されたとはいえ、「なんごく号」の運行経路の一部だった佐川~土佐大崎~落出間と、一部の支線は廃止代替バスとして別事業者による運行が行われています。
(佐川から高知方面は鉄道(JR土讃線)が並行する事もあり、一部区間は廃止代替バスの運行なしで廃止となっています)

その中でも佐川~土佐大崎~落出間の路線は、MAKIKYUが1月に松山高知急行線に乗車した際、その後高知方面へ抜けるのに利用したものでした。

この路線は有限会社黒岩観光が運行しており、今日日本国内の路線バスで「株式会社」ではなく「有限会社」が運行している路線と言う点でも注目ですが、同社は元々佐川周辺で観光バスを運営しており、後に廃止代替バス運行で路線バスに参入しています。


廃止代替バスとして運行する路線ですので、利用状況は言うまでもなく…といった状況で、マイクロバスによる運行もある様ですが、MAKIKYUが落出~佐川間で乗車した際には、日野製中型ワンステップ車が充当され、高知では高知市内でもマイクロバスや古参車による路線バスが多い中、廃止代替バスにしては随分上等な車両と感じたものでした。

ただ廃止代替バスとしての運行である上に、流動の少ない山間部の県境を跨いで運行する事もあってか、佐川方は地方の路線バスにしてはそこそこの本数が確保されているものの、愛媛県に乗り入れて落出まで足を伸ばす便は、1日僅か2便しかないのが現状です。


おまけに僅か2便しかない落出発着便も、休日全便運休となっており、松山方面から路線バスを乗り継ぎ、久万高原町経由で高知県内へ抜けられるのは、休日以外の日に限られてしまいます。

その一方でJR四国が発売しており、松山高知急行線でも通用する「四国再発見早トクきっぷ」(黒岩観光は当然通用対象外です)は、
土休日のみの発売になっており、四国再発見早トクきっぷを利用して松山高知急行線に乗車した後、黒岩観光バスに乗り継ぐ(或いはその逆)となると、土曜日を狙うしかないのは少々厄介です。

とはいえ土曜日に黒岩観光バスの運賃を現金で支払い(落出~佐川間1240円)+四国再発見早トクきっぷの組み合わせで、JR四国バス松山高知急行線・黒岩観光バス・JR土讃線を乗り継いでも3240円ですので、松山駅~高知駅間でJR四国バスの高速バス「なんごくエクスプレス」を利用した場合の片道運賃(3500円)よりやや安くなります。
(「なんごくエクスプレス」往復利用の場合、片道当り3150円相当ですので、これよりは若干割高になってしまうのですが…)

そのためJR四国線を松山や高知から数駅程度利用する場合や、ローカルバスを乗り継いで移動するのが好きな方が、土曜日で時間的余裕がある場合に松山~高知間を移動する場合にもおススメの路線と言えますが、MAKIKYU以外にもJR四国バスと黒岩観光バスを乗り継ぐ乗客の姿が見受けられ、少ないながらも松山方面と仁淀川町などの流動も存在する事を考えると、休日も運休せずに走っていれば…と感じたものでした。

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JR四国バス・松山高知急行線~かつては隆盛を誇った路線も…

2012-03-26 | バス[四国]

1月にMAKIKYUが四国を訪問した際には、土休日などにJR四国線の普通・快速列車とJR四国バスの一般路線が1日乗り放題となる「四国再発見早トクきっぷ」を利用した日があったのですが、この乗車券を利用した最大の目的は、JR四国バスの松山高知急行線を利用するためでした。
(四国再発見早トクきっぷは、利用前日までの発売で当日購入不可ですので、遠方から四国を訪問しての利用を検討している場合は要注意です)

松山高知急行線は、名前の通り松山と高知を急行運転する都市間連絡路線と言いたい所ですが、過去に隆盛を誇った路線とはいえ、現在松山と高知の2県庁所在都市を結ぶバス路線は、比較的近年開業した高速道路経由の高速バスに置き換わっています。

JR四国バスでは「なんごくエクスプレス」と称した高速バスを運行している他、民鉄系事業者などの高速バスも運行しており、現在の松山高知急行線は都市間連絡路線としての役目は果たしておらず、それどころか愛媛県内だけの路線になっているのですが、それでも県都松山と山間部の久万高原町を結ぶローカル路線として一部区間が残存しており、路線名だけが過去の隆盛を誇った時代のままとなっています。

今日の運行区間はJR松山駅~砥部~久万高原駅~落出(Ochide)間で、1日10往復に満たないバスが走るだけですが、松山と砥部以遠の久万高原町方面を結ぶ公共交通機関は松山高知急行線のみですので、久万高原町にとっては欠かせない重要な路線とも言えます。

松山市内から砥部にかけては、松山市の中心部や郊外の市街地を走り、伊予鉄道のバスが頻繁に走る区間である上に、運賃面でも並行する伊予鉄バスに軍配が挙がるために、わざわざ運行本数が少ないJR四国バスを選んで利用する乗客は少なく、この区間におけるJR四国バスのメリットは、JR松山駅を発着しているだけと言っても過言ではない状況です。
(ただ松山はJR松山駅周辺よりも松山市駅(伊予鉄道)周辺の方が栄えており、地元客にとってはこの点でも松山市駅発着の伊予鉄道バスの方が利用価値が高い事が多いのが現状です)

 
砥部を過ぎると山道に差し掛かり、峠を越えて久万高原町に入るのですが、久万高原駅までの所要時間も片道1時間以上、終点の落出までは2時間弱を要し、市街地や山間部など運行区間も変化に富んでいますので、結構な乗り応えがあります。

運賃も全区間を乗り通すと1840円になりますので、四国再発見早トクきっぷを利用すれば、松山高知急行線全線の片道乗車+JR四国線利用(初乗り区間でも)だけで元が取れてしまい、JR四国線を初乗り区間以上で利用する場合や、松山高知急行線を往復利用する場合(松山市内~久万高原駅などでも)のは、四国再発見早トクきっぷが非常に威力を発揮する路線とも言えます。


使用車両も最近入れ替えが行われたのか、MAKIKYUが乗車した際には、大阪市営バスから移籍したばかりの2段ステップ・前後扉のV8エンジンを搭載したいすゞ大型路線車が充当され、四国では少数派の西日本車体工業(西工)製96MCボディ大型路線車だったのは少々意外でしたが、途中ではいすゞ純正のキュービック(こちらも前後扉車)ともすれ違っています。

JR四国バスの一般路線は松山高知急行線と、少し前に「MAKIKYUのページ」でも取り上げた大栃線の2路線しかなく、両路線は結構距離が離れている上に、後者はアンパンマンバス限定となっている事から、松山高知急行線用の車両は他路線に充当される事はなく、この事も影響してか、車体側面には「松山⇔砥部⇔久万⇔落出」(ローマ字併記)と運行区間を記しているのも大きな特徴と言えます。


車内も元々が都市型路線用だけあって、1時間以上の長時間乗車となる事が多い松山高知急行線の路線状況を懸案し、一部座席の取替えと増設が行われているのですが、大阪市営バスタイプの座席(モケットは張替え)と、大阪市営バスとは異なるタイプの座席が混在しています。

おまけに内装やつり革をはじめ、特徴的な後扉のドアチャイム(開扉時と閉扉時でチャイムが異なります)もそのまま使用しており、多少手を加えたとはいえ、大阪市営バスの雰囲気が色濃く感じられたもので、大都市圏中古の大型路線車に乗車するのが好きなMAKIKYUとしては、路線・車両の両面で乗り応えのある路線と感じたものでした。

また現在松山高知急行線は高知県内を走る区間こそないものの、終点の落出では県境を跨ぎ、高知県へ至る路線バスに乗り継ぐ事も可能で、MAKIKYUが1月に松山高知急行線を利用した際にも、この路線バスを利用する機会がありましたので、こちらも近日中に別記事で取り上げたいと思います。

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JR四国バスで走るアンパンマンバス~JR四国グループは鉄道だけでなく…

2012-03-02 | バス[四国]

先月上旬にJR東日本とJR四国のHPにおいて、JR四国が保有するアンパンマントロッコ列車をJR東日本管内で走らせ、東日本大震災被災県の親子連れに抽選で…という仰天ニュースが発表され、キクハ32形車両(構想図によると伴車のキハ185形も)が東北地方などで走る事に驚いた方も多いかと思います。

日頃アンパンマントロッコ列車を走らせているJR四国は、アンパンマンの作者が高知県出身と言う事もあり、アンパンマントロッコ列車を走らせるだけでなく、定期特急列車で用いられる2000系気動車の一部などでもアンパンマンデザインのラッピング車両(車内も一部はアンパンマンデザイン)を走らせ、高知駅の入線メロディにもアンパンマンのテーマ曲を編曲したものが用いられるなど、トロッコ列車だけでなく至る所でアンパンマンに関連したものが見受けられます。

JR四国本体だけでなく、グループ会社でもアンパンマンに関連したものが幾つも見られ、JR四国の駅構内などに店舗を展開する焼きたてパンショップ「ウィリーウィンキー」でアンパンマンの顔の形・デザインを模した「アンパンマン」を発売している程です。

また本体から分社化したJR四国バスでは、現在「アンパンマンバス」と称した路線バスのラッピング車両を走らせており、こちらは1月中頃に四国を訪問した際にその姿を目撃できましたので、取り上げたいと思います。

現在JR四国バスが運行する一般路線バスは、2路線と極めて少なく、事業主体は高速バスになっているのが現状ですが、その一つが高知県内を走る大栃線で、同線は原則的に全便アンパンマンバスでの運行となっています。

土佐山田駅を基点に大栃へ至るこの路線は、途中にアンパンマンミュージアムがあり、アンパンマン列車などのJR線列車を利用し、アンパンマンミュージアムを訪れる観光客向けのアクセス手段にもなっています。

MAKIKYUは高知から帰る際に、たまたま土佐山田駅で若干の乗り換え時間があり、その際に駅前にアンパンマンバスが停車していたのですが、現在JR四国バスで運行している一般路線車は中古車ばかりとなっています。

 
最初に見かけたいすゞキュービックも、元は関西の公営交通で使用していた車両で、高知県内の一般路線でいすゞ車自体が希少(県内大手2社では共に日野車を多数使用し、また土電グループは三菱車・県交グループは日産ディーゼル車も多数使用していますが、共にいすゞ車は見た事がありません)な上に、四国の一般路線バスで大型路線車自体が少ないですので、全国的にはありふれた車種ながらも、高知ではかなり貴重な存在です。

 
その後アンパンマンバスはもう一台現れ、今度は三菱エアロスターKでしたが、こちらも関西の大手私鉄系バス事業者から移籍した車両で、車種だけでなくベースカラーも異なるなど、素人目にも複数種類のアンパンマンバスが走っている事が一目瞭然と言う状況です。


また土佐山田駅のJRバス乗り場も、屋根上にアンパンマンなどのキャラクターやアンパンマン列車・バスのデザインと共に、「アンパンマンバスのりば」と記した標識が掲げられていたのも特徴的でした。

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瀬戸内海交通の路線車(3)~急行便専用車編

2012-02-25 | バス[四国]

先日も「MAKIKYUのページ」で取り上げた瀬戸内海交通は、今治から事業基盤である大島・伯方島・大三島を結ぶしまなみ海道経由の今治桟橋~宮浦港間急行便が同社の主要路線となっています。


MAKIKYUが先月大三島を訪れた際にも、大三島の島内路線バスと共に、この急行バスにも乗車したものでしたが、このバスは高速道路のしまなみ海道(西瀬戸自動車道)を経由し、近距離高速バスの様な運行形態となっていますが、運賃後払いの整理券方式となっており、停車する各停留所間での乗車が可能になっています。

また瀬戸内海交通の島内バスと同様に、瀬戸内運輸(せとうちバス)のセット回数券も通用対象となっており、離島と今治を結ぶだけでなく、今治市内や離島内の交通手段としても利用できますので、高速バスと一般路線バスを兼ねた存在と言っても過言ではありません。

乗車時間も宮浦港~今治で1時間強ですので、高速仕様の路線車が最適な路線と言えますが、現在では専ら観光・高速用の車両が充当され、せとうちバス本体の高速車と同じ装いながらも、車体側面に今治⇔大三島と記されているのが大きな特徴になっています。

この急行便専用車は、専ら三菱ふそう製の車両が用いられており、エアロバスが活躍していますが、車両の年式には結構幅があり、中には大都市圏では殆ど姿を見かけない古参車も活躍しています。


MAKIKYUが宮浦港~今治間の急行便に乗車した際にも、古参のエアロバスに当たり、日頃首都圏に身を置いていると、なかなか乗車できない車両に乗車できたのは幸いでしたが、急行便充当可能な路線車を持て余している状況ですので、一時期この路線でも使用していたトップドア大型路線車の再充当も…と感じたものでした。

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瀬戸内海交通の路線車(2)~大型路線車編

2012-02-20 | バス[四国]

先日「MAKIKYUのページ」で取り上げた瀬戸内海交通の路線バスですが、今日はその続編として大型路線車に関して取り上げたいと思います。


瀬戸内海交通の大三島など離島内を運行する一般路線は、需要の関係などもあって、中型車での運行が主体となっており、近年導入される車両も中型車ばかり…という状況ですが、比較的年式の古い車両では大型車も在籍しており、宮浦港の車庫内では何台もの大型車が停車している姿が見られたものでした。


大型車も中型車と同様に、三菱製といすゞ製の2メーカーを目撃していますが、どちらも四国では珍しく西日本車体工業製の車体を採用しているのが特徴で、特に古参の58MCとなると四国地方における他事業者での採用例はどれだけ…という状況です。
(海を隔てた広島県などでは、特に珍しい車両ではないのですが…)


ましてや中型ワンステップですらトップドア車が導入される事業者ですので、こちらも当然ながらトップドア車となっているのも特徴的で、窓形状なども車両によって差異が見受けられるのは興味深いものです。


大型車の中には、今治行きのしまなみ海道経由急行バスに充当可能な車両も在籍しており、宮浦港の車庫内でもこの車両は「急行 今治桟橋」の字幕を掲出していましたが、MAKIKYUはこの車両でしまなみ海道を通る事が出来れば…と感じたものでした。

ただ平日の朝には多数の便が運行される、しまなみ海道経由の今治行き急行バスも、関係者から伺った話では、通常は専用の高速・観光タイプ車両のみで賄えるとの事で、入試シーズンなどで多客が見込まれる際の増便などで時折走る事がある程度との事でした。

また島内の一般路線でも稼動機会は少なく、多客時などを除くと出番は少ないとの事でしたが、伯方島では西工製車体の路線車が島内バスで活躍する姿も目撃しており、今度しまなみ海道の愛媛県内離島を訪れる機会があれば、是非乗車したい車両と感じたものでした。

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瀬戸内海交通の路線車(1)~中型路線車編

2012-02-14 | バス[四国]

先月MAKIKYUが愛媛県の大三島に足を運んだ際には、宗方(Munakata)→宮浦(Miyaura)港間で大三島(Omishima)島内を走る瀬戸内海交通の路線バスに乗車したものでした。

瀬戸内海交通は、今治(Imabari)に拠点を置き、愛媛県東予地方一帯を営業基盤とする瀬戸内運輸(せとうちバス)の子会社で、しまなみ海道の大三島・伯方島・大島の3島内で路線バスを運行すると共に、今治から大島・伯方島を経由し、大三島の宮浦港へ至るしまなみ海道経由の急行バス運行も行っています。

バスの装いも瀬戸内運輸本体と同様で、車体に標記された事業社名が異なるだけとなっており、乗車券類もせとうちバスのセット回数券(2000円・車内発売あり)がそのまま通用しますので、MAKIKYUが瀬戸内海交通のバスに乗車した際には、以前西条でせとうちバスに乗車した際に購入・使用して残っていた回数券を利用して乗車したものでした。

この瀬戸内海交通が3島の島内一般路線で走らせている車両は、中型車が主流を占めており、MAKIKYUが乗車した際には三菱エアロミディのワンステップ車に当たったものでした。


離島ながらも比較的新しいバスが多い印象を受けたもので、初乗り運賃が今時珍しく2桁(90円)と言う安さを誇っているのも大きな特徴です。
(愛媛県ではせとうちバス本体も極端に古い車両は見かけませんが、松山周辺では古い車両を数多く走らせている会社もあり、この会社の子会社では相当な古参車が今でもかなりの割合でやって来ます)


MAKIKYUが乗車した車両は一般的な前中扉車で、車椅子乗車にも対応した車両でしたので、やや座席数が多い事が特徴的に感じた程度でしたが、宮浦港にある車庫にはトップドアでワンステップのエアロミディも停車しており、こちらは全国的にもかなり少数派の部類に入る珍車と言えます。

また三菱車以外にも、近年の地方路線バスでは最も典型的な車両の一つで、古参車が好きなMAKIKYUとしては、このタイプの車両がやってくると「ハズレ」と感じてしまうJ-BUSのエルガミオも活躍している姿が見られたものでした。


比較的新しい車両と言う事もあって、車両自体は物凄く個性的な車両とは言い難いのですが、前面窓下にはERGAMIOと書かれているにも関わらず、何故か前面窓下中央に三菱マークが貼られていたのが特徴で、どう見ても三菱車には見えない車両ですので、非常に奇妙な印象を受けたものでした。
(これが日野のマークなどであれば、さほどの違和感はないのですが…)

瀬戸内海交通に関しては、近日中に続編記事も取り上げたいと思います。

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ことでんバス・屋島山上シャトルバス

2009-02-17 | バス[四国]

 

MAKIKYUが今月初めに四国へ出向いた際には、高松市内にある景勝地で知られ、四国八十八箇所第84番霊場の屋島寺がある事でも知られる屋島を訪問する機会があったのですが、その際には屋島山上シャトルバスを利用する機会があり、今日はこのバスに関して取り上げたいと思います。

屋島へのアクセスは、かつては琴電屋島駅近くからケーブルカーが運行されていたものの、数年前に残念ながらこの路線は廃線となっており、一時期公共交通機関によるアクセス自体が…と言う有様でしたが、その後シャトルバスが運行開始となり、ケーブルカーの代替的存在にもなっています。

シャトルバスの路線はJR屋島駅(高徳線)~琴電屋島駅~屋島山上間を、昼間時間帯に概ね1時間毎程度の頻度で運行しており、全区間通しで乗車しても所要15分程度ですが、運賃は100円均一と一般路線バスの初乗り運賃以下という非常に割安な設定(ことでんのICカード「Iruca」を使うと更に割引となり、MAKIKYUが乗車した際はICカード利用で1乗車90円でした)となっているのは有難いものです。

車両も大都市圏では最近見る機会が殆どなくなった昭和時代の車両(昭和63年製)で、大きさも比較的小柄ながらも、割安な運賃にも関わらず観光タイプのリクライニングシート車が使用され、短距離路線にしては随分豪華な印象を受けたものでした。

また屋島山上行は琴電屋島駅を出発すると直ぐに屋島ドライブウェイ(屋島山上へ続く有料道路)に入り、10分足らずで300m弱の高度を稼いでいくのですが、この区間の眼下に見える瀬戸内海や町並みなどの車窓もなかなかでした。

そのため小柄ながらもハイグレードなバスに僅か片道100円で乗車できる上に、屋島自体も高松市内中心部から比較的アクセスし易い場所(中心部から10km以内の距離にあり、昼間でも琴電屋島駅への志度線電車は20分毎に運行しています)ですので、「MAKIKYUのページ」をご覧の皆様も高松を訪れる機会がありましたら是非乗車をオススメしたい路線の一つです。

ただ屋島山上での折り返し時間が十数分と短く、次の便を待つとなると1時間後になってしまう事(最終便だけは異なるのですが…)と、使用車両の窓ガラスが着色ガラスとなっており、車窓を撮影した際にその色が…という事は少々難点と感じたもので、今後の改善に期待したいと感じたものです。

写真は屋島山上シャトルバス充当車両と、屋島ドライブウェイ走行中の車窓ワンシーンです。

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