ボッケニャンドリの思ったこと

思ったこと感じたことを書いているけど間違い、勘違い、思い込みも(^^;

「 自然 」 は嫌われていると思う

2009年10月15日 08時47分24秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 前にも書いたと思うけどボッケ家のある集落は元は林だった。でも分譲地となっても家が建つまでは木は切られる事はなかった。そして幾年月。土地が中々売れないと不動産屋は木を全部切る。木が育ち過ぎると倒れるのが不安ってことで根元から切る。上の方だけ切るのは手間も費用もかかるからだ。

 それでも木が残っている土地はある。そんな所に家を建てようとするとどうなるか。まず建設業者が作業し易いように木を全部切る。場合によっては施主が全部切ってくれと依頼する。たった5年前、プチ軽井沢のような雰囲気だった場所が単なる新興住宅街になった。

 それでもまだちょっとまとまった林が3箇所ほど残っている。ところがそのうちの1つが今無くなった。広さはどのくらいだろ、500坪くらいはあるかな。まさかと思ったけどこんな太い桜の木もバッサリ。


山桜の直径は70cmくらい


 こんな風に最近になって木が切られるようになった大きな理由がある。会った事は無いけど向かいの老人の死だ。その人は集落内で木を切る話が持ち上がると木を切るなと説得したそうだ。この地に一番早く家を建てた人ってことで皆渋々従っていた。ところがその人が居なくなってからそれまで切りたくてしょうがなかった人や木を切って薪にして売る人が移り住んで来たリってこともあって見る見るうちに木が減ってしまった。

 木を切りたい理由は倒れたら危ない、雨どいに落ち葉が溜まる、日影になる、中が出るってところだ。そういう人が何故こういう所に来たのか理解に苦しむが自然が残ってるっていうのはそういうことだ。

 「 自然を残した方が良いか 」 という質問をすればその真意を特に詮索しなければ10人中10人は残したいと答えるだろう。では何処に残すか、誰の土地に残すかとなると 「 残したい 」 と言う人は激減しそうだ。ちなみにヨメは毎日この林のところを通って職場を往復するんだけど、木が無くなったの何時気が付くかなぁ。
コメント (2)
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正しく使えば安全で便利な道具ってナーニ

2009年10月15日 08時45分54秒 | 薪ストーブ、木こり、チェーンソー
 答えはチェーンソー。新入隊員報告記(第119号)にはそう書いてある。だけど道具は正しく使えば安全かというとどうだろう。場所は山の中だ。正しく使ってる時に足元に蛇や大きな百足が現れたり顔の辺りに雀蜂が飛んできたらどうだろう。平常心を保ってチェーンソーを正しく使えるだろうか。足場が悪いからバランスを崩すことだってある。

 体験報告記の写真ではズボンはGパン、履物は見えないが記事には地下足袋とある。もうノーガード戦法だ。矢吹丈様と呼びたいよ。恐らくこの学生は満足な成果を得たものの再び間伐に参加することは無いんじゃなかろうか。しかしチェーンソーの話題が出ると妖しい宗教の宣教師のように安全を説き続けるのだろう。そんな事を勝手に想像してみた。

「 自然の中で仕事するって凄い気持ちいいよ 」
「 んなこと言って虫が出たらキャーキャー騒ぐんじゃないの 」
「 私、チェーンソー使って木を倒したことだってあるのよ 」
「 チェーンソーってさぁ、スッゲェ危ないんだろ 」
「 また居たよ、何も知らないのに危ない危ないって言う人が 」
「 だって爺っちゃんがすげぇ怪我したって言ってたぜ 」
「 それはね、正しく使ってないからよ 」
「 ・・・・・ 」
「 今のチェーンソーって昔のと違って安全装置があるのよ 」
「 まぁ確かに爺ちゃんが怪我したの俺が生まれる前だよなぁ 」
「 でしょ。ちょっと操作間違えてもエンジンがピタッと止まるのよ 」
「 そうなんだ 」
「 あれで怪我するなんて有り得ないわよ 」
「 ふーーーん 」
「 信じてないわね。だったらボランティア行ってみたら 」
「 じゃぁ一緒に行かないか 」
「 私は営業研修があるし、そういうのもう無理かなぁ 」


 「 ぅぅん、事務局長(技術指導した人)ってぇ、初めは恐いって言ってた女子学生をこんな風に変えちゃうなんて恐いヒトね、つねっちゃう 」
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