つれづれなるままに

ひぐらしパソコンに向いて・・・・・・・

南イタリア紀行(第2日)

2011年04月26日 | Weblog
2日目の朝はホテルの窓を開けたら丁度日の出の時間でした。


パレルモの観光の前に、8km南西のモンレアーレへ行き、ドゥオーモとベネディクト派修道院の回廊付き中庭を見物しました。
このドゥオーモが造られたのは12世紀半ばですが、中のモザイク画は見事です。この辺りはイスラム教の影響を強く受けていますから、これらの絵が創建時のものかどうかは分かりません。(ガイドから説明があった筈ですが……)


回廊付き中庭はスペインのアルハンブラ宮殿の中庭に似ていました。
左端の柱の様に、中庭を取り囲む沢山の柱には非常に鮮やかな色彩が施されていますが、中には観光客に削り取られたものも沢山ありました。


形は違いますが、噴水があるところもアルハンブラと同じです。


その後はパレルモに戻りましたが、途中の道路は大混雑していました。
一人が1台ずつ車を持ち、自宅には駐車場が無いため路駐が普通で、道路の2重駐車も珍しくないそうです。


日本では殆ど見かけなくなったオート3輪を見ました。旅行中かなりの頻度で見ましたから、相当な数が現役で動いているようです。南部のイタリア人は皆車好きですが、ボロでも傷だらけでも気にしない人が多いのだそうです。古い物を大切に使うという文化もさることながら、きれいな車は盗まれやすいからだとも聞きました。


パレルモのパラティーナ礼拝堂にもモンレアーレのドゥオーモと同じようなモザイク画がありました。キリストの絵は見比べないと区別が付かないほどよく似ています。


周囲の壁にはイスラム式と思われるモザイク模様が見られます。
また床には12星座を表すモザイク画がありました。ガイドは、天井の穴から差し込む光線がその絵を順次照らすと言っていましたが、それがどういう時なのか忘れました。


この後、地中海沿岸を走る電車でチェファールへ向かい、街を散策した後、バスで次の宿泊地タオルミーナへ向かいました。
途中で見た地中海の色は見事なまでに澄んだ青でした。
コメント (8)
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