M・吉田のブログ

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怪盗ルソー、クリアしました

2006-06-24 23:59:59 | ピュアでもない日々
怪盗ルソー、クリアしました。
いやあ、個人的には満足満足です。


ゲーム中盤になってから、ようやくコツをつかんだんですが、
これ、純粋に絵を上手に描くことが目的のゲームではないんですよね。
ちょっと、これをお伝えするニュアンスの表現が難しいのですが。

タッチペンの操作がうまくいかずに、線がブレることもままあったりとか、
タッチパネルの解像度の関係(?)なのか、微細な線を入力できなかったりと言う点で、
うまく描けなかったから、修正を繰り返し、繰り返し、繰り返し…と。

一つの絵に対して、やたら時間をかけて絵を描いたりしがちだったわけなんですが、
おそらくゲームの方向性として、そういうスタンスじゃなさそうです。

どっちかと言うと、上手く描こうとするよりも、
フィーリングで描いた方がいいような気がするんですよね。

サクッと描いて、サクッと判定。
ゲームのテンポ的にも、その位が丁度良い感じが。
(その方がA評価が取りやすかったですし)


まあ、そもそも線がさほど細くない(マリオペイントくらいの感覚)ので、
オレは極上の絵を芸術的に描きたいんだ!って方はいないかと思いますが、
絵は保存されないわけですし、そもそも楽に描くようにゲームデザインされているように思えます。



ゲームとして、絵を描く…という点は強調されてはいますが、
「絵を描く」ってことがゲームの本質ではなくて、
それはあくまで、キャラクターが「変装」するための表現方法なんですよね。

絵を描く、ということは、「プレイヤーの描いた絵の顔でゲームが進行する」と言う
面白味を出すためのプロセスなんでしょうね。

描きやすかったり、描きにくかったり、色の塗りが必要な絵だったり…
というのが登場するのは、あくまで、「こういう絵を描かせますよ」とプレイヤーに見せるための演出であり、
アクションやシューティングにおける、ステージ演出なんですよね。

上手く、丁寧に、高評価をとるように「絵を描く」ゲームではなく、
変装をする、そのシチュエーションやバリエーションが面白さの本質なのかと。
そういう意味で、○○や××に尋問をする「逆転裁判」に通じてるかも。
そんな感じです。


ただ、そういう「シチュエーションやバリエーション」が大切だと考えると…
ゲーム全体として、ちょっとボリュームが少ないですね。

ゲーム全体の盛り上げ方、ストーリー展開としては、
あからさまに、ストーリーが削られてる感じがするというか、削りすぎと言うか…。
起承転結のプロセスを辿る前に終わってる感じです。

そのせいなのか、まだまだバリエーションを出せそうと言うか、
もしくは、「『正統派』な変装」を十分楽しむ前に、変化球に行ってしまった感じです。

「逆転裁判」で言うなら、

はじめての逆転→逆転トノサマン→最終話

という構成になってしまった、みたいなストーリーの飛び方というわけですね。

駆け足で最終話まで進んでいるような。
そこが残念です。



とは言えこの「怪盗ルソー」、
何度も書いていますが、やれば気楽に楽しめるゲームです。

昨今、割とガッツリと楽しむ毛色の、
大作、続編、全員集合系な目玉ゲームが多くなった頃合に、
良い息抜きゲームにもなるかと。

買うかどうか迷っているなら、
買っちゃって良いと思いますよ!

気楽に、気楽に。




コメント
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