田中眞紀子(シンガー・ソング・ライター)

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北海道ツアー3日目

2010-11-26 03:07:17 | Weblog
11月22日(月)芦別→札幌トピックス


その1.

この日はライブ無しの移動日。
MASAちゃんは大阪でライブ、ミチロウさんはこの後帯広、ということで、お二人と芦別でお別れ。
宿からディランに向かい、挨拶をしがてら、夕張経由で札幌に向かうナビを、高速を使うルートでセットしてもらう。
前夜、私が忘れて行った、頂き物の色んなお菓子を詰め込んだ袋がないかと聞いたら、甘い物好きのミチロウさんが皆に配ってしまったという。
家に帰って食べるのを楽しみにしてたのによぉっ!


その2.

高速を使うルートなはずだったのに、いつまでたっても高速道路にならず、明らかに山道をぐるぐる周りながらのルートに入っていたが、これが結果オーライ。
佐渡山さんが言うところの枯山水のような静かで美しい絶景に何度も遭遇する。
江原光太さんの「<ゲジゲジ>ノ歌」という詩の朗読のCDを車中で流しながら、味のある旅になった。
そして、またしても人がいない。
もっと怖かったのは、まぁ誰もいなくてもしかたがないような山道に、工事関係の監視かなにかだろうか、ポツっと一人で人がいたりするのだ。
あの人は、仕事なんだろうけど、どんな気持ちで一日を過ごしているんだろうか。


その3.

夕張に入ると、『幸せの黄色いハンカチ』の記念館あり。
休館中だったが、ハンカチがはためいている場所まで強引に行って、記念写真。
見つかったら、沖縄から来たんだといったら許してくれるよ、と、おとーさん(笑)。
まぁ、監視してる人もいなかったしね。
知らないおじさんも入りこんでいた。アメリカで、ツアー会社を営んでいるとか。
北海道のコンビニ、SEICOマートの、お店で焼いてるという‘黒糖メロンパン’というのが、激ウマ!!


その4.

夕張着。またもや人がいない。
富良野もそうだったが、夕張も平たいゴーストタウンに近い。
もちろんシーズンオフなのはわかるが。
炭鉱博物館も花畑牧場も休館。
2月にあるという映画祭の象徴なんだろう、古い映画の看板がたくさん、古い建物に張り付いている。
よけいに寂れた感じを醸し出していた。


その5.

夕張のホテルで昼食を取って、一路札幌へ。
それこそホテルくらいしか、食べる所は無いのだ。
前日も富良野でお茶でも、なんて言ってたが、途中お茶するような店は無かったので、芦別に着いてしまったし。
佐渡山さんには申し訳ないけど、寝不足の日々だったので、昼食を取ったら急に眠くなってしまい、気がついたら高速道路で都会の様相。
夕方札幌に入ったら、ついさっきまでの‘人のいなさ’がウソのような喧騒だ。
その日の宿、ロイトン札幌は、完全に高級ホテル。前夜の宿とは大違い。

ここからは別行動。
私は翌日の自分のライブの為にスタジオに入った。ヤマハ札幌センターで。
ディランの、以前私をアピアで見たという人の奥さんがピアノの先生で、教えてくれたのである。
本当に助かりました!
残念ながら雨が降ってしまい、どこにも行けなかったが、暖かかったな。
とにかくご馳走三昧だったので、今夜は粗食でいいやと思い、ホテルの前にあるファーストフードチックなうどん屋に入った。
トッピングのエビが、東京と同じ値段で1.5倍くらいデカかった。