家から歩いて5分くらいのところに毎年蛍が出る。そんな場所が幾つかある。見に行くとしたら6月の半ば。丁度今頃。夜の写真は思った通りに撮れないので今年は開き直って三脚ナシの手持ち撮影の手ブレモード。見に行ったら今までで一番多いかもしれないと思った。蛍の数は毎年違ってもう来年からは見る事は出来ないかなと思うくらい少ない年も何度かあった。家に少し連れてきた、というより持って来たというか誘拐というか。家の中で逃げられても電気を消すと居場所が分かるってのが他の虫には無い特徴。電気を消し、だからどうしたって写真を撮ってまた元の所に行って離してきた。ヨメは目の前の田んぼにと言ったけど源氏蛍は田んぼではなく水路。離すと一斉に飛んでった。弱ってなくてよかった。
ここに来た頃は何時行っても誰かしら見に来ていた。だけど年々減って去年は1人、今年はゼロ。兎に角見に来る人は減少傾向。これも少子化の副作用かな。それともこの集落では蛍なんて珍しくないからかな。カラスが鳴いたって一々見に行かないのと同じだよみたいな。でもヨメみたいに毎年何処かの山に花を見に行く人は居る。そんな人の割合は少ないだろうけど、人の数が減ったせいかもしれないな。
毎年蛍の時期になると夜の写真の修行をしてなかったなと後悔。写すチャンスは毎年何度もやってくる。そのチャンスを毎年見送る凡人。というより凡人未満か。そんな蛍は今月一杯は見ることが出来る。来年を待たなくても明日とか明後日でも…