マックンのメモ日記

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中国、沖縄に先制攻撃!

2011-06-21 23:32:04 | 政治(国内・海外)
米シンクタンク「ランド研究所」は20日までに、中国人民解放軍が台湾有事の際、沖縄の米軍普天間飛行場(宜野湾市)や嘉手納基地(嘉手納町など)を先制攻撃する可能性があると分析した報告書を発表した。報告書は、米軍が台湾有事に介入した場合、日本の米軍基地が攻撃を受けないと考えるのは「軽率」だと指摘。人民解放軍は先制攻撃に軸足を置いた新たな空軍戦略を描いているとして、台湾への攻撃に先立って米軍基地を空爆することも想定すべきだとした。

この場合、中国が地上から発射する弾道ミサイルの射程に入る普天間飛行場と嘉手納基地、さらに「将来の普天間の代替施設」などが最初の標的になると予測。米軍は、沖縄の基地が使用不能となる事態も想定しておくべきだとして、日本国内の他の米軍基地に空軍戦力を分散させることなどを提言した。また人民解放軍が爆撃機の能力向上を進めていることも強調。中国本土からより離れた三沢基地やグアムのアンダーソン米空軍基地が目標になる可能性にも触れています。

これは台湾有事の際と言う事ですが、これは中国側がそう判断すればそれは即ち有事になると言う事ですから、中国の判断しだいで有事かどうかは決まると言う事です。先制攻撃といってもすぐに核を使うとか言う問題ではないと思いますが、それでも、それは中国が判断することで、「先制攻撃に核を使うと判断」すれば絶対ないと言う保障はないのです。中国政府はこれまで「いかなる状況下でも核の先制使用はしない」(胡錦濤国家主席)と公言しています。しかし中国人民解放軍の戦略核ミサイル部隊「第2砲兵部隊」が内部文書で、核兵器保有国との戦争によって危機的状況に置かれ、有効な防衛策がない場合、核先制使用も検討するとの軍事理論を部隊内に周知していることが分かっているのです。

またこうも言っています。「核ミサイル保有国が絶対的に優勢な通常兵器で、中国の重要戦略目標に連続空爆を行った場合」に「核による威嚇政策を調整する」と明記。核威嚇を強める具体的戦況として(1)敵国が原子力発電所や水力発電所、首都を含む重要都市を攻撃すると威嚇(2)戦局が極めて不利となり、国家存続の危機に直面-などを列挙しているのです。こうしたことを考え合わせれば、先制攻撃に核という可能性は少ないとしても無いわけではないのです。

それに最近は中国の横暴が目に余るほどで、南シナ海は自国の領土とばかりに西沙諸島も南沙諸島も自国の領土だといって軍艦を派遣しているほどです。最近ではベトナムの海底ケーブルを中国海軍が妨害し、ケーブルを切っていしまったという事件まで起こしているほどです。ベトナム外務省は、南シナ海における同国の排他的経済水域(EEZ)と大陸棚で、「ベトナムの主権に対する重大な侵害があった」として中国を非難、同海域での中国の監視活動の即時停止を求めたとあります。中国は南シナ海ほぼ全域の主権を主張、スプラトリー(南沙)、パラセル(西沙)両諸島をめぐって領有権争いを続けています。中国外務省埼の姜癒瑜副報道局長は、中国の監視船がベトナム探査船の活動を妨害したことについて「中国が管轄する海域で実施した完全に正常な取締り活動だ」とする談話を発表しています。

この姿は日本と中国の関係と全く同じであり、尖閣諸島を含めベトナムと同じような事態になって行く可能性が高いのです。そう考えると尖閣諸島も手をこまねいているうちに、竹島のように実効支配でもされてしまえば、取り返すことは不可能になってしまうでしょう。その割に日本政府の対応は鈍いのですが、こんなことで大丈夫なのでしょうか?