ドラクエ9が発売延期になりましたね。
これが、いわゆるひとつの予定調和ってことですね!
そして3月末にドラクエ休暇を取ってしまっていた方はご愁傷様でございます。
しかし、
2回3回は発売延期しないと落ち着かない、
なーんて人もいるんじゃないでしょうか?
そんな、いろんな感想が飛び交う中、
この話題を出す人に購入予定があってもなくても、
やっぱり注目作なんだなと再認識する、ビッグネームなドラクエ。
ここまでビッグネームになったことというのも、
やはり、毎回の、その丁寧な造りがあってこそなのではないでしょうか。
かつてはライバルシリーズとも呼ばれた「FF」シリーズは、
ドラクエとの「違い」、それとは異なるファンタジー成分と、
それより何よりビジュアルインパクトによって、評価を集めてきましたね。
もちろん、毎回のゲームシステムの斬新さもそうなのですが、
しかし、それまでのヒットを凌ぐ超大出世作となった「FF7」の影響力を見ても、
やはり、ビジュアル成分が、売上に大きく貢献していることは間違いないでしょう。
一方のドラクエはといえば、
正直、ビジュアル的には、8のそれは革新的でしたが、
それまでは比較すると辛いといわざるを得ない部分も多かったです。
しかし、それでもドラクエの人気は安定しており、
絵はシリーズの人気と
そろそろ面倒くさくなってきたので前置きは省略しますね。
長年支持されるドラクエ、
それはゲームの完成度と、今さら昔のシリーズを遊んでも面白いという、
ある種の安心感、定評があることも一因だと思うんですよね。
まあ、当時のユーザとしては、どうしても3あたりのイメージが強いわけですが。
さて、それに対して、
今回、新たにシステムとして実装される「すれ違い通信」は、
「いつ遊んでも面白い」とは異なるものに思います。
ゲームは生モノですので、
発売後すぐに遊んでこそ華、という部分もあります。
過去にこのブログでも書いてきたことですけど、
ゲームとは、ゲームを構成するプログラムのみがその楽しさではなく、
友人との情報交換や、ときどきの流行、うまいこと情報を伏せた攻略本、などなど、
取り巻く環境すべてを含めて、その楽しさになるわけですから。
とはいえ、今回の「すれ違い通信」は、
その、周りの環境に大きく左右されるゲームシステムだと思うんですよね。
いや、これはDS版ドラクエIVなんかでもありましたが、
…それが初プレイになった方には申し訳ないところですが…
リメイクだしどうでもいいかな、なんて、正直なところ思っていたわけです。
しかし、「新作」の9に搭載されるこれは、
正直、
今までと同程度だったら堀井さんのセンスを疑うものですし、
「ぶっちゃけイラナイと言っていいレベル」のシステムではない、と信じたいところです。
システム単体として面白いものであってほしいところです。
さて、そんな面白いシステムが
面白さの一端を担う役割であるとするならば、
これは、発売後、しばらくの期間しか楽しめないものなんじゃないかな、と思うわけです。
もちろん、これまでの成功作、
「ニンテンドッグス」や「どうぶつの森」に関しては、
そういうゲームとして売っていたので、そこには何の意見も挟まないところです。
しかし、メインが別の部分にある
ドラクエという「シリーズ」として見たら、どうなんでしょうね…。
要するに、ドラクエ9は、
20年後にやっても面白いゲームなんでしょうか?
ということです。
お地蔵さんに「なーほーザワールド」と言われたときのような、
そんなショックを受けるゲームになるのか、ならないのか…。
ユキだるまって元ネタ誰だっけ…。
まあ、通信を使ったゲームシステムが、
DS版FF3レベルであれば、20年後にやっても
まあ問題ないかなというレベルですが、
それはそれで、今プレイする段階では悲しい…ですよね。
いつまでも同じことをやっていては、進歩が無い。
しかし、
いつまでも楽しめるゲームであってもほしい。
通信環境が整い、
それを利用するゲームが増えた現在だからこそ、
ドラクエにとどまらず、色々なゲームが抱える問題ですが、
ゲームがビッグネームなだけに、やっぱり、気になってしまうところです。
個人的には…
そういうのは無くてよかったかなー、ドラクエは。
ま、マイドラクエヒストリーは5で終わってますけどねッ!!
上に書いたことの繰り返しになりますが、
ゲームは、取り巻く環境すべてを含めて、その面白さだと思いますから、
とりあえずは、現在を楽しめることが最優先、ではありますけどね。
果たしてこのシステムの良し悪しや、いかに。
そういや、『天外魔境ZERO』の時計ってまだ動いてるのかな…。