マックンのメモ日記

気になったニュースや関心事などをピックアップ。
今チワワのプッチという犬を飼っています。
可愛いですよ。

小笠原諸島、自然遺産登録に伴い思う事!

2011-06-25 19:45:51 | 自然・環境問題・古生物
小笠原諸島が24日に世界自然遺産に登録することが決まりましたが、もう一つの世界文化遺産へ登録される見通しの岩手県の「平泉の文化遺産」の審査は、審査日程に遅れが出ていることから日本時間の26日未明になる可能性が出ています。と言っていましたが、この話を書いている時間でもまだ決定のニュースは載っていませんでした。審理がまだ続いていると言うことになると、平泉中尊寺の文化遺産指定にまだ異議を唱える人たちがいて決まらないのでしょうか?ちょっと決定が遅いように感じます。

一方平泉中尊寺に先駆け、世界自然遺産に決定した小笠原諸島ですが、世界遺産とは一体何なのでしょう?世界遺産(せかいいさん)は、1972年のユネスコ総会で採択された「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」(世界遺産条約)に基づいて世界遺産リストに登録された、遺跡、景観、自然など、人類が共有すべき「顕著な普遍的価値」をもつ物件のことで、移動が不可能な不動産やそれに準ずるものが対象となっています。とウィキペディアに書いてあります。

しかし世界遺産に登録されるということは、景観や環境の保全が義務付けられるということです。しかし周辺が開発されることで景観が損なわれるという問題も生じるのです。あるいは自然遺産でも同じことですが、こうしたことで世界遺産から抹消されるということもあります。それはそれで仕方ないところもあるかも知れませんが、問題は世界遺産が観光産業と密接に絡んでいることです。それによりせっかくの自然遺産に指定されていても観光地化されたことで却って自然遺産としての価値が下がってしまうことのほうが心配です。世界遺産は観光のためにあるのではなく、その美しい景観や環境、珍しい動植物を守り後世に引き継いで行くという目的があるはずです。だからそれが損なわれないように保護する義務があるのです。

しかし最近の世界遺産はその指定を受けることで観光の目玉にして、ビジネスとして儲けようという面が強く出過ぎているように感じるのです。もちろんあからさまな商業主義的なところはありませんが、それでも、そこには明らかにビジネスに結び付けたいという気持ちが強く感じられます。実際世界遺産を環境保護と観光資源としての利用のバランスをいかに取るかが課題だとしているわけですが、観光客が増えれば増えるほどその大切な環境は破壊されていくのです。

小笠原諸島は、今まで大陸と陸続きになったことがなく、1830年までは無人島ということもあり、特異な生態系が育まれてきたところです。しかしその生態系の破壊は人間が入植したときから始まり、いまや絶滅に瀕している固有種も少なくなくありません。例えば、野生のヤギや猫、グリーンアノール、常緑高木のアカギなどはすべて人間が持ち込んだものであり、そのために今もアカガシラカラスバトやオガサワラシジミなどの生息などが今も脅かされているのです。他にもアホウドリが一時乱獲により島から消えてしまったことは有名な話です。

そんなわけで東京都は小笠原諸島で東京都版エコツーリズムを実施し、南島への入島者数を制限し、植生の回復を図っています。しかしこの40年余りで小笠原の人口は4倍に増え、いまさらに観光客の誘致や島民の生活環境向上のため超高速船の投入や空港建設も議論されてきたそうです。観光化されればそれによってますます島民が増え、それはさらによりよい生活環境を求める声へと繋がるのは必死です。それはすなわち小笠原の自然環境の破壊へとつながっていく事になるのです。

現に同じ世界自然遺産の屋久島では観光客の増加で環境への悪影響が出始めているのです。屋久島町では観光客の制限条例案を提出したそうですが、町議会は観光への影響を懸念し全会一致で否決しています。このように観光地化してしまっては環境破壊が進んで世界自然遺産の価値が下がってしまいます。最悪、取り消しということもあるのです。人間の金に対する強欲さは止まるところを知りません。金が増えればされに金儲けをしたいと言うのが「人間の性」です。価値ある自然遺産を単なる観光のためのプロパガンダと化してしまったのでは自然遺産の名がなくというものです。世界遺産に指定されたということはそれを守る義務が生じるのであって、風光明媚なただの観光地としたわけではありません。

観光客が増えれば環境破壊が進んでいくと言うのは常識です。いくら手を入れて管理しようが環境破壊は必ず進むのです。一番いいのはそこを世界遺産特区にして自然のまま人間の立ち入り禁止にするのが一番良いと思います。そして保護研究のための場所にし、映像で世界で紹介する程度が一番いと思いますが、それでは世間が納得しないでしょう。最低でも小笠原諸島への入島を制限することが一番いいのではと考えます。そして飛行場を作るのは飛躍的に観光化させることもありそれはすべきではないと思います。それが後世に貴重な自然遺産として残すための方法だと考えます。

「裸足感覚の靴」が流行っている!五本指の靴も!

2011-06-24 22:51:04 | 健康・医療・スポーツ
震災後の計画停電のとき、停電で電車がとまってことで2時間、3時間もかけて家に帰った人もたくさんいたそうです。そのせいかその後の調査でジョギングやウォーキングを初めて人が、今までと比べ、している人としない人の割合が半分々にもなったそうです。そんなこともあって最近、「裸足感覚の靴」に人気が集まっているそうで、あるシューズやさんでは今までの売上げの3割増しになったと言っていました。震災がなくてもとかく運動不足になりがちな現代人とって、ジョギングよりも負担の少ないウォーキングに注目が集まっていましたが、それだけに新感覚の「裸足に近い感じの靴」に興味がわきます。

もともと、こう言う発想が出てきたのはナイキの靴からなのでしょうか?それはアフリカのマラソン選手の足が速いのはなぜかを研究したことがきっかけとなったようです。つまり、アフリカのマラソン選手は幼い頃から裸足で走っていたので走るのが速くなったという考えからです。そこからナイキフリーシリーズが生まれたのです。そのナイキフリーはランニング愛好者から街でも履ける靴としても幅広い愛好者を持っています。裸足に近い感覚で地面をつかむような履き心地のシューズだそうです。アメリカでは履くだけでも足が鍛えられるというのでかなり売れたそうです。ただ、今までの靴と比べ、あまりにも素足に近い感覚を生み出すためにソールが薄くできており、薄いので、足腰を痛めたという苦情もナイキフリーのシリーズではあったようです。今は進化しているかもしれませんがそういうこともあったようです。

こうした靴が流行っている理由として、人間は素足で歩いているときは土踏まずのところをクッション代わりに使っているのですが、その筋肉を使うことで足の筋肉も使うようになり、自然と脚全体の筋肉を使うことで足を鍛えてくれているのです。ところが靴の底が厚いものはクッションを吸収してくれるので一見足に優しい靴のように思えるのですが、実はそれが足にとって、過保護になっているというのです。本来、人間が持っていた自然の仕組みを、靴というもので足の衝撃を和らげていたのですが、結果的にそれが人間の足の本来の役目を果たすことをしなくてすむため、かえって足が衰えてしまったと考えられます。だからアフリカの選手は小さい頃から素足で走っているので脚の機能が強化され走るのも早い人が多いのだと考えられます。

ランナー必読の書として米国ではロングセラーとなっている『BORN TO RUN』という本があるそうで、「人類にとっての走ることの意味」などをテーマとした内容で日本でも人気があるそうです。しかもランナー以外の人々にも話題となっているようで、その中に「クッション性やサポート性に優れたシューズがランナーにとっては過保護になり、ケガの原因となっているのでは?」と話題になっているそうです。ランナーが着地する際には体重の3倍ほどの衝撃がかかることから、これまではクッション性に優れたシューズがケガを防止すると考えられていました。また、着地時に足が内側に過剰に倒れこむ「オーバープロネーション」の改善にはミッドソール内側の硬度を上げたミディアルポストが効果的とされていただけに、この考え方はランナーたちに衝撃を与えたそうです。

同書では「ベアフットランニング」として裸足で行うランニングを紹介。さらに、メキシコに古来から伝わるサンダルで走るタラウマラ族、スポーツサンダルで走るランナーに加え、“裸足感覚”を特徴とするビブラムファイブフィンガーズ社の5本指シューズで走るランナーが登場しています。この5本指シューズは同書の人気に比例して良好な売れ行きを記録し、一時はマーケットから在庫がほとんどなくなったほどだそうです。現在ではほかのブランドからも“裸足感覚シューズ”が続々と発表されており、裸足に近い感覚をキープすることで人間が持つ本来の脚の力を引き出すことをうたっているのです。

日本で言えば地下足袋ですね。建設現場の職人さんには欠かせない足袋で、足組みを組んだパイプの上をスイスイ歩いているのを見たことがあると思います。それが可能なのも、あの地下足袋があるからこそであり、普通のウォーキングシューズのようなものでパイプの上を歩いてもらうとバランスがとれず歩けませんでした。それは五本の指で掴む感覚で歩くことができるから可能なのです。またそれが脚全体を自然と鍛えてくれているからなのです。ただ見たことがないかもしれませんがクッションと言うものはないので、衝撃はまともに足に伝わるということはあります。でもこのほうが本来の素足に近い感覚だったのです。幼少期は裸足が歩く基礎を作るという考えから、その教育方針のもと、裸足で運動をする幼稚園もあるのはご存知の通りです。

そこで、最近では五本指のシューズが売られており人気を博しているそうです。五本指ソックスはすでに日本では当たり前のものとなっているようですが、ついに五本指シューズまで登場したのです。それがFive Fingersってそのまま英語にしただけの名前ですが、
ビブラムソールによる確実なグリップと、足を守る安全性と保護力を合わせ持った業界初の裸足感覚のシューズです。何か気になりませんか?五本指のシューズってちょっと履いてどんな感じか試してみたくなります。当然ですが裸足に近い感覚で歩くことができ足の指が地面をつかむことができるので本来、使うべき部分をフルに活かせる構造となっています。

そして、身体のバランスや姿勢が良くなる効果が期待できると言います。そして5本の指がバラバラに離れるので蒸れにくくニオイ軽減の効果もあり、外反母趾の人は直すことも可能かもしれないといっています。しかしまだみたことがないのでこの靴を履くのにはまだ勇気がいるかもしれませんね。ちなみに、宮里藍選手が履いているというちょっと変わったシューズは「5本指シューズ」だそうです。

まずは、普通の裸足感覚の靴にしろ、五本指の裸足感覚の靴にしろ、始めはウォーキングから慣れていったほうがよさそうです。

スパコン「京」が世界一に!蓮訪議員はオンリー1を目指せって?

2011-06-23 22:03:04 | 宇宙・サイエンス・科学技術
事業仕分けの際に「2位じゃダメなんですか」と指摘を受けたスパコンでしたが、今回、次世代スパコン「京」が世界一になりました。世界のスーパーコンピュータのランキングが発表され、理化学研究所と富士通¬が開発中の次世代スパコンが世界一に認定されました。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は日本のスーパーコンピューター「京」の計算速度世界一獲得を「日本にとって誇りの源泉になる」と報道、記事へのコメント欄には21日、読者から「地震に不屈なように、日本は偉業を成せることを示している」と応援の言葉も書き込まれた。記事は同スパコンのプロジェクトについて、製薬や材料工学での飛躍に役立て「日本株式会社の競争力を増すことを狙う」と説明。一昨年の政府の事業仕分けで「世界一でないといけないのか」と追及された経緯も紹介したそうです。

読者コメントの中には「私は日本人だが恥ずかしい。最速コンピューターを作って何の意味があるだろう。日本の今のコンピューターで日常業務は十分」との内容も。これに対し「良い薬を作り人々が長生きできるように使われるのだ。意味はあるだろう」との書き込みがあった。といろいろな考えがあることは当然だと思います。

しかし目の前のことで十分としていれば、いつかそれでは十分ではなくなる日が来ることでしょう。足元ばかり見ていては人間でも転んだり、何かにぶつかったり、避けたりすることができません。かと言ってあまり遠くを見すぎていても、足元に危険が迫っていても気がつかず、怪我をしてしまうかもしれません。一番歩きやすいのはある程度先を見て歩くと言うのが一番安全な方法であり、人はみんなこうした歩き方を自然としているはずです。

つまり余り目先のことしか考えていなければ危険への対処が難しくなるし、あまり遠くのことを研究していてもすぐには役に立たず、人的にも、時間的にも、費用的にも無駄が多くなってしまいます。一番効率が良いのは、ある程度先を見て進むことが一番優れていると言うのは人間の歩き方一つ見ても明らかであり、自然の理に適った考えなのです。

今回のスパコン世界一になっても、株主からは「スパコン世界1位は日本を明るくする慶事だ」、「富士通の技術が立証された」と称賛の声が挙がる一方で、「スパコンを世界に売っていくための努力が必要」や「世界1位になっても株価への影響がなかった」との注文も出されたそうです。株主というものはそういうものなのかも知れませんが、目先の利益ばかりのことを言っているだけではいずれ利益の源泉を失うことになってしまうかもしれません。山本社長は「日本としてスパコンをどう進化させるかということと同時に、富士通としてどう事業につなげるかが今後の大きなテーマになる」と述べたそうですが、社長としては当然と思います。足元も見ながらある程度先を見ることが必要だと思います。

事業仕分けの際に「2位じゃダメなんですか」と言った蓮訪議員はどう言っているかというと、「きわめて明るいニュースと言った上で、ナンバー1になることだけが自己目的化するのではなく、国民の皆さんの税金を活用しているのでオンリー1を目指してほしい」と言っていました。しかしあの時はそんな感じではなく、2位あるいはそれ以下でも十分じゃないの?という感じでした。オンリー1なんて一言も言っておりません。しかしスパコンでオンリー1ということは1位ということと同じことではないのでしょうか?それとも量子コンピューターでもやってオンリー1になれとでも言うのでしょうか?政治家と言うのは、「ああ言えばこう言う」タイプの屁理屈人間が多いような気がします。口先だけで政界を遊泳しているのでしょうか?

しかし喜んでばかりはおれません。と言うのは、「世界一の座は長く続きそうもない」と指摘されているからです。米国の研究者は「京」を上回るスパコン(100京級)にすでに取り組んでおり、中国もスパコンへの投資を続けているのに対し、資金的余裕のなくなった日本は、「京」の後継計画も決まらず、日本が競争についていけるかは不透明になっているからです。

とは言っても、スパコンの性能は計算速度だけでは決まらず、ソフトウエアも重要だそうです。このため、「京」では創薬や太陽電池の開発、宇宙誕生の解明などにつながる模擬実験用のソフトウエア開発も進めています。防災への貢献も目的の一つで、現在は20メートル四方が最小単位の津波の計算も「京」では2メートル四方ですむそうです。蓮訪議員にはこう言う使われ方をしているということもよく知ってほしいものです。

子どもに大量の鼻血が!「チェルノブイリ 5年目の報告」を見て!

2011-06-22 22:39:11 | 政治(国内・海外)
原発から50キロ離れた郡山市でNPO法人「チェルノブイリへのかけはし」が12日、無料診療会を開きました。親子連れ計50組が参加したそうです。ある親子の場合、震災後、一旦、埼玉県内に避難したのですが、3月下旬に郡山市に戻りました。すると小学校1年の長女(6つ)が4月上旬から3週間、鼻血が出続けたのです。このうち1週間は両方の鼻から大量に出血したのです。耳鼻科で診察を受けたが、「花粉症では」と言われたそうです。普通花粉症で鼻血が出るにしても少々出るにしても、大量の鼻血が3週間も出るとは考えにくいのですが、実際そんなことがあるのでしょうか?仮にそういうときがあるにしても、時と場合を考え適切な判断することが必要と思われるのに、この親子から3週間も出続けたことや、そのうちの1週間は両鼻から大量に出たと聞けば、まず医者は福島の原発の影響か?と考えるのかと思うと違うのですね。花粉症かも何て言っているような医者がいるのですね。

1991年放送で「チェルノブイリ小児病棟~5年目の報告~」と言うNHKの番組があったのですが、事故後、1年後から子どもの白血病が増加していて、広島原爆投下後の場合と同じ経過をたどっているのです。事故直後から首のリンパ節の異常が多く出たそうです。そのうちの一人の子供には、チェルノブイリ事故以後から出たリンパ節異常が、小さいのは10個以上もあった。甲状腺が腫れている子供もいて、ガンになる可能性がある。子供たちの大半がなんらかの病気を抱えていることも分かった。血液疾患と甲状腺疾患が目立つ。中には一人でいくつもの病気を抱えている子供もいる。検診の結果、受診者110人のうち、血液疾患が27人(25%)、甲状腺疾患62人(56%)、広島の医師たちは特に貧血や甲状腺疾患の著しい子供たちの血液を採取、広島では染色体の傷つき具合から病気との因果関係を調べることができると言う。放射能に被爆しているかは染色体レベルでの検査が必要だと言う。

ミンスクでは甲状腺ガンを専門に手術するチームを立ち上げていた。ガンになっていた6歳の子は高濃度汚染地区にいた子だった。超音波検査モニターには手で触っても分からない甲状腺内部が詳しく映しだされていた。この子はすでにガンがリンパ節に転移していた。このときの医師は日本では子供でこういう症例を見たことがないので、この映像を見てびっくりしていると言っていた。甲状腺ガンはヨウ素131と密接な関係がある。特に成長期の子供は甲状腺の働きが活発なため多くのヨウ素が取り込まれやすいのです。そしてこの取り込まれたヨウ素の出す放射線によって周囲の正常な細胞が傷つけられ、やがて甲状腺ガンになります。ヨウ素は半減期が8日とごく短く、事故から5年もたった今ではどのくらいの要素を取り込んだか確かめようがないと言っていた。以前はこんな小さな子供にガンはなかったと現地の医師は言っていた。甲状腺ガンの患者数(18歳以下)は1986年(3人)から90年(28人)の4年間で9倍超も増えています。91年には4月までで34人も増えているのです。たぶんこの年はもっとすごい数字になっていることでしょう。

チェルノブイリ原発事故は1986年です。86年が3人、87年が5人、88年が4人、89年が6人、ところが90年になると一気に28人に激増、91年には4月までですでに34人も増えているのです。「私達は放射能が人間に与える影響は10年から15年で増えてくると考えていたが、実際には88年から89年にかけて子供たちの甲状腺ガンが急激に増えてきた」と現地の医師は言っていた。また「事故から2,3年しか経っていなかったのだから私達の考えは間違っていた」とも言っていました。「初めてのことでどう対応していいか分からなかったのですが、悔やまれてしかたがない」とも話していました。子供の場合、ガンの進行が早いため肺や脳への転移が早く、一刻も早く摘出しなければならないのです。ふつうは一つの細胞に一つの核があるのですが、手術した子供の甲状腺ガンの細胞には20個の核があったと言います。特に子供の甲状腺では見たことがないと日本の医師も言っていた。つまり悪性(ガン)ということです。甲状腺を取ると、この手術した少女は一生ホルモン剤を飲み続けなければならないのです。

どのくらい甲状腺量を被爆したかという資料が残っていて、ソビエト政府が10数万人から調べたものだ。この人は事故から2週間後に3000μレントゲンを浴びたが、日本で定めてられている許容限度の100倍以上の放射線を浴びたことになる。そのまた倍の子供もいて、汚染地帯の子供たちは大量の放射性ヨウ素を取り入れていたのです。子供の甲状腺ガンが多発していたのはチェルノブイリから北東120キロメートルにあるゴメリ市に集中していた。事故から数日後真っ黒い雲に覆われたと言う。ヨウ素、ストロンチュウム、セシウムなどの放射性物質がゴメリを汚染したのです。

1平方センチ当たり1キューリから5キューリの汚染地帯、日本の基準では一般人の立ち入りが厳しく制限される地域になる。そこに現在(1996年?)55万人が暮らしている。市民の不安を和らげるために空気中の放射線量を表わす看板が立ったが、市民はその数字を信用していないと言っていたがこれは日本と同じだったのです。奇形児も増えていてこんなところでは住めないと若い女性は言っていた。ゴメリ州立病院でも白血病の子供はほとんどいなかったが、85年は0、そして一年ごとに6,6,8,8、17、91年には11人(5月まで)と増えて行ったのです。広島では2年で白血病が増え始め6年目にはピークを迎えた。ゴメリ市も広島と同じ傾向を辿っています。発病と同時に内臓がどんどん腫れていくのが特徴だそうです。現地の女医さんは治療前に染色体を調べて異常があることを確認していれば、放射能との因果関係を調べることが出来たかもしれないという。

2月中順に突然痛みを訴えた子どもがいたが、それからわずか20日後に亡くなった。白血球が2週間で健康な人の10倍に増えた急性白血病だったのです。この子のいたアパートの周りは調べた日本人医師は、ガイガーカウターが1,33だったがすぐ危険になる数字ではないと言っていた。しかしそれは広島の5~6倍になる数字だった。放射線は胎児の脳にも大きな影響を与える。実際妊娠中の女性の胎児は水頭症と言われた。ゴメリでは胎児の先天性異常が事故後4倍以上に増えていた。ベトカでは10倍だった。なかでも多いのは水頭症だ。人生の流れで言うと、被爆した妊婦がまず死産や流産を乗り越えても、次は奇形児になり、それを乗り越えた子が正常な子供になる。しかしその後、白血病や甲状腺ガンが待っていて、それを過ぎると大人の白血病、最後は大人の肝臓がんや胃がんなどのガンがある。さらには次の世代への遺伝的な影響があると言う。広島では今のところ見つかっていないと言うか見つけられていないと言うか100%何もないと言うことは決して言えないと広島大学原医研の佐藤教授は言っている。

しかし日本はどうだろう。原発後事故後、すぐヨウ素を飲めばこうした事故を少なくとも防げたことを知っていたにもかかわらず、米国からの援助を断っているのです。こうした政府の無作為の罪は非常に重く、今後早ければ2,3年で甲状腺ガンの子供が激増すると言っているのに今だ何も手を打っていないと言うことには怒りさえ覚えます。やっていることと言えば、国会で管総理は早くやめろと言う愚かな政争に明け暮れていて、肝心の復興対策や子供たちを守るといったことができていないことです。さらには放射能が北海道から九州まで飛んできているというのに、汚染マップなるものが作られておらず、やっと一部地域で汚染状況を調べているような状況です。国民の命を守れないようなこんな政府入りません。かと言って今の民主党に変わって他の政党になったところで同じような政治家ばかりでいったい日本はどこへ向っているのでしょう。

中国、沖縄に先制攻撃!

2011-06-21 23:32:04 | 政治(国内・海外)
米シンクタンク「ランド研究所」は20日までに、中国人民解放軍が台湾有事の際、沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)や嘉手納基地(嘉手納町など)を先制攻撃する可能性があると分析した報告書を発表した。報告書は、米軍が台湾有事に介入した場合、日本の米軍基地が攻撃を受けないと考えるのは「軽率」だと指摘。人民解放軍は先制攻撃に軸足を置いた新たな空軍戦略を描いているとして、台湾への攻撃に先立って米軍基地を空爆することも想定すべきだとした。

この場合、中国が地上から発射する弾道ミサイルの射程に入る普天間飛行場と嘉手納基地、さらに「将来の普天間の代替施設」などが最初の標的になると予測。米軍は、沖縄の基地が使用不能となる事態も想定しておくべきだとして、日本国内の他の米軍基地に空軍戦力を分散させることなどを提言した。また人民解放軍が爆撃機の能力向上を進めていることも強調。中国本土からより離れた三沢基地やグアムのアンダーソン米空軍基地が目標になる可能性にも触れています。

これは台湾有事の際と言う事ですが、これは中国側がそう判断すればそれは即ち有事になると言う事ですから、中国の判断しだいで有事かどうかは決まると言う事です。先制攻撃といってもすぐに核を使うとか言う問題ではないと思いますが、それでも、それは中国が判断することで、「先制攻撃に核を使うと判断」すれば絶対ないと言う保障はないのです。中国政府はこれまで「いかなる状況下でも核の先制使用はしない」(胡錦濤国家主席)と公言しています。しかし中国人民解放軍の戦略核ミサイル部隊「第2砲兵部隊」が内部文書で、核兵器保有国との戦争によって危機的状況に置かれ、有効な防衛策がない場合、核先制使用も検討するとの軍事理論を部隊内に周知していることが分かっているのです。

またこうも言っています。「核ミサイル保有国が絶対的に優勢な通常兵器で、中国の重要戦略目標に連続空爆を行った場合」に「核による威嚇政策を調整する」と明記。核威嚇を強める具体的戦況として(1)敵国が原子力発電所や水力発電所、首都を含む重要都市を攻撃すると威嚇(2)戦局が極めて不利となり、国家存続の危機に直面-などを列挙しているのです。こうしたことを考え合わせれば、先制攻撃に核という可能性は少ないとしても無いわけではないのです。

それに最近は中国の横暴が目に余るほどで、南シナ海は自国の領土とばかりに西沙諸島も南沙諸島も自国の領土だといって軍艦を派遣しているほどです。最近ではベトナムの海底ケーブルを中国海軍が妨害し、ケーブルを切っていしまったという事件まで起こしているほどです。ベトナム外務省は、南シナ海における同国の排他的経済水域(EEZ)と大陸棚で、「ベトナムの主権に対する重大な侵害があった」として中国を非難、同海域での中国の監視活動の即時停止を求めたとあります。中国は南シナ海ほぼ全域の主権を主張、スプラトリー(南沙)、パラセル(西沙)両諸島をめぐって領有権争いを続けています。中国外務省埼の姜癒瑜副報道局長は、中国の監視船がベトナム探査船の活動を妨害したことについて「中国が管轄する海域で実施した完全に正常な取締り活動だ」とする談話を発表しています。

この姿は日本と中国の関係と全く同じであり、尖閣諸島を含めベトナムと同じような事態になって行く可能性が高いのです。そう考えると尖閣諸島も手をこまねいているうちに、竹島のように実効支配でもされてしまえば、取り返すことは不可能になってしまうでしょう。その割に日本政府の対応は鈍いのですが、こんなことで大丈夫なのでしょうか?