本日、久~々に「スーパーマリオワールド」をやってみました。
スーパーファミコンで、ですね。
マリオアドバンス2ではなく。
この間、ご存知のとおり「Newスーパーマリオ」が発売されて、
M・吉田もプレイをしてみて、こりゃ楽しいわあ、という結論に至ったわけですが。
じゃあ、2Dマリオの前作って、
そういやどんな感じだったんだろうかなあ、
と思って、「スーパーマリオワールド」をプレイしてみました。
いやー、何年前ですか、これ。
ほんの子供の頃だったと思いますよ、これ出たの。
もう、自分で攻略本作るくらいやってましたねえ、これは。
ま、所詮子供なので、ノートに鉛筆書きなんですが。
ずっと足を床に着けずに1UPし続けるとどうなるのか、なーんてことを試すために、
画面スクロールアウトを駆使して、マントマリオ状態でハナチャン(芋虫の敵)を踏み続け、
入手スコアがなんだかとんでもないことになってみたり、
ウンババ(溶岩から出てくる恐竜)はスターで倒せるのか、
なーんてことを調査するために、
スター状態で溶岩に飛び込んでみるなど、
特に敵キャラについては詳細に調べ上げてましたね。
ちなみにウンババはスターで倒せますし、
スピンジャンプで踏んで足場にできます(倒せないけど)。
さて、そんな思い出深いマリオワールド、
面白さは間違いなく折り紙つきだろ!と思って再プレイしてみましたらば…
画面広い!
いやいや、DSやアドバンスの画面に慣れてしまっていましたが、
さすがにTV画面だと、画面が広々してますね!
それに合わせてか、MAPもやたらと広々してます。
DS版にはあんまり無かった、「マリオをダッシュさせる楽しさ」というものがあります。
全力ダッシュ、全力ジャンプ。
懐かしい感覚ですねー。
そして、さらにもう一点感じたこと。
ムズッ!
いや、なんというか…
「よくこれ昔クリアできたな!」と思わんばかりの難しさ。
昔はこれをスイスイいじっていたのかッ…!?
思わず、最初のコースで1ミスしてしまいましたよ、ええ。
くっ、あの
アメフト野郎ッ…!
いや、それはともかく、序盤からいきなりトバしてますね。
ワールド1-1的存在である、「ヨースターとう コース2」からして、
そんな失態をしてしまったわけなのですが。
その次のステージ(コース3)は、
床無さすぎ。
いきなり8-1に来ちゃった感じです。しかも、
床動くし。
黄色スイッチを押してれば、足場はある程度確保されるのですが…。
このゲームで、ワールド3だか4だかをクリアしたときに、たしか
もし きいろ や みどり のスイッチをおしてなかったら
いったい どうなることやら
なーんてクリアメッセージが出てきたような記憶がかすかにあるんですが、
あれはまさに、そのとおりだと実感しました。
ムズイです。マジで。
また、「ヨースターとう コース1」と銘打たれた、
ひょっとしたらこっちを一番最初にやる人も多いんじゃ?と思うコースにも、
いきなり坂道が登場したり、
巨大キラーが飛んできたりと、うっかり死にかける始末。
いやぁ。
楽しいのは確実。
なんですが、昔は、難所は若さで乗り切ってたのかなぁ…とも思うところです。
やりたい放題だった「マリオ3」の続編、という位置づけでもあったから、
割と難しめに作っているのかも知れませんね。
かと言って、難しいから楽しめないというわけではなく、
操作することの面白さがあるので、なんだかんだで慣れてくるんですよね。
特に、マントマリオになった時の、浮いたり、飛び回ったりする感触は、
これはまさに「マリオワールド」ならではの、独自性ある、愉快なアクションです。
王道にして、独自性。いいゲームです。
ヨッシーのアイデアも、これまた楽しいですしね。
敵を食べたり、吐き出したりする通常のアクションも面白いわけですが、
ヨッシーに乗ると、
BGMにパーカッションが増えるというのも、ちょっと素敵な演出です。
Newスーパーマリオでも、音楽に合わせて敵の動きがチョット変わったりする部分もあるので、
この辺に、任天堂のコダワリを感じますね。
まあ、あとヨッシーと言えば、ジャンプに失敗して崖から落ちそうなとき…
…っと、これは
みなまで言わずとも良いですね。
お前の死は無駄にはしない!とは微塵も思ってなさそうですね、マリオ。
そんな感じで、難易度の面でも、アクションの面でも、
色々な進化を遂げた、2D「マリオ」シリーズだったわけですが、
DS「Newスーパーマリオ」に至って、さんざん公知されてきているとおり、原点回帰になったかと思います。
「飛ぶ」アクションや、それを前提にした難易度バランスというのは、
それはそれで楽しいわけですが、敢えて削ったところは、
なんだかんだで、やはり良かったと思います>Newスーパーマリオ。
「マリオワールド」は、2Dアクションの、ひとつの究極形とも言える完成度だったので、
「Newマリオ」では、飛行や、ヨッシーを使ったダイナミズムではない路線での楽しさ…
ある意味で、マリオワールドでは表現できなかった楽しさを見出したのではないかと。
要するに、「単なるジャンプ」や、「常時Bダッシュをしない」ことの楽しさですね。
これら要素の演出には、DS自体の画面が、
従来のマリオアクションをするには、狭いということも、一役買っているとも言えるかと。
逆説で言うならば、ゲーム全体をそうすることによって、
スーパーマリオワールドのような、大きな動きを必要としないことで、
難易度アップが、抑えられているとも言えるでしょう(いや、それでも難しいは難しいんですが)。
前作と比較して「Newスーパーマリオ」を見てみたらば、
なんとも有意義な憶測が出来が気付いたかなあ、なんて思います。
次プレイするときのスパイスになりそうです。
王道のアクションゲームにして、
かつ、常に最高のクオリティが求められる「マリオ」シリーズ。
それには、マンネリズムではない、
良い意味で 前作を踏まえ、そして、新しいゲームを取り巻く環境。
即ち、ユーザ、そしてハードへの取り組みがなされているのだな、と感じた一日でした。
マリオワールド面白かったー。