M・吉田のブログ

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白いプレイステーション       2

2005-05-31 23:59:59 | ピュアでもない日々
最近、ギター侍がマイブーム


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いや~、プレステ2の新色、買っちゃいました!
来年春にはプレステ3が出るというのに、ここで買ってしまうとは。
それもこれも、来週発売のMETAL SAGAのためでございますよ。

いや、別に新しいものが出たら即ゲット!ってわけではないんですが、
今までのPS2が使えない状況になってしまいましたので、買ったわけです。

というか、新色が出てたなんてことはつゆ知らず、
普通にプレステ2を買いにヨドバシに行ったわけなんですよ。

で、そしたら、なにやら「白いSEED」…もとい「白いプレステ2」が出てるじゃあーりませんか。
今までの印象からも、プレステ2って言ったら、黒であるのが、なんとなく落ち着くような気がするのですが、
これはなんと、最近出たばかりの、おニューなカラーとのこと。
まるで買おうとするタイミングを見計らっていたかのようです。

そんなわけで、
せっかくだから俺はこの白のプレステ2を選ぶぜ。



かくして新色のプレステ2を手に入れたわけですが、
はてさて、従来機と比べると、とんでもない薄さ&小ささです。と今さらの発言。
もちろん、これじゃあ上に物を載せられません

しかし、しかし、コレだけ小さければ、さらに省スペースを考えて、
縦置きと言う選択肢をチョイスするのが、クールガイのセレクションってわけですよ。アンダスタン?

縦置きスタンドにも、棚と棚の隙間に縦置きしてるイラストがあったりして、
なるほど、これならスペースを無駄なく使えるってもんです。
よーし、早速、この図を真似してプレステ2を挟み込みますよ!


さて、セッティングは完了しました。
では早速、スイッチON!



シュワワ~ン



聞きなれた起動音。まぁ中身は一緒のようですね。
プレステ2の初期設定を行います。

今使ってるのS端子も無い安いモノラルテレビなんですが、
ハード側には、音声の「モノラル/ステレオ」を設定するところって、ないんですね。
あくまでソフト依存ってことですか…。

まあコンポとかに繋ぐと言う選択肢もありますが、
最近の安い奴は入力端子が無かったりするし、何より配線が面倒なので、
結局テレビから直接、音声を出すことにするわけですが、
ソフトが対応してない場合、声が聞こえなかったり、音が全部聞こえなかったりするんだろうなあ…。

デジタルハイビジョンで時代は液晶世紀だったりしておりますが、
しかし、今も製造されているわけですし、モノラル音声なユーザーのことも考えて欲しいものです。
むっ、スネーク、もしかして君はモノラルなのか?
…スネーク、大丈夫だ。なあに、モノラルかステレオかで人間の価値が決まるわけじゃない。
モノラル…



まっ、音声は我慢しましょう。
さあ、早速ゲームをプレイしちゃいますよ!
DVDドライブ、オープン!



ガコッ



棚の横壁を直撃するDVDドライブの蓋。
ええ!? 何事ですか。

棚と棚の間に、縦置きをしてたところに…
プレステ1のようにオープンされるドライブの蓋。

ってかフロントローディングじゃないんですか、これ。

いやまあ、このサイズを考えたら、
そんな機構は作れないとは思うけど…!
ちょっと意表をつかれましたよ。

これじゃあ省スペースな場所に縦置きできないんじゃないんですか…!?



そんなこんなで、色々と問題点を提唱しつつ、我が家にやってきました、新たなプレステ2。
白いカラーのおかげではやくも汚れがちょっと目立ってしまってますが、
大切に使っていきたいと思います。



コメント (2)
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高橋メソッド

2005-05-30 23:59:59 | ピュアでもない日々
ADSL復活でございます。
やっと満足に更新が出来るってものでございますよ。
と言いつつ、遅めの更新でアイムソーリー、ヒゲソーリでございます。

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最近はプレゼンテーション手法で高橋メソッドというのがあるらしいですね。
巨大な文字でインパクトあります。
パッと見、笑いが取れるようでいて、要点のみを簡潔に述べており、効果的だと思います。
要点を絞ると言うことは、簡単なようで意外と難しいものです。
実際、このブログもグダグダになって締めてることもありますしね!


さてさて、ゲームで高橋と言えば、もちろん16連射名人のことです。
16連射メソッドとでも言いましょうか!

さて、以前もこのブログでシュウォッチなどを取り上げましたが、
高橋名人という人からは、本当に様々なものが生み出されましたね。
おもちゃ、ゲーム、アニメ、映画、などなど…
まさにメディアミックス(死語)ってやつです。
高橋営業部長も印税でガッポリかな!?


というわけで、時代が時代なら、100億円 稼いで長者番付に乗るかもしれなかった(言いすぎ)
高橋名人から生み出されたものを振り返ってみましょう。


おもちゃ。
と言えば、やっぱり「シュウォッチ」ですね。
まあ、これは以前も取り上げたので割愛します。


ゲーム。
高橋名人の冒険島」などがそれですね。
ってか、密かにゲームキューブでリメイクされてたんですね。知らなかった…。シュウォッチまで再現してるし。

さて、ゲーム内容はと言えば、妖精を取って無敵になったり、魔王みたいなやつをやっつけたりする、
それって、別に高橋名人じゃなくてもゲームが成立するんじゃあ…?
と、文章に起こすと危険と思えなくもないゲームでしたが、
とりあえず(プレイしたことがある一作目は)けっこう楽しめました。カエルが強かった。


アニメ。
Bugってハニー」というアニメが出ていましたね。
高橋名人を直接アニメ化、ではなく、ゲーム「高橋名人の冒険島」をモチーフにしたものでした。
ゲームをアニメにしているわけですから、ある種、二次創作です。

さらに、このアニメがさらにゲーム化されるなどということまで起き、
二次創作どころか、三次創作までしてましたね。
基本的にはアクションゲームなのですが…クリアに必要なアイテムを集めるのに、
ステージ中8個の「アルカノイド」面をクリアする必要があったんですが、
ハズレ面とかあって、妙にストレスがたまった記憶があります。ノーヒントだし。

さて、肝心のアニメ内では、
石オノに腰ミノの高橋原人が登場PC原人とかといい勝負できそうだね!して、
ゲーム世界の中で敵キャラとゲームっぽい勝負(?)をしていましたね。石オノ使えよ。
キャラクターの中に「ワンナップ(1UP)」なる名前のキャラがいるなど、
当時の世相を現していて、いろいろ面白いアニメでしたねー。


マンガ。
コロコロコミックをはじめとして、少年マンガ雑誌には、
普通にキャラクターとして高橋名人が見かけられました。

どのマンガにも共通して言えることは、
「バネ」という単語は出てこなかったことですかね。


映画。
GAME KINGなる映画で、
16連射・高橋名人と、現在はファミ通編集者として活躍中の毛利名人が
スターソルジャー」で対決してましたね。

この映画、二人とも、おのおの スターソルジャー対決に向けて対決に向けて特訓するわけですが、
道路工事で体力トレーニングしたり、
ロッククライミングをしたり。
居酒屋のカウンターで16連射練習して、周りのお客さんに変な目で見られたり、
16連射でスイカを割ったり
と言ったことをはじめとして、
見るものの度肝を抜く特訓法をしておりました。

しかもその後、高橋名人ってば、特訓の辛さを語って
「なんでファミコンなんかで、こんな思いをしなきゃならないんだって思って…」
なんて語ってます。
ぶっちゃけすぎだろ!
っていうかフィクションだろ!

で、スターソルジャー対決がはじまるや、映画の画面は、
ほとんど「スターソルジャー」のプレイ画面のみになり、
それに加えて、解説のナレーションのみとなるわけですが、
なんか後半からスターソルジャーの宣伝になってたりして、
ツッコミどころしかない映画でありました。


これらの他にも、そもそも「ファミコン名人」ブームの火付け役となり、
さまざまな名人(毛利名人以外どこ行ったのか知らないけど)を輩出する結果となったということもあり、
高橋名人から派生したものは、本当に多くありました。
ファミコン、ゲームを取り巻く環境が、とても活発になっていました。

現代でも各メーカー、各ゲームにイメージキャラクターとして芸能人を使ったりすることがありますが、
高橋名人級のスターと言う人は現れないものですね。

今の時代に必要なのは…スター名人なのか!?



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サイレント昼

2005-05-29 20:09:03 | ピュアでもない日々
本日もまたまた、昨日、一昨日から引き続き、
プロバイダ移行中で、更新時間は遅めになっております。

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メトロイド オモロイド」とは誰が考えたのか、
猛烈な勢いでM・吉田好みのキャッチコピーです。
本日、2年前のゲームである「メトロイドフュージョン」をプレイ&クリアしました。

いや~、ようやく、一つのゲームをクリアいたしましたよ。
ゲームをクリアしたのなんて、メテオス以来ですよ。
って、つい最近じゃん!

とはいえ この1週間、ゲームのプレイ時間が0分でしたので、
そんな奴がなんでゲームのブログをやってるねん!
というツッコミが入りそうな為に、思わず、長々とやってしまいました。


さて、メトロイド
初代はディスクシステムのゲームで、様々な試みが取り入れられた
ジャンプアクション&アドベンチャーです。

アクションRPGとして有名なのはやはり、ゼルダの伝説なわけですが、
RPG…と言う要素は無いんですが、冒険すると言う意味合いでは

「見下ろし型ならゼルダ」
「ジャンプアクションならメトロイド」


というイメージが定着しているわけです。
難易度は高めですが、シリーズ未プレイの方は、そういうことなんで、ぜひ。


メトロイドは未来世界な世界設定のゲームなのですが、
その中で魅力的なのが、
やはり徐々に増えていくアイテムです。

高速ダッシュで体当たりすることで壁を壊せるようになる、
敵を凍らせて足場に出来るようになる、
壁を貫通するビームが撃てるようになる、などなど他多数…

などと、徐々に手に入れるアイテムで、探索の幅を広げていき、
探索を進めるうちに見えてくるMAP構造の癖
または、ステージクリアに必須な要素を進めるうちに見えてくるテクニックを、
プレイヤー自身が学習していき、

「ここは、こうしたら進めるんじゃないだろうか? この先には何が?」
「ひょっとして、ここに隠し通路があるんじゃないだろうか?」
「新しいアイテムを手に入れた。これで、今まで行けなかった所が進めるかも。」

といった類の謎解きをしていくさまは、
まさに「メトロイド、オモロイド!」と言う所以でしょう。
ゲーム内にアイデアが満ち溢れています

で、それを初めて体験したのが
スーパーファミコンのスーパーメトロイドだったわけでして、
まさにスーパーな出来で名作と呼ばんばかりの作品でした。

未プレイユーザーが多そうなのが残念なところですが…。


さて、そんなメトロイドを継承する「メトロイドフュージョン」、
物語を語るメッセージとか、次にどこへ行くか指示するナビゲーションとかが追加されてて
ストーリー性を増すことで、新規ユーザーを取り込みやすくしておりますね。

また、ゲーム中に一度も装備画面を開かなくても良いように操作形態が工夫されてるのは、
ゲームのテンポを崩さず、とても好感が持てます。
以下に要素が多いとは言え、メタルギアソリッド3も見習ってほしいものです。

個人的な意見としては、携帯ハードになったために、
プレイしやすくなったのが良いなと思うところです。


ただ…

なんか、物足りない気がします。
いや、新規の方なら十分に楽しいと思うんですが。

どうもスーパーメトロイドの範囲内で終わってしまっているように感じました。
もっと言ってしまうと、なんか「縮小版」みたいな印象があります。
ワイヤーアクションとか無いし。
携帯ハードの小さな液晶では無理なんでしょうかね…。
他にも無くなったばかりのものも多数でした(そして新規要素が無かったりして…)。

ボス戦も、なんだか退屈でしたね。
いや、難しくない、っていうわけではないのですが、
なんだかやみくもにダメージを大きくして難しさのバランスを取ってるような。
挑戦意欲よりも理不尽さを感じてしまいました。
ついでに、個人的な趣味としては、なんかデザインもショボイような。
不必要に子供向け過ぎているのでは…?

ライバル敵との戦いや、逃走シーンは、結構 面白いんですけどね。
でも、それだけじゃなあ…(これもダメージ大きいばかりだし)。

というわけで、スーパーファミコンが使用可能な状況なら、
スーパーメトロイドをお勧めしたいところです。
レボリューションででも、ぜひぜひ。


さて、ここからがやっと本題なのですが。
メトロイドフュージョンの(一般的な)メリットとして述べた、
ストーリー性を上げるためのメッセージと、ナビゲーションについてですが、
なんとも、ゲームの進行を一本道にさせてしまっている印象があります。

スーパーメトロイドの時は、ゲーム進行中にメッセージが一切無かったわけですが、
特に不満を感じることもなく、そればかりか、
自由度の感じ方と、探索や試行、挑戦の魅力と言う点で、今回以上でしたね。

なんでもかんでも、使い方しだい、魅せ方しだいであると思いますが、
映像の無いラジオ放送、声の無いサイレント映画、それら それぞれに演出や魅力があるように、
ゲームにおいてもたくさん情報を出せばいいってものでもないと思うのです。

多く語ればいいってもんじゃないのです。このブログとか。
沈黙は金なりと言う事もあるのです。ねんがんのアイスソードをてにいれたぞ!


ファミコン時代などのアレなゲームを批判する時に
「情報が少ない(または全く無い)のに、答えを探せなんて無理」みたいな切り口を、
時折、見かけていたものですが。

それを考えてみれば、ゼルダの伝説(ディスク/ファミコン)なんて、
ダンジョン内で通路を塞ぎつつ、「ブツブツ…」と言っているモンスター(ゴーリア)。
何故か斬っても倒せないし、倒さないと先に進めないしと思ったら、
なんと、肉をあげると道を開けてくれる(無情報)という解法。

これをはじめとして、たまーに、情報をくれる人はいるものの、
基本的には、ものすごい無情報の嵐でした。

あまつさえ、苦し紛れに、バクダンで隠しダンジョンを探して、
やったー! 偶然にダンジョン発見ー! と喜び勇んだら
ドアの修理代をもらうぞと言われて金を奪われる始末。
回復薬も買えなくなるし、先ほど書いた「肉」も買えなくなるし…。

でも逆に、謎が解けた時は至上の喜びがあるというのもありますし、
実際、ゼルダの伝説は、情報が少ないゲームだけど「名作」であるというのは、
ほぼ満場一致の意見だと思われるところです。


そういうわけで、情報の多さがゲームの良し悪しを決めるわけではないと思うわけですが、
世の中には、本当にビックリするゲームもあるわけで、
それを省みると、やはり情報を多く出してしまうのかもしれません…。
自力で謎を解かなくても楽しみたい!と言う人も取り込みたいという、
プロデューサーの意向があるのかもしれません。

そういえば、最近は、「基本はサイレント」で進むようなゲームって無いものですね。

過去のゲームは必要に迫られて(容量など)サイレントになった物も多いでしょうが、
それがかえって良い結果になった、と言うものもあると思います。
新作ゲームでも、意図してサイレントで作られるものがあっても良いんじゃないでしょうか…ね。

そんなファミコン世代。
皆様どうでしょう。



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た暗号節  ←みなさん カンバンわ調に

2005-05-28 13:33:30 | ピュアでもない日々
本日も、昨日に引き続き、
ISP移行中につき、更新時間は遅めです。
あと数日の辛抱でゴザル…!

ああ、あと今日の日記タイトルについては
なんというか見逃してやってください

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さて、昨日に引き続きまして暗号ですが、
今日は、暗号で日記をつけてみたよ!

さあ、解読してみてくださいよ!


-----


ター扉をくぐる。無音、バス潜る。
ゴリラ、キツネより機械の鳥を奪う。
ジョーガンネ 玉落とし わずかなり 学刈。ターと老婆を抜く。
暗き点にマ女は怒り狂う。この日、○終わり。悲しきかな。


-----


どうかな!?


なーんて、けっこう有名だと思うので、
説明不要かもしれませんが、これ、ドラえもん暗号日記なわけですが。

さて、この暗号文について、話を進めますので、一応、訳を載せますね。
ネタバレなので小さい文字で。
(携帯電話からご覧の方にはソーリー)


のび太がどこでもドアをくぐったら、お風呂に出てしまし、しずかちゃんがお風呂に潜った。
ジャイアンがキツネからラジコンを取った。(ジャイアニズム)
年賀状、お年玉が少ししかなくてガッカリ。のび太とババ抜きをする。
のび太の悪い点のテストにママが怒る。この日ドラ焼きが無くなって悲しい


さて、暗号文の訳文を見ると、
脱力系の文章というか、藤子不二夫イズムというか、
「なんだぁ、ハハハ」ってな感じのオチになるわけですが。

でも、この暗号文(原文)って、なにげに怖いですよね。
この暗号日記 自体、作中でも、地球の終わりを表しているんじゃないかとかなってましたが。
いつもの面々は、この暗号日記を見てこんな会話をしていました。



スネ夫「その日記、どこかで見たことがある文のような…」



スネ夫「わかったよ!その日記がなんなのか!」



スネ夫「その日記は "ノストラダムスの大予言" なんだよ!」



のび太&ジャイアン&しずかちゃん「な、なんだってー!?




まあ、今の会話はちょっと脚色してますが
「ノストラダムスの大予言」並みに、パッと見て、不気味なものがありますね。

特に最後の、「○終わり」 という書き方など、なんだか寒気がしてきます。
子供の頃は、なんとなくで流して見てた記憶がありますが、
今あらためて見ると、ゾクッときてしまいますね。
その後のページは白紙というのも(三日坊主だからだけど)不気味です。

意図してか意図せずか、さすが藤子不二夫 大先生ですね…!


こういう、ドラえもんに限らず、暗号というものは、
ちょっぴり「ホラー的な要素」が混じっていることが多いですよね。
謎めいた言い回しそのものが不気味であったりするので、自然とそうなるわけですが。

そして、思いもよらぬ(かつ解法に道理がかなった)訳があると、
読者、視聴者、あるいはゲームプレイヤーは、感動を得るものでしょう。

エニグマ暗号機とか、SSLだとか、そういう現実に使うものは、
解読されないことが、当然ですが重要になるわけですが、
創作においては、


ホラー要素などで 惹きつけて、
奇想天外な解答で感動させる。



ということが重要であるのでしょう。
「ホラー」ばっかりだと飽きそうなので、
「謎めいた魅力」で置き換えても良いですね。

ゲームソフトで言えば、「」の暗号(葬送行進曲のやつ)などは
まさに、「おお~~!」と思わんばかりの感服ものですよね。
あれで、自力で解く場面がもっとあればなぁ…



さて、「街」の例でもそうですが、
「解法」というものは、最低ダブルミーニング、
可能ならトリプルミーニング以上であることが望ましいと思います。

ここで言うミーニング…とは、
先ほど言った「街」の暗号で例を挙げますと。
(極力ネタバレは防ぎます)


第一の意味
まず、「ドラえもん の暗号日記」のような「ホラー的文章」。
目に見て読み取れた文章の、真の意味を推測する。

第二の意味
「ある法則」に従って、そのホラー的文章を読むと、
意味が通じる言葉になる。

第三の意味
他の暗号も合わせて、総合的に推測すると、
記された署名が、真犯人の存在を示す鍵となっている。


と言った感じですね。
なんだか伏せすぎて、なんのことだか分からないような気がしますが。
やった人には何となく伝わるでしょうか。
これを機に、未プレイの方や、サターン版が難しすぎてクリアできなかった方は、
ぜひぜひ「街」をプレイ&クリアをしてみてください!

正直、期待していると半数が (´・ω・`) な結末ではありますが、
半数は最後まで面白いので、是非是非とも。


宣伝はさておいて、要するに、
暗号が「ダブルミーニング」以上であると、
たった一つの文章で、複数の、解法が異なる意味を込めることは
読み手に、技巧の妙を感じさせることができ、より鮮烈なインパクトを与えるはずです。

一つの暗号が持つ意味が多いほど、与える感動も大きいと思うのです。


まあ、言うは易しというわけで、
それができれば、ヒット作誕生といったところでしょうね。



さて、では今日の結論は
単行本のドラえもんは、「しずかちゃん」の事を「しずちゃん」って表記してるのが
非常に気になるなあってことで。

版によって違うんでしょうか…。




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暗号ルモア大王

2005-05-27 12:45:08 | ピュアでもない日々
以前、プロバイダー移行が云々と書きましたが、
遂に現在、止まってしまっております。しばらく不自由な状態です。
職場ないしネットカフェからの更新になります。

そんなわけで本日(明日明後日も?)の更新がやや遅れます。
昼~夕方くらいの更新になります。
失礼いたしまする。


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やっぱり脳を鍛える大人のDSトレーニングはまだ買ってないわけで、
欲しい気持ちはあれど、なぜか買うに至らず。

なんだろう…やっぱり、パッケージに描いてある
あのポリゴン顔を見て、スタパ斉藤氏を思い出すからだろうか。
いや、スタパ氏は良いんですけどね。

まあ、いずれ買おう。


とりあえず、IQサプリとか流行っている昨今、
頭の体操とかしてみたいわけでございますよ。

というわけで、頭の体操と言うことで
こんなサイトを発見していたわけですが。
Googleで、「頭」で検索したら一発で出てきたサイトなんですね~ここ(執筆時現在)。

なにやら、頭の体操とは…おもに暗号系が多いですね。

暗号って、好きな人は大好きですよね~。
かくいうM・吉田も、この手っていうのは好きなものでして、
おもいっきり探偵団 はあど組という特撮番組で使ってた
暗号カードが欲しかったもんです。


そのカードっていうのは、こんな↓


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃                 ┃
┃ □               ┃
┃             □   ┃
┃   □             ┃
┃                 ┃
┃       □         ┃
┃            □    ┃
┃        □        ┃
┃   □             ┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


形で、□ のところが穴が開いているわけですよ。
で、これを↓のような、意味不明な文章の上に、重ねるわけです。


┏━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
┃のまくちっゅいろぺぢわんゆねもぼら┃
┃えあゅきごろぷひごんーぬぼぅれげふ┃
┃えけゑらのでねるいちえぴらむあれと┃
┃くそすょぷいるーんおあなんまやこん┃
┃ばぷくてみちあくたぱたぞざんほよか┃
┃でるぜねをーゐしれらびをぢっめこむ┃
┃ぁうまぱたすとらがぴでゃぞいのーあ┃
┃なーこみだれそばのにあのひけおぃぬ┃
┃こてくぴっねあゎもすなすのざくくと┃
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━┛


重ねて、穴が開いている部分から、読み取れる文字を拾って、
読んでいくというものでした。

さらに、それを横にスライドさせていき、長い文章を読むのです。
さらにさらに、端まで読んだら、カードを裏返したり、逆さにしたりして、
もう一度スライドさせるのです。

う~ん、なんとテクニカル!
子供心に、ワクワクさせてくれそうな気配、バッチリじゃないですか!

っていうか、カードを工作用紙で自作した幼き日の思い出



そんな思い出深き番組が、日曜の朝、
むか~しむかしに やっていたわけです。
他に見てた人います?

2匹目のドジョウでじゃあまん探偵団 まりん組ってのもありましたね。
まあこれも全部見てましたが。




まあ置いておいて、なにげに、これらもディスクシステムで出てたわけですよ、アクションゲームで。
発売はバンダイでしたっけ。




え、面白かったかどうか?




まあ書き換えましたけどね。





でも、レボリューションで復活したらもう一度やってみたいですねー。
今度こそクリアを…(当時はわけわからんかった)。
ディスク(しかも版権)だけど復活するんでしょうか。


今日の結論は、
暗号って楽しいよね。ってことで。




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ファミコン音楽は好きですか?

2005-05-26 01:15:34 | ピュアでもない日々
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結局、脳を鍛える大人のDSトレーニングはまだ買ってないわけで、
今日も今日とて、ヨドバシカメラへ。

そうそう、このソフトってば2800円(だったかな)と、他ソフトより安いので、
ヨドバシのポイントだけで、お釣りがきちゃうくらいなのですよ(こない)。
ポイントカードはヨドバシが初めて考案しました!って何回も聞かされてゲンナリなわけですよ。
そんなゲンナリズム宣言を行いながら、今日こそ、DSトレーニングを見に行ったわけです。


さて、お目当てのものはどこかなー、と探していますと、何やら聞き覚えのある曲が。
こ、この曲はどこかで…ハッ!

急いで、BGMの発生元…テレビの前に駆け寄る。



これだー!



いやー。
まさかの、ファミコン版「ドラゴンクエスト」(初代)でございますね。
この曲、ザコ敵との戦闘曲!
うーん、実によい…!?


あれっ!? なんか、曲が違うような…!?


そこは試遊台で、誰かがプレイしっぱなしで放置状態になっていたわけで、
延々と戦闘音楽が流れていたわけですが…
(ちなみに勇者「ああああ」)。

なんだか、かつて聞いたのと微妙に音楽が違う気がする…
そう、昨日のMETAL SAGA同様、リミックスがかかっている
そんなわけないんですが。


ふと、試遊台のコントローラが伸びた先を見ると、
そこに繋がれていたのは、ファミコンではなく、見たことが無い、黒いハードだ。
こ、これは…


レボリューションキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!



いや、いや、いや、
落ち着け俺。
そう、いくらなんでも、そんなに早く開発が終わるはずが無いではないですか。
E3で発表されたばかりのレボリューションが、こんなに早く店頭に並ぶだろうか?
いや、並ばないだろう(反語)。

では、このマシンは一体、何者なのか…!?



はっ!?
これはかつて、「ネットやろうぜ」で、
12万円で買えたという、噂の「黒いプレイステーション」!?
パソコンと接続して、プレステ用ゲームが開発可能だという、伝説の!!
あれ欲しかったんですよね~。
金銭的にも入手情報的にも技術的にも無理でしたが…!

そんなわけで、ずっと期待していたわけですよ。
プレステでは出来なかったが、次こそは。
次のハードこそは、「黒いプレイステーション2」を手に入れてやると…!


そして数年、その望みは叶った、
っていうか全員、叶った。

でも皆が思っていたようなことはできなかったんだ。
なんでだろうなぁ。
こうして僕らは大人になってゆく。



なるほど、こう考えると、
これは、現行ドラクエが出ている「プレイステーション」の類であると考えるのが
至極、真っ当な推理であると言えよう。

なるほど、プレステであるがゆえに、
少年期に聞いたものと、音が違っているように聞こえたのであろう。

ん?
待て待て、よく見れば、目の前にあるのはカセットが刺さっているじゃないか。
プレステがカセット対応なんて聞いたことがない。
せいぜい、セガサターンかVサターンかHiサターンがいいところだ。


うむむ…ますますもって正体不明になりました、この謎のハード。
一体何者なのか…!?

と思ったら、売り物でもあったらしく「ネオファミ」とか名前がついていました。


ネオファミ


いわゆる、ファミコンの互換機ですね。
ファミコンが生産中止になったこともあり、需要もそこそこあるのでしょう。
レボリューションが発表になった現在、どこまで需要を維持できるのかはわかりませんが…。

しかし、先ほども書いたとおり、動作はしているんですが、
若干、曲が完全には再現されていない気がしますね。
少なくとも、このドラクエ1の戦闘音楽では、そう感じられました。

どの音が再現されてないか、というのは、
音を全部「矩形波」としか適切には表現できないので難しいのですが…、
ドラクエ1の戦闘シーンの、メインメロディラインを奏でる部分が、高い音になっていますね。
かなり違和感がある…。

いや、音階は変わっていないわけなんですが、
原音が「低い」、ネオファミ音が「高い」と感じてしまうわけで…
うーん、語彙が少なく、伝わりにくくて申し訳ないです。


レボリューションが出る前までは、ファミコンの代替機も欲しいな~と思っていたわけですが、
これを見たら、ちょっと買い控えになってしまいますね…残念。
ファミコン曲は、音源はチープながら、それを上手く使っている曲も多数あるので、
それを求めるとなると、ネオファミはチョイス外にしなくてはならないかも…ですね。


なんていうか、
スペランカーのメインテーマが曲違ったらやだなあとか思ってしまったわけで。


しかし、戦闘シーンしか見てませんが、映像の再現は出来ていると思いますし、
曲もメロディラインは(プログラムされているものだから)同じです、
値段(4000円以下)のことを考えると、、
目的しだいでは、検討できる物であるとも言えるわけですね。

知らないところで、色んな物が出てるんだなぁ…。



ああ、またしてもDSトレーニング見るの忘れてた



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広告戦略がある限り…

2005-05-25 00:06:27 | ピュアでもない日々
はじめて来た方は、左側のCategoryリンクから
「FF2ピュアプレイ日記」や「METAL MAX Rピュアプレイ日記」などをどうぞ。
ルドラの秘宝ピュアプレイ日記の初日はこちら


~~~~~


本日は、東北大学未来科学技術共同研究センター川島隆太教授監修 脳を鍛える大人のDSトレーニング(長っ)
を買いに…というか、下見するためにヨドバシカメラに立ち寄った。

帰りは何時になるかわからないので、昼休みを使ってヨドバシまで行くわけですが、
いやはや、真昼間にリーマンがゲームコーナーをうろついてるというのも、
日本の風物詩でございますね~っていうか、明らかに浮いていた事実は覆い隠せないわけですが。

そういえば、心なしか、警備員との距離がやけに近かったような気がしましたね。
ふ~む、これは どうやら、惚れられてしまったみたいですね。
そういう趣味はないので、丁重にお断りいたします。


さて、お目当てのものはどこかなー、と探していますと、何やら聞き覚えのある曲が。
こ、この曲はどこかで…ハッ!

急いで、BGMの発生元…デモが流れているテレビの前に駆け寄る。


これだ~!


いやー。
何回もリンクを張った「METAL SAGA」でございますね。
この曲、賞金首との戦闘曲!
うーん、実によい

世間一般様では、秋葉原でPVを見たってことで、
もう3週間くらい前のニュースなわけですが、
わたくし、はじめて見ましたよ、このPV。

うーむ、こいつは期待できる感じではないですか。
正直なところ、イヤホント、SUCCESSの方には誠に申し訳ないことを書いてしまいますが、
ドリームキャストとかのラインナップがこんな感じでして、
う~ん、こいつぁまさにドリームなキャストだね!
という意見で満開だったので、あんまし期待してなかったわけですが、
これは、いよいよもって、期待できそうです。

ああ、ちなみにXBoxはこんな感じです。
いっそのこと、左端のゲームの画像を取っ払った方が清々しいかもしれません。



しかしこの、メタルサーガのPV…
「ミニゲーム紹介」のところはツッコミどころなんでしょうか。

ここで文章で書いても、
ご覧になっていない方にはピンとこない部分になってしまいますが…。


このミニゲーム紹介、たぶんMETAL MAXファンにはニヤリとくるところなのかもしれませんが、
ミニゲームということを度外視して見た時、
あからさまに見栄えに劣るゲーム1本、2本、と映像が流され、、
その後に、大きな文字で、どど~んとミニゲーム全12種類!と書かれるのも、
客観視して、ファンじゃない人は引きそうな部分に思えました。

ていうか、「戦車でバンバン」なんて
無一文になるゲーム ヤラネエヨ!ヽ(`Д´)ノ ウワァァァァン
というところであります。
詳しくはピュアプレイ日記参照でございます。


いや、冗談はさておいて、
やはり、今回のメインターゲットは「前作までの支持者」となると思いますので、
そういった方々を重要視するのは、とても大切なことだと思います。

が、何も知らない方というのは、やはり何がきっかけでゲームを知るかわからないので、
先行発表の時ならともかく、一般に流すPVでは、
知っている人がニヤリとする「だけ」の演出の場合は、
控えた方がよかったんじゃないかなぁ、なんて思ったわけです。

強い要望のために、ようやく今回、十年越しで新作が出たとはいえ、
「さらに次」が出るためには、ここで期待値以上のセールスを稼いでおくべきだと思うのです。

戦いはこの一戦で終わりではないのだよ…。(byマ)
と言うところでしょう。


まぁ、もしミニゲームの映像を見て、購買意欲とか興味とか薄れた方がいらっしゃったら、
あれは無かったことにということで、一つ。


さて、発売まであと2週間余りです。
期待に胸を膨らませるところ、果たしてどうなるでしょうか。




え?

ああ、脳を鍛える大人のDSトレーニングのことはすっかり忘れてました。



コメント (3)
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ドラクエ・FFで喩えるウィザードリィ(後編)

2005-05-24 00:27:12 | ピュアでもない日々
「私は!夜の帝王!」


「私はぁ!夜の帝王~!」


「私はァァァ!夜の帝王ォォォ~!」


「んじゃ昼は?」
「寝てます。」



この頃の柴田亜美が好きなM・吉田でございます。
っていうか、元ネタわかる人どのくらいいるんでしょう。

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ルドラの秘宝ピュアプレイ日記の初日はこちら


~~~~~

この「ドラクエ・FFで喩えるウィザードリィ」ですが、
本当は、全2回で終わらせるつもりが、3回構成になってしまいました…。

前編を読みたい方はこちら
中編を読みたい方はこちらをどうぞ。


~~~~~


7.死んでしまった!

キャラクターが死ぬ。
このゲームにおいては、最も肝の冷える瞬間の一つです。
わかりやすく、ドラクエで例えると…

「ザオラル」は50%で成功したり、失敗したりしますよね?
このゲームでは、そこまで確率は低くないにしろ、
復活魔法や、教会での復活にさえ常に失敗が付きまといます。
で、失敗するとどうなるかというと…

   死亡
    ↓
 ザオラル失敗
    ↓
  灰になる
    ↓
 ザオラル失敗
    ↓
ゲーム上から完全消滅(LOST)


おお!なんと恐ろしい!
どんなにレベルが上がった、99レベルさえ超えて999レベルになった勇者、英雄であっても、
死んでしまうと、運が悪ければ消滅である。
諸行無常である。

これこそが、このゲームがスリリングである要因の一つ。
風来のシレンでアイテムを失うショックをパワーアップさせた感じである。
確率が低いのでLOSTすることは滅多にないのが幸い。
普通にやっていれば、まず無いはずとも言い切れないけど


でも、俺はピュアプレイしないから、リセットすればいいじゃん~と仰る方もおられるかも知れませんが、
そこでボトルネックが絡んでくるわけですよ。

そう、魔法を使うにはキャンプを開く必要があるわけですが、
先に述べたとおり、キャンプ中はオートセーブなのです。
教会で生き返らせることも出来ますが、そこでも失敗の可能性はあります。
ちなみに教会、街中もオートセーブです。

だからこそ、緊迫感があるというものなのですよ。
うまくいかなかったら、リセットでやり直し、な日々とサヨナラでございますよ。

まあ、5なら、ダンジョン内はオートセーブではないですけどね。



8.全滅した!

さて、そんな死が怖いウィザードリィですが、
では、もし「全滅」してしまったらどうなるか?

「おお よした” よ! しんでしまうとは なさけない!」

このセリフを聞いて、「なさけない」なんて何てこと言うねん、この王様は!
と思うことができるドラクエは、幸せなものです。
セーブポイントまで戻ってしまうFFも、まだまだ幸せです。

このゲームったら、なんと


死体は迷宮内に放置


なのです(もちろんオートセーブ)。
そう、つまり、全滅したら、そのパーティを動かすことができないのです!
な、なんだって~!?

しかし、ゲーム上から消滅したわけではありません。
迷宮内に放置、と書いたとおり、パーティが全滅した座標に行けば、そこにいるのです。
つまり、死体を回収する救助隊を差し向ける必要があるわけです。

このゲームは、あくまで賞金首目当てに集まった、
一介の冒険者「たち」による、迷宮への挑戦なのです。
勇者たちだけが、冒険に挑んでいるわけではないのです。

迷宮内で死んだり、石化することもあれば、それを助けるために、迷宮に挑む人たちもいる。
そう、これはつまり風来救助隊なのです。
プレイヤーは一人ですが…!


とはいえ、ボス敵…しかも特にラスボスの場合…がいる座標に救助に行くというのは、
そりゃあ無理ですがな!と言う時もあります。

そうならないためにも、全滅する前に手を打つ必要があります。
かと言って、「逃げる」で逃げられるはずも無く…
では、どうするか。



9.ワープ!

「逃げる」が出来ないなら、戦闘中に「ルーラ」で逃げるのですよ!
そう、ワープすればいいわけです。

戦闘中に限らず、移動したり、城に帰還したりするワープ魔法というのは、2種類ほどあります。
魔法使い系のものと、僧侶系のものです。



魔法使い系のものは、どこにでもワープできる魔法「マロール」です。
ラスボスのいる階以外になら、どこにでもワープできます。

具体的には、「北に○、東に○、上に○」…などと、座標を指定してワープします。
うーん、なんという自由度!
冗談抜きで、いきなり重要アイテムが落ちている場所にワープして手に入れることも出来ます。
(最上級レベルの魔法ですけどね。)

しかし、自由には責任がついてまわります

もしも、通路が無い、空間が無い、石壁の中にワープしてしまったら…?
街にワープするつもりが、上空にワープしてしまったら…?


もちろん全滅です。


上空に行ったときなど、1回だけ、再ワープのチャンスを与えられますが、MPが尽きていたら、それもまた…。
石の中にワープしてしまった時は、もう目も当てられません。

しかも、そんな場所に行ってしまった場合、当然ですが救助は不可能です。
自由には責任が付いてまわるって、ことなんですよ…!

ちなみに、移動中は、先ほど書いたとおり、座標を指定してワープできますが、
戦闘中の場合は、そんな状況ですから、きっと、無我夢中なんでしょう…ランダムでワープします。
そう、助かるかもしれないけど、死ぬかもしれないという、イチかバチかなのです。

そんなもの、緊急避難に使えるか~!



…というわけで、もう一方の、僧侶系ワープ魔法「ロクトフェイト」は、
極めて安全に、確実に、街まで戻ってくることができます。
う~ん、さすが、神の力を借りる魔法だけはありますね!

しかし、しかし、これもまた、あくまで緊急避難。
死にそうな時、迷ってどうしようもない時のみしか使えない魔法なのです。
いや、いつでも使うことは出来るんですが、これはゲーム中、一番使いたくない魔法なのです。
なぜか?


それは、使うと所持品を全部失うからです。


な、なんだってー!?
いや、たしか(ランダムで)1個、2個くらいは残ったように記憶していますが、
大枚払って買った高級装備も、苦労して手に入れたレアアイテムも、すべて失うのです。

沈没する船から、寿司詰めのボートに乗り換えて脱出するとき、
大荷物が入ったトランクなんて持って逃げられませんね? 要は、そういうことなのです。

しかし、ボス座標で全滅するか、所持品を全て失って生還するか
どちらに重点を置いて考えるにせよ、究極の選択的な魔法なのです。
(ウィザードリィ5だと、レベルを1下げるだけで使うことが出来る魔法になっています)


なんにせよ、己の力を過信しすぎると、痛い目を見せてくれる冒険、
それがウィザードリィの迷宮なのでしょう。



10.お宝、帰還

さて、やられた場合ばかりを考えていましたが、
このゲームにおいて、最も嬉しい瞬間、それがお宝との対面です。

宝箱から未鑑定装備を手に入れるとき。
これが、このゲームで最も心ときめく瞬間です。

そう、武器屋にない、しかも強い武器を手に入れた時、
または、便利な魔法効果があるアイテムを手に入れた時、
高額で売れるアイテムを手に入れた時、
出現確率が何万分の1とか言われているアイテムを手に入れた時、
それはそれは、無常の喜びとなるわけです。



さて、首尾よくお宝を手に入れたら、回復のために宿屋に泊まります。

宿屋には以下のようなグレードがあります。
グレードが高い物ほど、回復力が高いです。

          料金
馬小屋      (ただ)
簡易寝台     10GP/1日
エコノミー    50GP/1週間
スイート     200GP/1週間
ロイヤルスイート 500GP/1週間


馬小屋…タダって…オイオイ…
と思うかもしれませんが、
熟練の冒険者ほど馬小屋に泊まるという現実があったり。

馬小屋は、魔法力しか回復しないわけですが、
馬小屋に泊まる→魔法で回復→馬小屋に泊まる…というわけです。

でもまあ、他のところも泊まってみるのも、一興ですよ!


ところで、1日だの1週間だのと書いていますが、
これは、宿屋に泊まる期間を示しています。
このゲームには、キャラクターに年齢が設定されていて、1年分泊まると、1歳年をとります。

Aさん(18歳)は馬小屋に泊まりまくったり、Bさん(16歳)はスイートに泊まりまくったりすると、
いつの間にかBさんがAさんの年齢を超すという時間軸が狂う事態が発生するんですが、
それもまたウィザードリィの風物詩なのです。
プリーストの年齢は早く上がるものなのです。

ちなみに誕生日が来ると、宿屋の人から(?)「誕生日おめでとう!」と言ってもらえます。




さて、やり込み的要素を除いて話せば、
ウィザードリィとは、大体こんな感じのゲームです。
なんだか後半ドラクエとかに喩えてない気もしますが、気にしない。
転んでも泣かない。

なんだか、勧めてるんだか、やらせまいとしているのか、
よくわからない勧め方になってしまいましたが、
ともかく、線引きされたストーリーは無くとも、
プレイヤーごとに語る要素が出来てゆくゲームになっています。

そして、風来のシレン、メタルマックスでもそうですが、
プレイヤー自身が成長する手のゲームでもあります。
プレイヤースキル云々と書いてはいましたが、このゲーム内だけで成長できるのです。
それゆえに、面白い。

未プレイの方、最初のハードルが高いかもしれませんが、
思い切って、一度プレイされてみては、いかがでしょうか。

私としては、初めての方には「1」もしくは「5」のプレイをお勧めしたいところです。



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ドラクエ・FFで喩えるウィザードリィ(中編)

2005-05-23 23:59:59 | ピュアでもない日々
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~~~~~

前編を見ていない方はこちらをどうぞ。

~~~~~

さて、キャラクターを作り、性格の一致したメンツでパーティを組んだら、
いよいよダンジョン…ではありません。
王様から「こんぼう」とか「かわのよろい」を支給されたわけではない一同、
各々、商店でアイテムを調達します。




3.商店

各々…というのも、人それぞれに所持金を持っているわけです。
まぁ、考えてみれば、人に財布を預けたい人ばかりではないでしょう。
6人いれば、6人それぞれが財布を持っています。
金持ちもいれば貧乏人もおります(大差ないけど)。

とはいえ、高価なアイテムを買いたいということで、仲間たちから「お金を集め」たり、
迷宮で拾った物を売って、お金を手に入れたら、仲間たちに「お金を分配」したりできます。


高価なアイテム。
とは言え、値段=強さ とは限らない価格設定なわけですが、
そりゃ~、伝説のロトのつるぎ だって2ゴールドですから、納得しておきましょう!
助けて、何でも鑑定団

とはいえ、大体は値段どおりの性能なので、そんなに警戒しないで大丈夫…のはずです。


そうそう、鑑定団といえば、
迷宮内で見つけた謎のアイテムの鑑定も、この商店で行ってくれます。
未鑑定…というのは、トルネコの大冒険風来のシレンでも未鑑定アイテムが出てきますよね? アレです。

ただし、鑑定額=売却額なので、ここで鑑定すると、いいお宝を見つけても収支ゼロです。
鑑定ミスの危険は伴いますが、自分で鑑定するのが吉でございます。

鑑定ミス…というのは、
アイテムの鑑定は「ビショップ(ドラクエでいう賢者。でも転職は容易)」のみができるわけですが、
アイテムの鑑定に失敗すると、なぜかアイテムを装備してしまうのです。
なぜだかわかりませんが。
で、なにが危険かと言うと、呪われたアイテムも装備してしまうわけです。
しかも、呪われたアイテムのみ、装備不可能なアイテムまで装備してしまう親切設計。
呪いの効果は様々ですが、超ド級にヤバイ効果のものもありますよ!
しかも、そういうものに限って、呪いを解く料金は高い。世の中うまく出来てるもんです(?)。
そんなわけで、確実に鑑定したいアイテムは、商店で鑑定してもらう、という手も取れるわけですね。

ちなみに、未鑑定品を売ると、どんなものでも1ゴールドで買い取ってくれます。
いい商売してます。


さて、店で売っている高価なアイテムの中には、「掘り出し物」があったりします。
商店に一つしか置いていないアイテム、それらの威力は高いです。
また、冒険者(つまり自分たち)が持ち帰ったアイテムを売れば、
それが、この商店のラインナップとして並べられることになります。

第三章のはじゃのつるぎみたいな物でございますよ!
売る気が無いなら店頭に並べるなよトルネコ!


さて、そんな高価なアイテムを巡っては、様々なエピソードがあるわけですが、
こうした物のおかげで、ウィザードリィの世界では、
人名として最も使われる名前が





であったりします。一文字です。マジです。
そうそう、「あ」さんは、短命であることでよく知られています

どういうことかというと、誰しも考えそうな事かもしれませんが…
ルイーダの店の仲間からぬののふく を取って売れば大金持ち!?(1000ガバス)
というわけでございます。

まあ、ゲーム本編を始める前に時間をかけてもナニですから、ほどほどにしておきましょう。
さて、いよいよ迷宮に突入です!

冒険の舞台となる、迷宮。
それは、非常にスリリングです。
ドラクエやFFで強いモンスターが出てくるダンジョン、どころの比ではありませんよ!




4.キャンプ

迷宮に入ったら、まずはキャンプで、冒険の準備を行います。

FFで言えばステータス画面、ドラクエで言えばAボタンを押した時に出てくるメニュー。
それが「キャンプ」です。
冒険者たちは、迷宮内にキャンプを張って、魔法を使ったり、並べ替えを行ったり、
キャラクターのステータスを確認したりします。


ちなみにこのゲーム、キャンプを張った瞬間にオートセーブです(3作目まで)。
しかもセーブは一瞬。どこでもセーブ可能。
迷宮の奥深くにいるときに、ちょうど晩御飯の時間になってしまっても、
いつでもやめて、いつでも同じように再開できるわけです。
超便利!

しかし、このキャンプシステムが恐怖のボトルネックとなっているのです。



5.迷宮の徘徊

さてさて、ドラクエやFFのような見下ろし型と比べて、とっても迷いやすい3Dダンジョン。
ああ、でも女神転生とかやっている人なら、大丈夫かもしれませんね。
女神転生と比べて、移動が非常に速い点が、M・吉田の好みな点です。

ダンジョンの探索は、5以前と5以降で、かなり趣が異なります。
自分の位置を調べる魔法もありますが、その効果はほとんど違います。


ウィザードリィ5以前は、マッピングはプレイヤー自身が行う必要があります。
位置を調べる魔法は、「おうじょのあい」のように、は自分の座標を知らせてくれるのみです。
プレイヤー自身が自力で地図を作成していくことは、これはこれで面白いものがあります。

ウィザードリィ5(以降)では、通った道全てを表示します。
ちょっと違いますがFF3の「サイトロ」のようなもんです。
初心者の方には、やはりこちらを無難にお勧めできます(絵も綺麗だし)。


さて、次はいよいよ戦闘です。



6.戦闘

さて、戦闘です。
街の中や、ダンジョン内でも、雰囲気たっぷりの音楽が流れておりましたが、
BGMは題名のない音楽会でもお馴染み、「ハネケン」こと羽田健太郎氏が手掛けています。
わかりやすく言うと、「渡る世間は鬼ばかり」の曲を作った人です。
写真にカーソルを合わせてみませう。

ドラクエのすぎやまこういち氏とはまた違った、
インパクトあるクラシック音楽で構成される世界は、ファミコンながらに聞き応え十分です。


そしてそして、モンスターグラフィックを手掛けるは末弥純氏です。
FFの天野喜孝氏とはまた異なる、ファンタジー好きにはたまらないイラストレーターでございます。
いや、ファンタジー好きではなくても、この画の世界に心奪われるでしょう。
ファミコンの再現力には限界がありますが!


…って、あれ?
今、間違いなく専門分野に有名な人がスタッフであることを
「売り」であるかのように、宣伝してしまっていたような。

これって豪華声優陣起用!みたいな勧め方だったんだろうか!
あわわ、おそろしや、おそろしや。


さて、それはさておき、モンスターは未識別状態で現れることがあります。
どんな感じかと言うと、ドラクエで喩えますと、


「さまようよろい」


と言うモンスターがいますが、未識別状態ですと、


「よろいを きた おとこ」


という不確定名で表記されるです。
もちろん、絵も、さまようよろい とはわからないような絵で表示されています。
こんな調子で、
「いっかくウサギ」なら「ウサギ」、
「まほうつかい」なら「ローブを きた おとこ」、
「オーク」ならば「にんげんがた の いきもの」…などとなるわけです。

しかし、ここでポイントとなるのは、同じ不確定名を持つモンスターもいるということです。

要するに、「よろいを きた おとこ」というのは、
「さまようよろい」かも知れないし、「じごくのよろい」かも知れないし、
「スライムナイト」かも知れないし、「あくまのきし」かも知れないわけです。

敵を看破する魔法もありますが、魔法をケチりたい心情、
経験と勘で敵を識別するわけです。
このあやしいかげはスライムに違いない!と思ったら、あばれザルだったよ!みたいなものです。


識別のシステムはあるものの、それ以外は、戦闘はベーシックです。しかしテンポが良いです。
アニメーションとか派手な要素は全くありませんが、文章がちょっと面白いので、
読んでみるのも良いかもしれません。
メタルマックスでもありましたが、文章で行動を細かく説明しているんですね。

またまたドラクエのモンスターで喩えますと、こんな感じです。


バブルスライムは M・ヨシダ をひっかいた!

どこに爪があるんだよ!


スライムナイトは 噛みついてきた!

武器使えよ!


このように、じっくり読むと微妙に変なことしてるのもまた魅力です。
って、なんじゃそりゃー。


しかし戦闘バランスは絶妙で、キャラクターのレベルに対して、
ダンジョンに進ませ過ぎず、阻ませ過ぎず、となっています。
微妙に、ちょっと無理ができそうな敵の強さなのが、また小憎い。

また、ウィザードリィを語る上で欠かせない、嫌~な攻撃をしてくる奴もいます。
じごくのきし の やけつくいき みたいな、嫌な攻撃です。

嫌な攻撃1:エナジードレイン
エナジードレインって何? と言いますとレベルを下げる攻撃です。
まあ、高レベルの敵しかやってこないのが、せめてもの救いですが、
高レベルの敵と戦えるレベルになる頃と言うのは、
つまり、どのくらい修行するとレベルが上がるか…というわけでして。

嫌な攻撃2:首を刎ねる
クリティカルヒットと呼ばれる攻撃で、ザコクラスの敵でも、たまに使ってくる奴がいます。
どんなにレベルが上がっても、恐ろしいものです。
要するにこれ、一撃死なのです。


次回は、その恐ろしさ、このゲームの緊張感、スリリングさの所以を語りましょう…。

※というか、今回で終わらせるはずが、思いのほか文章が長くなって、
 2回に分けざるを得ませんでした。失敬…。



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ドラクエ・FFで喩えるウィザードリィ(前編)

2005-05-22 23:59:59 | ピュアでもない日々
本日は、昨日ちょっとだけ書いたウィザードリィについて説明いたします。

とは言っても、コンピュータRPGの元祖と言われ、歴史も長く、
各所で様々に説明し尽くされているこのゲーム、
今さら、ここで紹介するまでも無いかもしれません。

しかし、やっぱりプレイヤーは少ないみたいですし(特に映像がバリバリな現代では)、
ここは一つ、ドラクエやFFにたとえてウィザードリィを紹介いたしましょう!


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~~~~~

1.キャラクター作成

はい、まずこのゲームは主人公とかいません

プレイヤーキャラは、ルイーダの店で作られるキャラのみで構成されるのです。

ええ~っ!? そんなんじゃ、学校でチンピラっぽいライバルと1対1の死闘を繰り広げたり、
敵だと思って暗殺しようとしてた魔女が実は育ての親の、まま先生だったり、
しかも、それが実は校長の奥さんだったり、
学校が空中に飛んで世界中を移動したり、
気を失ったらなんか親父の記憶の中に移動してしかもアイテムはなぜか持ち越したりと、
そんな感動的なストーリーが生まれないじゃん!
できないよ!
とか感じる方もいるかも知れませんが、
そのぶん、6人のパーティメンバー全員が、あなたの分身であると思うことができるわけです。
もしくは、元ネタありのキャラで揃えることも出来るのです。
ジョースター御一行様で揃えるとかあずまんが大王キャラで揃えるとか

で、そうして作成されたキャラは運命の人でもなんでもなく、
賞金が掛かった仕事を請け負う一介の冒険者たちなわけなのです。
洞窟の中で起きることのみが彼らの語り草なわけです。


さて、キャラクターを「作る」わけなんですが、
ルイーダの店とは異なり、各パラメータにポイントを割り振って、キャラを作ります。
ダメージに影響する「力」を重視しても良いし、HPに影響する「生命力」を重視してもいい。
魔法使いにするなら、「知恵」を重視したり、などなど…。
あくまで初期値で、ですが、キャラクターに特徴をだすことができますね。

ただ、この「ポイント」は、個人差があります。
どのくらいあるかというと、5~60 くらいまであります。かなり広い。
天性の才能の差とうものが数値で現れるシビアなゲームでございます。

でも、こんなポイントは後々、すぐに取り返せるので、
低い値でもとっとと始めた方がいいです。
ホイミが3回使えるMPの僧侶が出来るまで粘るようなもんです。
レベルアップすればすぐです。

まぁキャラ作成に1時間とかかけてしまうのもウィザードリィの風物詩と言えなくも無いですが。
ポイント10以上出れば、十分にラッキー、20以上出れば超ラッキー級なんですけどね。
ちなみにM・吉田が出した最高値は58でした。

人間、エルフ、ドワーフ、ホビット、ノーム、と言った種族から選択します。
種族については、ロード・オブ・ザ・リングとか初期FF、初期ドラクエに出てた気がするので、
どういうものかについての説明は割愛。

種族ごとに特徴があります。
エルフならば、非力だが知恵が深く信心深い、
ドワーフならば知恵は不足するが頑強、ホビットならば力は弱いが俊敏、などなど。
ちなみに人間は、満遍なくこなせるが信仰心が低いという、
宗教も一般的なものである海外製のゲームであるに関わらず、風刺的なステータスになっております。


さて、キャラクターが出来ました、パーティを組みましょう。
とは言っても、皆が皆、仲良く出来るわけではないのが世の中ってもんです。



2.性格

このゲーム、キャラクターごとに(作成時に決められますが)「性格」というものがあります。
なんともわかりやすく

 (Good)
中立(Neutral)
 (Evil)

この3種類。
善の人は、悪の人とは付き合わないのです。
悪の人も、善の人とは付き合わないのです。
ダイの大冒険」のダイだってニセ勇者とはパーティ組まないでしょ!(微妙にドラクエ違う)
そういえば、ダイの大冒険ってゲーム化してないなあ。してもよさそうなのに。
ちなみに中立の人はと言うと、どちらとも上手くやっていけてしまうのです。世渡り上手。

で、性格によって、就ける職業が変わってくるわけです。
戦士や、魔法使いなんかは、どんな性格でもOKなんですが、
そりゃもう、盗賊といった職業になると、「善」の人がなるようなものではありませんから。
「悪」か、せいぜい「中立」まででございます。
ちなみに僧侶は「善」か「悪」か、どちらかです。
くわばらくわばら。

そういえばザラキとか使う僧侶って悪じゃないのかとか思うんですがどうですかクリフトさん。
なんにせよデスピサロ戦でザラキ連発するのはやめて頂きたい。


さておき、「性格」は、迷宮内の探検の時も影響してきます。
それは、迷宮内で「友好的な」者に出会った場合の対処。

善の人は、友好的な者とは戦わず、立ち去ります。
悪の人は、友好的な者であろうとなんであろうと、敵とみなして戦いを挑みます。

これをメリットと見るかデメリットと見るかは、その人次第ですが、
出会った敵がはぐれメタルだったり、ばくだんいわだったりした時、
ショックを受けたり、この性格で良かった~!とか思うことになるわけです。誰しも歩む道です。

ちなみに、善の人でも、友好的な者と戦うことを選択することはできます。
ただし、それは徐々に悪の道に踏み入っていくことになるわけですが(逆もまた然り)。

しかしまあ、世の中には友好的なゾンビだとか、
友好的なアークデーモンだとか、
友好的にしてよいものかどうか疑問に思う方々もおられるわけですが、
とりあえず善であれば、無用な戦いは避けた方が良さそうです。



これがウィザードリィの片鱗でございます。
まだまだ書くことはありますが、今日は眠いのでこの辺で。
次回に続きます。



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