東京、神奈川に延べ25年は住んでたので震度1~3くらいの地震は何度も経験してる。最も強かったので震度4が1回あったかどうか。今回、佐久の震度は発表では5弱となってたが体感的には3程度って感じだ。人の体感・行動、屋内の状況、屋外の状況と照らし合わせてもそんな感じだ。
ただ今回の揺れは今まで経験した小刻みな揺れではなくフェリーに乗ってる時のようなゆったりとした揺れだった。そして音は全くしなかったと言ってもいいくらい静かだった。一番大きな揺れが来た時は台所で洗い物をしてたんだけど、最初は眩暈でも起きたのかと思った。でも吊るしてある物が少し揺れてるのを見て地震だと分かった。直感的に東北の地震だと思った。
直ぐに電波時計のところまで行ったら14時49分を5秒ほど過ぎていた。だから揺れだしたのは14時49分00秒頃かな。三陸沖で最大震度7になった時の時刻が14時46分だから3分ほどで地震波がやってきたようだ。震源からの距離は400km~500kmくらいだから秒速3kmくらいか。時速にしたら10000kmだからざっとジェット機の10倍だ。
揺れは1分ほど続いたが心配して電話をくれた山梨の友達は20分くらい揺れていたと言っていた。確かにそう言われるとそんな感覚、揺れてるような揺れてないようなという感覚が暫くの間あった。外の薪置き場を見ると家の壁との位置関係が横方向に変るのが見えた。振幅は大きいから地震計の針は大きく振れただろう。これが震度5弱の根拠かもしれない。
しかし時々外れる額縁が何とも無い。この額縁は下の部分を板の継ぎ目の溝に引っ掛けてるだけだから当たり前。ところがそれが全く無事。山梨の別荘に電話すると怖かったけど大したこと無いと言う。そのくらい大したことは無かったのである。
その後の映像は今まで見たことないような映像ばかり。不謹慎だけど笑って見てしまうようなものばかり。津波で押し流された家や車が畑の上を流れてる様子は今まで日本では見たことないものばかり。街全体が流されたとか…