野生のチンパンジーが異なる太さの木の棒を組み合わせて蜂蜜採取や狩りをしていることを、京大などのチームがアフリカ中部のガボンで確認したそうです。同様の道具の組み合わせで2つの行為をしていることを発見したのは初めてです。
山極教授らはチンパンジーが木の幹の空洞に巣を作るハリナシバチの蜂蜜を取るのを観察。初めに太さ5センチの棒で幹を叩いて割れ目を広げ、2,6センチの棒を差し込んで動かし穴を拡大。さらに1,6センチの棒を差し込み内部の蜂蜜を取り出したそうです。
同様に、倒木の内部の空洞にいるマングースを木から追い出し、狩る様子も確認。追い出す役と出口で待ち構える役がおり、道具を使って2頭が連携する様子の観察も初めてと言います。
山極教授は「チンパンジーの思考の柔軟さを示している。人間の祖先が石器を使い始めたのは250万年前とされるが、それ以前も木を道具として使用したのでは」と話しています。
調査では、ゴリラでこれまで観察されていなかった、群れの大人同士で果物を分け合う行為も確認。「分配が社会関係の形成に何らかの役割を果たしている可能性がある」と言い、近く学術誌に発表されるそうです。
山極教授らはチンパンジーが木の幹の空洞に巣を作るハリナシバチの蜂蜜を取るのを観察。初めに太さ5センチの棒で幹を叩いて割れ目を広げ、2,6センチの棒を差し込んで動かし穴を拡大。さらに1,6センチの棒を差し込み内部の蜂蜜を取り出したそうです。
同様に、倒木の内部の空洞にいるマングースを木から追い出し、狩る様子も確認。追い出す役と出口で待ち構える役がおり、道具を使って2頭が連携する様子の観察も初めてと言います。
山極教授は「チンパンジーの思考の柔軟さを示している。人間の祖先が石器を使い始めたのは250万年前とされるが、それ以前も木を道具として使用したのでは」と話しています。
調査では、ゴリラでこれまで観察されていなかった、群れの大人同士で果物を分け合う行為も確認。「分配が社会関係の形成に何らかの役割を果たしている可能性がある」と言い、近く学術誌に発表されるそうです。
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