荒茶の検査しない…静岡知事、政府方針従わず 福島原発
東京電力福島第一原発の事故に関連し、政府が生茶葉を乾燥させた「荒茶」でも放射性物質が暫定規制値を超えれば出荷制限の対象とする方針を示している問題で、静岡県の川勝平太知事は2日、「荒茶の(放射能)検査はしない」と述べ、政府の方針に従わない考えを示した。
川勝知事は静岡県庁で記者団に対し、「厚労省に助言する原子力安全委員会の委員5人のうち、放射能の専門家は1人だけ。信用が失墜した委員会の、たった1人の専門家の意見に、380万県民が最も大事にしているお茶が振り回されるのは本当におかしい。乱暴な規制をするとなれば、それこそ不信任に値する」と批判。さらに「荒茶は半製品で、消費者が口にすることがない。中途半端に安全のためにすることが、結果的に不安を増幅させることになる」などと語った。
(2011年6月2日19時22分 読売新聞)
荒茶の検査しない…静岡知事、政府方針従わず : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
「水産物もやらない、しらない。」だそうです。う~~~ん、魚好きの私だからこそ、測ってほしいな。。
福島第一原発事故を踏まえた静岡県産水産物の放射能検査について
平成23年4月15日
静岡県経済産業部水産業局
静岡県漁業協同組合連合会
静岡県産水産物の放射能検査については、今後とも農業等の対応状況を参考としつつ、水産庁と密接に連携して対応する。
水産庁では、当初、福島県・茨城県・千葉県の3県について検査を要請していた。
その後、水産庁は、茨城県沖の「コウナゴ」の事例を受けて、上記県での検査を強化するとともに、検査対象を東京都・神奈川県にまで広げている。しかしながら、これまでのところ、東京都・神奈川県で基準値を超えた事例はなく、現時点において、静岡県については検査の要請はない。
以上から、静岡県産水産物について、現時点においては、検査を行う予定はない。今後、仮に静岡県に近い東京都・神奈川県から基準値を超えた事例が出た場合には、水産庁と密接に連携しながら、検査の実施を検討することとする。
静岡県/静岡県産水産物の放射能検査について
農産物、畜産物もやってないのかなあ。ホームページに載ってないようだ。。
う~ん、なんだか心配だぞ。
食品の放射能検査データ
神奈川県は荒茶検査せず 政府方針に反発 2011年6月3日 21時08分
茶葉の放射性物質検査をめぐり、神奈川県は3日、荒茶を生葉と同じ基準値で規制するとした政府方針は「合理的でなく、納得できない」として、国が基準値を見直すか、科学的根拠を示すまでは荒茶を検査しない方針を明らかにした。
今後、国に基準見直しや科学的根拠の説明を求める方針。ただ、消費者が不安を感じないよう、荒茶を検査せずに出荷することはしないとしている。
県によると、県内で生葉から暫定基準値以下の放射性セシウムが検出され、出荷制限の対象外となった10市町村では、既に収穫した一番茶の7月下旬の販売再開を目指して準備中。次山敏治県農政部長は「政府の基準だとほとんどの市町村で出荷できなくなる可能性が高い」と話した。
また埼玉県の上田清司知事は3日、「食の安全は消費者保護のために最大限尊重されなければならない。茶の安全性について今後、他県とも連携しながら検討していく」とのコメントを出した。
(共同)
東京新聞:神奈川県は荒茶検査せず 政府方針に反発:社会(TOKYO Web)