しとしと降った雨あがりの夕方。
近所の空き地に咲くこの花は、
【白粉花】(オシロイバナ)オシロイバナ科の多年草または1年草
ふるさとは、南米。
蚊の羽音がまぎれこんだ、たっぷり湿った大気のなかで、
悩ましいほど甘く香ります。
うちの辺り(京都府南部)では宿根。
掘り返してみると、大きなお芋のような根っこが見つかります。
雨上がりのお花は、みんなやさしそう。
白粉花は、
英名Four-O'klockの通り、4時ぐらいから咲きます。
3時ぐらいから咲くのがハゼラン。
そして、暗くなるころ、カラスウリのお花が。
そんなふうに夕方、お花眺めているのもいいね。
暗くなってから咲くお花は、スズメガなどが受粉してくれるそうですが、
このオシロイバナは、
夜になるとメシベとオシベは、くるくると巻き上がって
花びらに見えるガクの中に入り、自家受粉できるそうです。
だから、黒いタネ(中に白粉のような粉が入っています)がいっぱいできやすいんですね。
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