曲学阿世:真実を追求し、虚実の世間に迎合するようなことはしたくない。

真実を曲解し不正な情報によって世間の人々にこびへつらい、世間にとり入れられるような、ことはしたくない。

「武力行使「隣国要請」は認められない!

2014年09月27日 09時56分52秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、
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 イスラム国によるテロの危険を理由に「自衛権」を合理化しているが、欧米が中東諸国に軍事的関与を続けてきたことこそにそもそもの原因がある…と、孫崎享さん。

あらゆる政策においてもはや民主党は自公安倍政権の補完になり下がった!

2014年09月27日 09時56分26秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、

沖縄知事選普天間基地、編野古移設に反対表明の喜納昌吉氏を公認も支援しな

意向を明言したことは、もはや、党本部や連合などのすり合わせ理由によらず、
自公と対峙する政党ではなく、むしろ補完する政党にほから無いことを明言したよう
なものである。民主党の政策は沖縄知事選普天間基地問題ばかりではなく、消費増税も賛成TPP参加等も賛成であり、自公が進めている経済政策新自由主義、大企業、富裕者、多国籍企業優先の政策も自公と同じであり、今や完全に自公を補完する政党になっている。国民の支持を失い、壊滅寸前になっている民主党の再生はま
無理と言わざるを得ない状況である。
 ※下記の記事は毎日新聞ホームページより引用掲載
 
走の民主 喜納氏を公認せず2014年9月25日(木) 7時1分掲載

<沖縄県知事選>海江田代表、喜納氏を公認しない意向明言

 民主党の海江田万里代表は24日の記者会見で、沖縄県知事選に県連代表の喜納昌吉元参院議員が出馬表明したことについて「党本部や連合と意見のすり合わせをする努力の跡が見られず、公認してくださいといっても無理だ」と述べ、公認や推薦を含め支援しない意向を明言した。(毎日新聞)

辺野古米軍基地建設「腹八分目六分目」の意味

2014年09月27日 09時56分00秒 | 政治経済、社会・哲学、ビジネス、

    

植草一秀の『知られざる真実』」

                             2014/09/25

             辺野古米軍基地建設「腹八分目六分目」の意味

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喜納昌吉元参院議員が沖縄県知事選への出馬を表明した。

琉球新報は次のように伝えている。

民主党県連代表の喜納昌吉代表(66)は24日、那覇市内で会見し、11月
16日投開票の県知事選への立候補を表明した。米軍普天間飛行場の移設問題
で、名護市辺野古埋め立ての承認撤回を主要公約に掲げるという。喜納氏は
「民意は承認撤回で、それに応える政治が出てこないといけない」と述べた。

ただ民主党本部は知事選では候補者を擁立せずに自主投票とするよう求めてお
り、これに従わない場合は県連幹部の処分も検討する方針。民主党の支援団体
の連合は翁長雄志那覇市長の推薦を決定しており、連合沖縄は県連に再考を促
す考えだ。

喜納氏は会見で「(既に出馬を表明した)3人に辺野古撤回を明確に提言され
る方がいない」と話し、党本部からの処分を受けても出馬の意向は変えないと
した。【琉球新報電子版】

11月16日に投開票日を迎える沖縄県知事選の最大の争点は、沖縄県名護市
の辺野古海岸を破壊して建設することが予定されている米軍基地新設の是非で
ある。

沖縄県民は4年前の県知事選で辺野古米軍基地建設阻止の意思を明示した。

現在の沖縄県知事である仲井真弘多氏は、普天間飛行場の県外・国外移設を公
約に掲げて知事に選出された。

その仲井真氏が昨年12月に、公約を一方的に破棄して、政府の辺野古海岸埋
立申請を承認した。

県民との約束を踏みにじって辺野古米軍基地建設を容認したのである。

また、名護市民は2010年以来、4度実施された市長選、市議選で、4度と
も辺野古米軍基地建設拒否の意思を表明してきた。

この民意を無視して安倍政権は辺野古米軍基地建設を強行しようとしている。



沖縄知事選では現職の仲井真弘多氏が辺野古米軍基地建設推進の方針を掲げて
三選出馬を表明。他方、元自民党の翁長雄志那覇市長が辺野古米軍基地建設阻
止の主張を掲げて出馬を表明した。

さらに、下地幹郎前衆院議員が県民投票実施を提言して出馬を表明している。

ここに、新たに喜納昌吉氏が名乗りを上げた。

知事選最大の争点である辺野古米軍基地建設問題については、現在基地建設を
推進している安倍政権の菅義偉官房長官が9月10日の記者会見で次の言葉を
発した。

「最大の関心は沖縄県が(辺野古沿岸部の)埋め立てを承認するかどうかだっ
た。知事が承認し粛々と工事しており、もう過去の問題だ。争点にはならな
い」

「仲井真知事が埋め立て承認を決定した。そのことで一つの区切りがついてい
る」

菅氏が強調したことは、辺野古海岸の埋立申請を仲井真知事が承認したことが
すべてであると述べているのだ。

しかし、仲井真知事の埋立申請承認に正当性はない。

仲井真氏は沖縄県民と、辺野古米軍基地建設阻止の約束を交わしているのであ
る。

仲井真氏の埋立申請承認は県民との公約に反するもので、民主主義の根幹を踏
みにじる暴挙である。

この点を踏まえれば、菅義偉氏の発言も暴言、妄言であると言わざるを得な
い。



この経緯を踏まえると、今回の知事選における最大の争点は、新知事による埋
立申請承認撤回ということになる。

辺野古米軍基地建設を強行推進している安倍政権の責任者が、埋立申請承認が
すべてで、これが存在する以上、辺野古米軍基地建設を粛々と進めると明言し
ているのだから、これを止めるには、まず、埋立申請承認を撤回するしかな
い。

このことから、私は本ブログ、メルマガを通じて、9月11日以来、一貫して
「辺野古埋立申請承認撤回」が知事選最大の争点になると主張し続けてきた。

このなかで、翁長雄志氏が9月13日に知事選出馬表明記者会見を行った。

記者からの質問は埋立申請承認撤回問題に集中した。

しかし、この質問に対して、翁長雄志氏は合理的で説得力のある説明をまった
く示さなかった。

このために、記者が執拗に翁長氏の真意を質すという展開になった。

これに対して翁長氏は、

「普通の人がそのような質問をするというのは失礼にあたる」

などと逆切れする場面を示したのである。



辺野古米軍基地建設阻止を求める県民と各種団体の知事選戦略は、辺野古基地
建設阻止を訴える候補者を一人に絞り込み、この候補者に投票を集中させるこ
とである。

その統一候補者として翁長氏が擁立されてきたという経緯がある。

この流れを尊重するのであれば、9月10日の菅義偉官房長官発言を踏まえ
て、翁長氏は辺野古海岸の埋立申請承認撤回を確約するべきである。

埋立申請承認撤回がなければ、事実上、辺野古の海を守ることはできない。

喜納昌吉氏がこの情勢下であえて出馬を表明したのは、翁長氏の姿勢に不透明
さを拭うことができないからであると考えられる。

翁長氏が埋立申請承認撤回を確約し、これを公約に掲げるなら、喜納氏が出馬
する必要性は消滅する。

喜納氏は翁長氏に埋立申請承認撤回を迫り、翁長氏がどうしても埋立申請承認
撤回を公約に掲げないなら、辺野古米軍基地建設阻止の真正候補として知事選
に臨むということになるのだろう。

この場合、辺野古米軍基地建設阻止をもとめる県民は翁長氏ではなく、喜納氏
に投票を集中させるべきである。



翁長雄志氏の支持勢力が、本当に辺野古米軍基地建設阻止を求めているなら、
翁長氏に埋立申請承認撤回の確約を求めるべきである。

翁長氏の辺野古米軍基地建設阻止の方針が本物ではないのではないかと疑われ
る最大の根拠は、翁長氏が埋立申請承認撤回を確約していない点にある。

翁長氏はその理由について、再三、

「腹八分、腹六分」

と説明しているが、この「腹八分、腹六分」の言葉は、次のように解釈でき
る。

辺野古海岸の埋立申請承認撤回については、賛成意見と反対意見がある。

この問題を明確にすると、一致団結しての翁長雄志氏支持を得られなくなる。

そこで、この問題についての決着を明確にせず、埋立申請承認撤回に賛成の人
も反対の人も、腹八分、腹六分の状態でそれ以上を要求しないという対応を示
している。

こうなるのである。

ここで問題になるのは、埋立申請承認撤回に反対している人々の真意である。

その真意を明確に言い表したのが菅義偉氏である。

菅氏は、辺野古米軍基地建設の核心は、埋立申請承認であり、埋立申請承認が
ある以上は粛々と基地建設を進めるというものだ。

そうなると、埋立申請承認撤回に反対するということは、辺野古米軍基地建設
を容認するということと同義になる。

ということは、翁長雄志氏は、辺野古米軍基地建設を容認する人々の支持を得
るために、埋立申請承認撤回を確約できないと言っていることになる。



つまり、埋立申請承認撤回を明言できないということは、辺野古米軍基地建設
容認の支持者の意向を尊重せざるを得ないということであり、翁長氏が知事に
選出された場合、辺野古米軍基地建設容認の支持者の意向を尊重し、辺野古米
軍基地建設を容認する行動が取られる可能性が高くなると考えられるのであ
る。

辺野古米軍基地建設阻止を求める政治勢力が、それでも翁長氏を支持する理由
は何か。

それは、翁長氏が知事に選出されれば、沖縄県政の実権を確保できることであ
る。

辺野古米軍基地建設を阻止できなくても、沖縄県政の実権を確保できることに
なる。

そして、安倍政権はいま、辺野古米軍基地建設容認を条件に巨大な政治利権を
提供する方針を示している。

その利権を獲得するには、埋立申請承認撤回について、あまり詰め過ぎない方
がよいとの判断が生じても不思議ではない。



しかし、こうした利権中心の思惑で、主権者をある種のペテンにかける進み方
は問題が多い。

国民主権、代議制民主主義の根本を損ねるものである。

翁長氏は辺野古基地建設容認であるなら容認と、反対であるなら反対を明示す
るべきである。

そして、もし反対を明示するなら、その証しとして、埋立申請承認撤回を確約
するべきである。

「腹八分腹六分」の状態で、最も根源的な核心について、あいまいなまま選挙
に突入することは、主権者、有権者を冒涜するものであると言わざるを得な
い。



喜納昌吉氏はこの点が不明確、不透明であることを重視して、あえて出馬表明
を行ったのだと思われる。

喜納氏が所属する民主党は、すでに本ブログ、メルマガで記述したように、す
でに「臨終を迎えた」存在である。

県民の支持を完全に失っている。

喜納氏が辺野古米軍基地建設阻止の方針を明確に打ち出すために、埋立申請承
認撤回を確約して知事選に出馬する場合には、党除名などの処分を行ってくる
と予想される。

その場合には、喜納氏は堂々と、その処分を受け、県民の意思を代表する立場
で出馬するべきである。



繰り返しになるが、辺野古米軍基地建設を阻止するには、この考えを持つ県民
の投票を一本化しなければならない。

しかし、その候補者に求められる最重要の核心は、辺野古米軍基地建設を阻止
する具体的かつ有効な手段を公約として明示することである。

これまでの経緯を踏まえれば、翁長雄志氏が埋立申請承認撤回を明示するべき
なのである。

喜納昌吉氏が迫っているのは、まさにこのことであるだろう。

翁長雄志氏の支持者は喜納昌吉氏を批判するのではなく、翁長氏に埋立申請承
認撤回を迫るべきだ。

そして、その要求を翁長氏が頑なに拒否するなら、翁長氏の辺野古米軍基地建
設阻止の姿勢を疑うべきである。



沖縄県知事選最大の争点は埋立申請承認撤回問題に完全に移行した。

この問題がクローズアップされることを警戒する安倍政権は、マスメディアに
対して、この問題をクローズアップすることを阻止するための圧力をかけてい
ると思われる。

しかし、真実は最後に力を持つ。

沖縄県民は辺野古米軍基地建設問題を考えるときに、埋立申請承認撤回問題こ
そ核心であることに気付かざるを得ない。

本当に辺野古米軍基地建設阻止を求める県民は、埋立申請承認撤回を最重視す
ることになるだろう。

「腹八分、腹六分」という「あいまいな姿勢」は、辺野古米軍基地建設阻止に
対する「あいまいな姿勢」を示す証左なのである。

(゜o゜) 曖昧な姿勢はどっちに転んでもいいですか、との意味に受け取

られる。したがって、県民はそんな候補に入れることは、騙されることを

前提にしていることを意味する。自分のしっかりした意思に従って投票

することは、はっきりと反対、賛成の候補を選択すべきなのである。