●うらみぐさ。

ことしはまだ匂わない。
くんくん。散歩道。
秋の七草、葛花は甘く強く香ります。

まいとしのことながら、
大きな葉に隠れて咲いていても
散歩道にちかづくと、かぐわしい匂い。
それもこの夏はおくれているようです。




この日は風つよし。



葛の葉は、風にひるがえって、裏が見える。
だから、裏見草。
平安時代には「裏見」を「恨み」に掛けた歌が
多く詠まれたそうです。

むかしの人の自然へのまなざしは深かった。





　　みづくきの岡の葛葉も色づきて今朝うらがなし秋のはつ風
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　新古今集　顕昭法師


▼ともあれ、この葛は、パワフル。
ぐんぐん伸びて、なにしろ20mもあるんだって。
なにせ、野を山をおおいつくすほどだから。




へぇ～。





花オクラ。
はじめて食べました。

花びらを洗って、
　（ネットで調べてみたら、さっと湯がいて酢の物などがいいらしい。
　　生でも食べられるとかいてあったので）
そのままレタスの上にばさばさのせて食卓へ。
おおきなまま、ちょっとマヨネーズをつけて口に入れたら、
サクサクと、わずかに粘りを感じた。
おいしい♪
　　（花だから、味は、あまり期待していなかったからか）

花を喰う。
それは特別なこと。
とても愉しみました。
また食べよ。

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