小諸の街の中はケバケバしくて嫌いだけど千曲川の左岸から見た景色は好きだ。渓谷が見えるところだとスイスの写真を見てるような雰囲気がある。こんな景色が見える場所に住んでみたいけど、ここは南側に崖があるので日陰。所々に雪が残ってるからけっこう寒そうだ。
佐久や小諸には崖が多い。何気に見ていたその崖は良く見ると全く違う土が2つに分かれてたりする。そんなのを見つけてから最近そこに見える地層に興味を持った。この辺りの地面は浅間山や黒斑山(くろふやま)が噴火したり崩壊した時のものらしい。また八ヶ岳も関係してたり地殻変動もあったりでその成り立ちは思ってたのより複雑みたい。
そんなこんなで小諸に地層を見に行った時に布引観音(ぬのびきかんのん)ってところにヨメと行った。でも家を出たのは昼はとっくに過ぎた3時頃というのんびりモード。ヨメは過去に来たことがあるらしいけど俺は初めてだ。
そこはこんな崖の上の方にある。写真ファイルの時間によると15分くらいで着いたようだ。でも物珍しさもあって何時の間にか着いたって感じだ。というのも帰り道、こんなに歩いたっけって感じたからだ。
布引観音は岩に穴を開けたこのトンネルの直ぐ向こうにある。岩はけっこう脆いので比較的簡単に穴は開きそうだ。でも宗教にとって固かろうが関係ない、かな。
この崖のところに建っているというか貼り付いてるようなのが布引観音。手すりの所に立ったけどあまり長居はしたくなかった。ちなみにそこまでの道は全然怖くない。怖いのはここだけ。
道中色々な形に侵食した岩壁を見ることが出来るけど残念ながら地層に関する知識がゼロ。これが江戸時代の浅間山の噴火で出来たどうたらなんてのが分ったら面白いはず。ここに来る前に図書館で浅間山噴火について書いてある本を何冊か借りてたんだけどなかなか難しい。