ひっそり一口馬主

競馬(特に一口馬主)の恥をブログでさらす。

デビュー直前!血統構成再確認

2008年06月21日 23時31分55秒 | 過去の出資馬
さて、いよいよ明日メイクデビュー(笑)のシルクドミニオン。
ここで、もう一度血統構成を確認。負けた時の言い訳を先にしておこう。

シルクドミニオン

父キングへイロー
母ボヘミアグラス(ソヴィエトスター)

血統自己評価
 □□□○○△□○ 3B級 マイル~中距離向き


シルクドミニオンはNorthern Dancerの4×4を呼び水にした配合で、位置関係から主導はHalo内Almahmoud。父とBMSソヴィエトスターからスピード、祖母からスタミナを補給したスピード・スタミナ兼備の配合馬。
Northern Dancer以外に5代以内のクロスがなく、父の産駒としては比較的シンプルな血統構成となっている点と、父母の血をきめ細かく生かした点が長所で、開花後の安定感が望める内容となっている。

だが、はっきり言って2歳戦、しかも6月デビューとなると不安点は多い。

まず主導がやや不明確となったこと。
Almahmoudが主導なのだが、母の母内にAlmahmoud~Mahmoudの血がないことに加え、血の流れ的にはNearco~Phalarisのほうが多数派になっているため主導の項目は□とした。母の母リーディングロウルはBlenheimが多数派なので大きなマイナスでは無いとは思われるが、脚質の切れという点では不安が残る。
いかにも1200m戦に向いた内容ではない。

さらに、クロス馬が68と多いことと、スタミナ勢力のPrincequilloとBull Leaと主導の結合が弱い点からも、開花には時間が掛かるタイプでもある。
そのドミニオンがこの時期にデビュー出来るのは、ここまで順調に調教出来たことと、千代田牧場の育成の優秀さの賜物だろうが、本来は秋以降の中距離戦でデビューするべき馬で、早期の短距離戦を使い続けることは素質の芽を摘みかねない行為である。
出来れば明日のレースで勝って、使うレースの回数を減らして欲しい。

坂口正大調教師はマヤノトップガンを育てた事もあるし、所属の浜中騎手を優先的に騎乗させる点など、好感の持てる人物である。
出来るなら、ドミニオンで最後の一花を咲かせて欲しいものだ。