ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

切れない痰には加湿器

2011年05月23日 09時20分09秒 | 思ったこと
 5~6年前、口の中を手術した時に鼻が詰まって参った。手術して約1週間後、風呂に入れるようになった時、湯気の中に居ると楽なのが分った。病院の温度はまぁまぁコントロールされてるが湿度は低目というのもその時分った。

 そこで加湿器を友達に借りて病室に入れた。そんな経験があるのにヨメ父の痰には全く思いが及ばなかった。ヨメ父は痰が中々切れずに苦労してたんだけど、入院した時に初めて加湿器の事に思い至った。

 初めて見舞いに行く途中でヨメが加湿器を買っていくことにした。ところが加湿器は冬の商品らしく中々見つからない。ようやく見つけたら小さなのが1つだけ。そんな風にして手に入れたけど2日目くらいで酸素マスクを付けるようになったので不要となってしまった。

 お通夜の時にヨメ父の弟も痰が絡んで困ってるという話を聞いた。じゃぁ使って貰おうということで数日後、持って行った。ヨメ父の弟は横になってる事が多いので小さい加湿器でも顔の近くに置くことで楽になったそうだ。そんな話はその夜、仕事から帰って来た息子からの電話で知った。
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記憶

2011年05月23日 09時19分39秒 | 思ったこと
 ヨメ側の親戚と会う機会は法事の時くらいだから困ったもんだ。ようやく顔と名前が一致するのがまぁ半数。その中にお通夜の時に初めて話をした人が居た。それが痰が絡んで困る叔父の奥さんだ。奥さんと言えば聞こえが良いが立派な婆さんである。

 この婆さん、俺と話してる時、別の人と数分挨拶をしてる間にこの俺の事をすっかり忘れてた。こちらに振り向いた時 「 あんたは誰だっけ 」 と言われてしまった。冗談かと思ったけど本当らしい。

 翌朝、火葬場で顔を会わせた時は思い出してくれた。でも一生懸命思い出そうとしてたようだ。記憶力はかなり怪しいがそういう努力をすると衰えるスピードを遅く出来るかもしれないと思った。でもそれはやはり難しいようだ。

 こんなに記憶力が怪しいのに会話はまともだし冗談も通じる。ボケてるなんて思えないくらいこちらの言ったことに直ぐに応えてくれる。

「 おばさん、困るよぉ忘れちゃ 」
「 こんな良い男忘れるもんかね 」
「 まったく何処でそんな言い方教わったんだい 」
「 ハッハッハッ 」


 数日後、加湿器を持って行った時はかろうじてオレサマの事は覚えてた。兎に角加湿器をセットし、30分ほど話をして帰って来た。ところが数時間後にはボッケ家が尋ねたことはすっかり忘れてたのだ。仕事から帰って来た息子がその婆さんから「 今日は誰も来なかった 」 って言われたのだ。加湿器があるから変だなぁと思ったら親父が 「 ヨメ子と旦那が来て… 」 とフォロー。

 そんな婆さんだけど日常生活では困らないようだ。過去の記憶はしっかりしてるってことだ。そこでボッケ家に教訓が生まれた。老後にこんな事になった時、せめて昔話を懐かしめるように今のうちに思い出になるような事を沢山して置いた方が良いなぁ、と。
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