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いのちのスープ

2010年08月17日 | 雑記
82歳のお料理研究科の辰巳芳子さんが美味しいスープを提案しています。
いのちのスープ・・・・・・。

今日はそのスープをこしらえて、患者さんにお出ししました。

玄米を炒って、そこにこんぶと梅干と水を加えて煮るだけです。
最後にこして、スープだけにします。

患者さんに喜ばれました。

  「甘くて美味しいね」

明日退院する患者さんは、黄疸で顔が徐々に黄色くなっていましたが
スープを全部飲み干しました。
退院するといっても、家で最期を過ごすためです。
良くなったからではなく、病院にいても同じなら家に帰るということです。

人生の最期です。

奥様にもお出しして、二人の仲むつまじい様子を写真に収め、プリントして
額に入れて差し上げました。
 
  「おれもおじいちゃんだな~~」
  「私ももうすぐおばあちゃんになりますから」

本当に可愛い笑顔で写真に写っていました。
決しておじいちゃんではない年齢です。
これがひょっとしたら、最期の写真かもしれません。

心をこめて煮出したスープは、何かを与えてくれることでしょう。
ボランティアさんと一緒に煮た、美味しいスープ。
来週から、火曜日はスープの日にすることにしました。

私の尊敬する看護の先生は、辰巳さんと対談するそうです。
今日の写真とお話をメールで送っておきました。
辰巳さんには、お話しして下さるとのことでした。

いつか辰巳さんに来ていただくことがあるかもしれません・・・・・・・。