先週、ヨメは実家から自分の荷物を持ってきた。形見分けなどという洒落たものではなくあくまでも自分の荷物。これまでは親が居たからズルズルと先延ばしにしてたけど、これからは風当たりが強くなる。そこで風が吹く前に持ってくることにした。
そこでオレサマは懐かしい物を見つけた。懐かしいといっても7年前のことだ。この茶碗を姪っ子が見て
淵となりぬるが無いと言ったのだ。こんな崩した字なんて読めないオレサマには何の事かサッパリ分らない。兎に角ここに書かれているのは百人一首の1つ。最後の句が無いというのだ。
筑波嶺の
湯飲み茶碗を1周して撮ってみると、
恋ぞつもりての次に初めの
筑波嶺のに戻ってしまうのだ。こんなのを見つけるとは凄いと思った。
峰より落つる
みなの川
恋ぞつもりて
淵となりぬるが恋ぞつもりての次に無い!
この湯飲み茶碗は結婚式の引き出物か何からしい。全国にってほどではないけど少なくとも数百個は生産されてたものだと思う。他に誰か気付いた人は居たのかな。