鈍いなまくら刀で社会を斬る!

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トップ下という時代錯誤

2018年06月11日 02時32分14秒 | サッカー
トップ下というポジションを使ったシステムですが、とうに時代遅れです。
今どき、それが出来るのはぶっちぎりなスペシャルな選手がいる時。
レベル的には、イニエスタとかメッシとかCR7とかジダンとか。
そういうレベルです(実際のポジションでなく、あくまで選手のレベルの話です)。

それはそのチームでスゴイ!とかではなく、世界的に見てスゴイ!というレベルの
選手でないと、つとまらないポジションです。

10年前は流行もあったのでトップ下を置く国もいましたが、流行が終わり、
冷静に考えるとスペシャルな選手がいない多くの国はトップ下という
戦略やフォーメーション、個人戦術をとることを止めています。

日本はそれが「自分たちのサッカー」だというなら、しょうがないです。
でも、トップ下は、明らかに潰しやすい(日大じゃないです)。
負けるとわかっていてそれを使うのは愚の骨頂です。

スイス戦のスタッツを見た人はわかりますが、トップ下を「自分の家」と言う
本田はペナルティエリアの中で一度もボール受けてプレーしていない。
彼の能力やコンディションは置いておいて、スイス程度の国に対峙しても
トップ下というのは成立しないのです。

ただ、これは今までの話をちゃぶ台返ししますが、香川は通用します。
彼も特殊技能を持っている選手です。
コンディションと試合勘の問題はありますが、「絶好調」の香川であれば
通用する対戦相手はいます。

そうなると問題は香川が「絶好調」であるかどうかですが、マネージメント側
からすれば、そこに依存出来ないわけです。
ですので彼に頼らないチームをつくるしかありません。
トップ下を置かないシステムです。

幸い、ハーフスペースを支配出来る、乾・原口がいますので彼らをフル活用して
トップ下のない仕組みで組み立てていくしかありません。
そしてもし、その時香川が「絶好調」であれば違いを出せる選手して出場させる。

基本的に「トップ下」は幻想です。ありえません。

そんな無理筋で戦わなくても、運動量と縦への速いパスで、ハーススペース支配し
ネガティブトランジションでは、「そこにいる」というポジショナルプレーで
勝負出来ます。

西野監督はどこまで、戦略と個人戦術を持っているかわかりませんが、
細かいことは置いといて、とにかく勝て!!



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