●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】

~苔玉【Moss ball】という、緑の地球。野想系~

●家って。<旅メモ8.>

2011年09月30日 | 番外編<その他>

旅行すると目につくもの。
福井、石川、富山、岐阜を訪れて、
家が気になりました。
古くからその土地にあった造りがされている家は
美しい。

富山県砺波市のあたりに行くと、
まるで神社のような、木々が茂る一角がたくさん目にうつります。
「かいにょ」と呼ばれる屋敷林が心に残りました。
農家が一軒一軒離れて点在する「散村」というかたちだそうです。
たいそう広い敷地に、大きなどっしりした家。



▼ホテルの案内で見つけた「かいにょ苑」に。
行ったのは午前9時頃。
本当は10時からだというのに、
ご親切に鍵をあけていただき、抱いたままなら犬もOKということで
見学することができました。
 【旧金岡家住宅】富山県の砺波平野散村地帯の典型的な大型農家。
         砺波市指定文化財。
         敷地は約640坪。家の広さは1階部分が85坪。

明治時代以前は、この家のような茅葺き屋根だったそうですが、
今は、黒く艶のある美しい屋根瓦の家がほとんどでした。




「ニワ」と呼ばれる土間です。ここが家族用の出入り口。
あと、お客さま用、お寺さん用など玄関が3つありました。

お庭。屋敷の南西側にカイニョ(屋敷林)があります。

お座敷。

お客さま用の玄関。

神棚も立派。

茶の間。
左奥に扇風機が見える小さな部屋、今は物置に使われていますが、
かつては、年寄りの部屋だったそうです。
窓もなく狭い部屋。お~…。

家族はその横の小さめの部屋二間で寝起きしていたそうです。
個室なんて考え方は、なかったんだろうなぁ。


囲炉裏。


広間の太い柱と梁です。ケヤキだそうです。
ウシと呼ばれる太い横の梁を渡し、
その上にハリマモンと呼ばれる差鴨居をめぐらしている。
このような構造をワクノウチ造りと呼ぶ、砺波平野の農家の特徴となっている。(パンフレットより転載)


仏間。前だけでなく、後ろ側からも襖で開けられるような構造です。

お庭にどんとあったのは、灰小屋です。
囲炉裏などでできた灰をここに貯蔵し、肥料用に使ったそうです。


駆け足で見て回りました。
このとき、雨がたくさん降っていて、
前日に見た屋敷林の景色を写真に撮る予定は、×に。

大きな古い家を見ると、
こんな家に住む主婦は、お掃除がたいへんだっただろうな~と
つい平凡な感想が…。

ドライブしていると、
ほんとにどっしりした大屋根の大きな家が目立ちます。
新建材の家がオモチャのように見えてきます。

祖先そのものがまだ存在するような大きな家。木々。
そんな家に住んでいると、
「家」という存在が大きく感じられるんだろうな。



****************************************************************************************


↑シッポ応援団>先々代の白プー、先代のシルバープー、現役の茶プー。

ブログランキング ガーデニング部門に参加しています。
クリックで応援お願いしま~す。
●blogランキングへ●


にほんブログ村 花ブログ 季節の花へにほんブログ村

****************************************************************************************







コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

2008年4月8日設置

カレンダー

2011年9月
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

プロフィール

プロフィール画像
自己紹介
ブログを始めたのは糖尿病で目が不自由な愛犬「ルナ」がキッカケ。ハンドルネームは同じく「るな」です。趣味は苔玉づくり。つくりすぎて家の外も中も苔玉ごろごろ。植物名を覚えるのがもっかの目標です。
  • RSS2.0

アクセス状況

アクセスアクセス
閲覧 207 PV DOWN!
訪問者 151 IP DOWN!
トータルトータル
閲覧 6,958,659 PV 
訪問者 1,867,457 IP 
ランキングランキング
日別 6,682 DOWN!
週別 4,433 UP!

フィードメーター - ●苔玉ごろごろ、だから苔想●●【道草めも】