旅行すると目につくもの。
福井、石川、富山、岐阜を訪れて、
家が気になりました。
古くからその土地にあった造りがされている家は
美しい。
富山県砺波市のあたりに行くと、
まるで神社のような、木々が茂る一角がたくさん目にうつります。
「かいにょ」と呼ばれる屋敷林が心に残りました。
農家が一軒一軒離れて点在する「散村」というかたちだそうです。
たいそう広い敷地に、大きなどっしりした家。
▼ホテルの案内で見つけた「かいにょ苑」に。
行ったのは午前9時頃。
本当は10時からだというのに、
ご親切に鍵をあけていただき、抱いたままなら犬もOKということで
見学することができました。
【旧金岡家住宅】富山県の砺波平野散村地帯の典型的な大型農家。
砺波市指定文化財。
敷地は約640坪。家の広さは1階部分が85坪。
明治時代以前は、この家のような茅葺き屋根だったそうですが、
今は、黒く艶のある美しい屋根瓦の家がほとんどでした。
「ニワ」と呼ばれる土間です。ここが家族用の出入り口。
あと、お客さま用、お寺さん用など玄関が3つありました。
お庭。屋敷の南西側にカイニョ(屋敷林)があります。
お座敷。
お客さま用の玄関。
神棚も立派。
茶の間。
左奥に扇風機が見える小さな部屋、今は物置に使われていますが、
かつては、年寄りの部屋だったそうです。
窓もなく狭い部屋。お~…。
家族はその横の小さめの部屋二間で寝起きしていたそうです。
個室なんて考え方は、なかったんだろうなぁ。
囲炉裏。
広間の太い柱と梁です。ケヤキだそうです。
ウシと呼ばれる太い横の梁を渡し、
その上にハリマモンと呼ばれる差鴨居をめぐらしている。
このような構造をワクノウチ造りと呼ぶ、砺波平野の農家の特徴となっている。(パンフレットより転載)
仏間。前だけでなく、後ろ側からも襖で開けられるような構造です。
お庭にどんとあったのは、灰小屋です。
囲炉裏などでできた灰をここに貯蔵し、肥料用に使ったそうです。
駆け足で見て回りました。
このとき、雨がたくさん降っていて、
前日に見た屋敷林の景色を写真に撮る予定は、×に。
大きな古い家を見ると、
こんな家に住む主婦は、お掃除がたいへんだっただろうな~と
つい平凡な感想が…。
ドライブしていると、
ほんとにどっしりした大屋根の大きな家が目立ちます。
新建材の家がオモチャのように見えてきます。
祖先そのものがまだ存在するような大きな家。木々。
そんな家に住んでいると、
「家」という存在が大きく感じられるんだろうな。
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