2次募集に向けての最重要イベントがセレクトセール。
今回はラフィアン・セゾンに加えて、シルクも参戦してくるだろうから、その重要性はさらに高まるはず。
そのオンラインカタログが早くも公開された。
ざっと血統表を眺めてみたが、やはり全体的に血の質は良く、とんでもない配合も少なく、さすがセレクトセールと思わせる内容だった。
そんな中で、特に目立った配合馬は3頭。
以下にその血統と配合の特徴を記しておきたい
ネオユニヴァース×ツーオブハート(メジロマックイーン)
父の傾向を受け継ぎ、Hyperionの仔Barley Cornを主導にShuntangを強調した配合。メジロマックイーンの生かし方が素晴らしい。Barley Cornの配合は明らかに2流なのが唯一の問題点。
ストラヴィンスキー×ボーンスター(サンデーサイレンス)
母ボーンスターは、サンデーの初年度産駒の中でもっとも見どころがあると評されたエストラード(1A級)の全妹で、Mahmoudを主導にした内容。その母の流れを受け継いだ配合で、Almahmoudwo主導にNureyevを強調した配合になった。Nureyev内の特殊な血(Orby、Papyrus、Foxhunterなど)をきめ細かく生かしたマイル~中距離向きの配合馬。
フレンチデピュティ×タイキヴィーナス(Be My Guest)
Northern Dancerの3×4を呼び水にBe My Guestを強調。Nasrullahのクロスは無くNearcoの主導は明確で、欧米の血の結合も悪くなく、血の質も良い。スピード対応に苦労しそうな内容だが、仕上がれば中距離オープン級での活躍が期待できるだろう。
以上3頭は写真で見る限り馬体も良く、まず走らないとは考えられない。
どれか1頭でも募集に引っかかってくれるとありがたいのだが。