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辺野古沖でジュゴン確認 普天間移設予定先に食跡  防衛局公表せず

2013年10月15日 | さまざまなことを!
辺野古沖でジュゴン確認 普天間移設予定先に食跡  防衛局公表せず


 米軍普天間飛行場の県内移設で埋め立て予定の沖縄県名護市辺野古沿岸の海域を、絶滅の恐れが極めて高いジュゴンが昨年、3年ぶりに餌場として使ったことを示す食跡を沖縄防衛局が確認していたことが21日、分かった。
 防衛局は3月、移設によるジュゴンへの影響は小さいとして埋め立てを申請したが、「公表を目的とはしていない」として今回の情報は公表していなかった。
 現場は、国内に数頭しかいないともされるジュゴンの餌となる海草が豊富に生えた貴重な海域として知られる。ジュゴンが繰り返し餌場としていることが分かったことで、県知事が今後出す埋め立て可否の判断にも影響を与えそうだ。
 共同通信が情報公開請求で入手した調査報告書によると、昨年4~6月に毎月、埋め立てで消失する辺野古沿岸でジュゴンが海草を食べた跡を確認した。藻場に筋状の跡が残るのが特徴で、昨年の4月に4本、5月に7本、6月に1本見つかった。

 付近では2009年6月にも海草を食べた跡が見つかっている。その後は確認が途絶えていたが、時間を置いて再び餌場となることが鮮明になった。
 また、昨年5月に辺野古に隣接する大浦湾でジュゴンが泳ぐ姿が確認されたことも判明した。湾内に大量の岩石を投下して造る資材置き場の予定地近くで遊泳していた。ジュゴンは過去にもたびたび大浦湾に姿を見せており、工事の影響が懸念される。
 防衛局が事前に実施した環境影響評価(アセスメント)は今回の調査結果を考慮していないが、防衛局は「過去にジュゴンの食跡が確認されたことを踏まえてアセスを実施しており、(今回の調査で)結論が変わることはない。移設を見直す考えはない」としている。
移設は見直さない 
 沖縄防衛局の話 調査はその都度結果を公表することを目的としていない。環境影響評価は、過去に移設予定地内でジュゴンの食跡が確認されたことを踏まえて実施している。今回の調査結果で結論が変わるとは考えていない。藻場の消失対策として、海草の移植などを可能な限り実施する。辺野古への 飛行場移設 を見直す考えはない。
再び利用を始めた  
 日本自然保護協会の 安部真理子 (あべ・まりこ) さんの話 辺野古沖は過去にジュゴンのふんや海草を食べた跡が見つかっている。2004年ごろにボーリング 調査などをした のでその後は避けていたが、再び利用し始めたと考えられる。藻場が一度使われなくなったから、その後も使われないということではない。沖縄防衛局は海草を移植するとしているが成功する保証は全くない。移設は見直すべきだ。
環境の重要性高まる 
 【解説】米軍普天間飛行場の移設 予定海域 を絶滅の恐れの極めて高いジュゴンが3年ぶりに餌場として使ったことが確認された。 環境上の重要性は、事前の環境影響評価(アセスメント)の時と比べ格段に高くなったといえる。
 沖縄防衛局のアセスによると、移設 予定海域 でジュゴンが海草を食べた跡は2009年を最後に確認がなかった。だが今回の調査結果は、沖縄本島最大規模とされる辺野古の藻場をジュゴンが放棄したわけではなく、今後も利用する可能性があることを明確に示した。
 最近使われていない藻場も保全すべきだとの指摘は前からあった。若いジュゴンは他の個体と競合しない新たな餌場が必要となるためだ。実際、今回のジュゴンは数年前に親離れし、餌場を求め広範囲を移動しているとみられ、指摘の正しさが裏付けられた形だ。
  周辺は、絶滅危惧種のアオサンゴが生息し、ウミガメが産卵に訪れることでも知られる。沖縄県知事が「環境保全は不可能」と指摘するなど計画を疑問視する声が強い。今回の結果を見ても、建設と環境保全が両立すると考えるのは無理だとの指摘もあり、計画撤回やアセスのやり直しを求める声が一層強まると予想される。
(共同通信)
辺野古沖でジュゴン確認 普天間移設予定先に食跡  防衛局公表せず : 47トピックス - 47NEWS(よんななニュース) http://www.47news.jp/47topics/e/245846.php

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