1960年頃、日曜日の朝にじゃじゃ馬億万長者っていうアメリカのドラマをTVでやっていた。話の筋は殆ど覚えてないんだけど正装して畑に行ってたような微かな記憶。勿論移動は車。当時田んぼや畑とは無縁な場所に住んでたけど車でそういう場所に行くというのが印象的だったので覚えてたんだろう。
野良仕事で正装こそしないけど田んぼや畑に車があるのは今では珍しくない。特に稲刈りの頃には家族総出ということもあって乗用車が多い。こういう光景を見ると昔はどうやって田んぼに行ってたのか、どうやって収穫した米を持って来たのか想像が付かない。
庭に生えていたのをヨメが少し前に見つけてた。子供の頃、お腹が痛いっていうと婆さんにこれを煎じたのを飲まされたこのゲンノショウコ、まさか漢字にしたら現の証拠とは想いもしなかった。(胃腸に)実際に効く証拠だからそういう名前だそうでそんな話は初耳。
花の大きさはオオイヌノフグリくらいで小さい。花から熟した実まで色々な状態が一度に撮れた。
庭にはこの蜘蛛の巣が幾つかあるが人が住むようになったせいか数は随分と減った。数年前、昼のバラエティ番組で格安訳あり物件なんてのをやっていた。その理由が家の裏の藪にこの蜘蛛が幾つも居るというものだった。田舎では当たり前の蜘蛛も都会から見ると皆訳ありのようだ。
4年前にも登場したこの蜘蛛の名前であるジョロウグモなんだけど、背中は緑だけど腹の方は赤いってことでその模様の艶やかさ故そういう名前が付いたそうだ。ところが元々は女郎ではなく上臈(じょうろう)だったそうだ。それが訛っちゃったらしい、というか耳慣れない難しい言葉なので受け入れられなかったんだろう。上臈とは身分の高い女官。この蜘蛛の事はずっと前から知ってたけど名前の話は今回初めて知った。
大きな雌の上に居るゴミのようなのが雄。雄は間違って食べられちゃうこともあるらしい。だから雄が周りに数匹居るのかな。「 ったく恐ろしいヨメだからこっちに来たよ 」 「 俺、お前のヨメの方が良いと思って家出しようとしてたところだぜ 」 なんて会話は無いだろうけど、兎に角妻恐るべしな世界。