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新東名4月14日開通!GW渋滞緩和へ!

2012-01-28 13:50:03 | 経済・金融・投資
中日本高速道路は新東名高速道路の御殿場~三ケ日間の約162キロを4月14日午後3時に開通させると発表しました。これで東名と並ぶ新高速道路ができることで、日本の大動脈である高速道路が2本となり、渋滞緩和はもちろんの事、東日本大震災のような災害どきには東名1本だけでは心配しますが、これで今後、予想されている地震などの万が一の時には、海岸よりの東名道路が寸断(由比P当たりは台風時には通行止めになる)されても、より内陸部の新東名(東名より10キロ山側を通る)があることで迂回できるようになり、物流がストップしてしまうような事態が避けられるのではないかと期待されます。

新東名の部分開通は初めてであり、中日本道路の高橋社長は「移動時間が短縮され、都市間交流の機会の増加が期待できる」と言っています。今回の開通する区間は新東名全体の6割に当たり、決して短い距離ではありません。それに今後、開通予定で一番早い区間はと言うと、2014年開通予定の浜松いなさ~豊田東間であり、ここまで繋がれば東海環状自動車道路にも行くことができるようになるし、東名高速や伊勢湾岸道路にも繋がるので、残るは御殿場~東京間になるわけで、こちらの完成は最も遅い区間(御殿場~伊勢原北)では2020年となっています。と言うわけで全線開通となるとまだまだ時間がかかります。

今までは、東名の豊川~豊田間はいつも渋滞で大混雑しており、この区間が開通する意義は大きいと思われます。現状は音羽~岡崎間が3車線化された事でかなり渋滞は緩和されていますが、強引に車間距離を詰めて3車線にしているため、トラックが併走しているときなどは車がすれすれ状態で危険を感じるほどだと言います。そのため制限速度が60キロに押さえられていると言うのですが、2014年に豊田東~浜松いなさが開通すれば元の2車線に戻すと言うようなことも聞きましたが本当でしょうか?いずれにしても2年後の開通が早く待たれるところです。

新東名は時速120キロの制限速度を想定して設計されているようですが、まだ制限速度が何キロになるかは未定だそうです。ただ東名高速よりも距離は約10キロ短くなり料金も安くなるそうです。当初の計画では全ての工事が完了するのは今夏だったそうですが、3月中に全ての工事が完了する見通しとなったため、ゴールデンウイーク前に開通を間に合わせたのだそうです。新東名は海老名南~豊田東の両JCTを結び、全長254キロ、事業費は4兆3800億円を見込んでいるそうです。

と言うことは1キロ道路を作るのに約172,4億円かかる勘定になるわけで、1メートル当たりにすると約1724万円となり、これだけの巨費がかかるだけに、計画当初は東海道に高速道路を2本もいらないと言う声ありました。少子化も叫ばれていて、将来は人口が減るので交通が減ると言われ、新たな高速道路がなくても十分間に合うという声もありました。しかし今回の東日本大震災の災害を見て、やはり海沿いを多く走る東名高速では、万が一、巨大地震が来たときには日本の大動脈が寸断され、日本経済が大混乱に陥るのは間違いないと思われるだけにやはり必要だったと感じます。それは今回の福島原子力発電を見てもお分かりのように、安全策が何十にもとられることで危険を回避するというのが当たり前の考えなのに、大事なところをケチった(妄信)ばっかりに今回のような大事故になったことを見ても分かるかと思います。

東名高速は1969年の全線開通から43年が経ち、交通量は当時の3,6倍に膨らみました。東名は1日4万8000台の最大容量に対して、7万4000台が走り満杯状態なのです。新東名開通後は東名と合わせて8万3000台に増えると予測しており、「開通区間の新東名、東名で半々に分散し、渋滞はかなり減る」と見ているそうです。ただ三ケ日JCTで合流後の愛知県内では渋滞の懸念もあると心配していたこともあり、昨年10月に東名豊田~音羽蒲郡間を3車線にしたのですが、今のところは変更前より渋滞は9割以上解消されたとしています。しかし、これで新東名が三ケ日まで開通したことで再び音羽~岡崎間が渋滞することはないのでしょうか?と言うのは、便利になって交通量が予想より増えれば3車線効果も薄れないかと思うからです。

料金は東京~名古屋間で、東名では普通車は7100円、大型車では1万1600円ですが、新東名では普通車で200円、大型車で300円安くなり、どちらを通っても新東名経由の安いほうの料金が適用されるそうです。

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